離婚前から知っておきたい「年金分割の手続き」

離婚が頭をよぎった時

住まい・子どものこと・仕事・財産分与・養育費など

これから先のことを考えるため情報収集は必須です。

今回は、その中のひとつ「離婚時の年金分割」についてご紹介します。

手続きが複雑ですが、大切なお金のことなのでここでしっかり押えておきましょう。

年金分割の基礎知識

「離婚時の年金分割」とは”会社員や公務員の夫”と妻が離婚する場合に年金を受け取る権利を夫婦で分割できる制度です。

老後の年金が年金分割によって、年間20万増えたとすると20年間年金を受け取る場合は400万。
大きい金額ですよね。

しかし、この年金分割は、離婚すれば自動的に年金を半分もらえる制度では”ない”ことが注意です。

では、何を離婚前から押さえておくのがいいのでしょう。
手続きが少し複雑ですが大切なことなのでしっかり押えていきましょう。

離婚前から知っておきたい年金分割の手続き

年金分割の手続きの主な流れをご紹介します。

1. 年金分割のための「情報提供の請求」

「情報提供の請求」を年金事務所でします。

おおよそ3〜4週間で「年金情報通知書」が届きます。
離婚前でも後でもできる手続きですが、話し合いをスムーズにするためにも“事前”に行うのが賢い選択です。

また、既に離婚調停をされている、話し合いをされている方は急いで請求をしましょう。

2. 年金分割の割合について、夫婦で合意

夫婦で話し合いをします。
離婚の話し合いは、養育費・財産分与・慰謝料など多岐にわたります。
その中でつい年金分割のことは忘れがちですが、「合意」をすることを忘れないでくださいね。

夫婦間で合意できない場合には家庭裁判所に申し立てを行うことも可能です。
妻が夫に扶養されている「第3号」の場合は、平成20年4月1日から離婚するまでの「第3号被保険者期間」において、合意は不要となります。
(これを3号分割と言います)

3. 年金分割の請求

年金の分割割合が確定したら、年金事務所に「標準報酬改定請求書」を提出します。
提出した書類に不備がなければ合意した割合に年金が分割されます。

後日年金事務所から「標準報酬改定通知」が夫婦それぞれに郵送されます。

主な手続きはこんなイメージです。
年金分割の手続きは複雑で時間もかかるので、事前にスケジュールを立てて確認していきましょう。

年金分割の制度が複雑すぎてよくわからない方は

今すぐ年金事務所に電話し

「年金分割について教えてください。離婚はまだですが、離婚で話し合いをします」

というようにに問い合わせてくださいね。その際「ねんきん定期便」がお手元にあるといいです。

また、既に離婚が成立されている方で手続きをされてない方は時効が2年です!
すぐに年金事務所に確認してみましょう。

お役に立ちましたら、うれしいです。