Q&A.母子手当(児童扶養手当)の所得の計算方法
母子手当(児童扶養手当)の所得の計算方法についてお伝えします。
まず、サラリーマンの方は昨年の源泉徴収票、自営業などの方は確定申告書をお手元にお願いします。
Q.どうやって計算するの?
A.計算式は以下のとおりです。
所得額=年間収入金額-必要経費+養育費の8割-8万-諸控除
これでわかる方はすごいです。わかりにくいですよね。
では、ひとつづつご紹介します。
「年間収入金額-必要経費」
源泉徴収票では給与所得控除後の金額、確定申告書では所得金額の合計となります。
「養育費の8割」
言葉通り、養育費の8割の金額です。
平成15年に改正されて、母または子どもが受け取る養育費はお母さんの所得として追加されるようになりました。
「諸控除」
雑損所得、医療費控除、小規模企業共済等掛金控除など
寡婦控除、扶養控除などは入りませんので注意です。
「8万」
文字通りです。
この数字は健康保険や年金の社会保険料分の控除を一律8万としたものとこと。
以上で、所得額が計算できます。
母子手当の所得は一般の所得と計算方法が違いますので、気をつけてくださいね。
お仕事と手当の関係で、シングルマザーさんは一番悩まれるところだと思いますが、色々対策はあります。
特に正社員の方や所得制限を超えて支給額が0円になってしまった方は、ひとりで悩まずお気軽にご相談ください。
お役に立ちましたら、うれしいです。