奨学金のお話(大阪)【活動報告】

先日、大阪で、奨学金のお話をさせていただきました。

 

お金で夢を諦めないために活かされる奨学金。

2020年度から給付型奨学金と併せて授業料・入学金の減免を申し込めるようになりました。

コロナで大変な時期ですが、学ぶことを諦めないでくださいね!

 

授業料・入学金の減免の申込は進学先の学校ですが、通常の奨学金の申込は在学している高校になります。

今年度の高校3年生の申し込みは終了していますが、進学後に予期せぬ事情等で授業料の支払いが難しくなった方は、進学後でも奨学金を申し込めます。

 

では、奨学金の種類について簡単にご説明します。

奨学金には、返還の不要な「給付型奨学金」と、返還が必要な「貸与型奨学金」があります。

貸与型は無利子有利子があり、併用も可能です。

貸与型は卒業後に返還しなければいけませんので、借りる金額をよく考えて申し込みましょう。

 

給付型奨学金と貸与型奨学金、どちらも学生本人の成績や学習意欲の基準と、ご家庭の収入等の基準が設けられています。

申し込み期限は在学している高校によって異なり、高校3年生になってすぐに奨学金申し込みの案内がありますので、ご確認ください。

 

奨学金の申し込みにあたり、ご注意いただきたい点は、奨学金の振り込みは入学後であることです。

入学までには、受験にかかる費用・入学金・前期授業料が必要で、私立大学の場合、150万円ほど(自宅通学の場合)かかると言われていますが、これらは入学前に準備しなくてはいけません

この準備が難しい場合は、国の教育ローンなどを利用する方法があり、全国の金融機関で申し込めます。

他には、「生活福祉資金貸付」や「母子父子寡婦福祉資金貸付金」などのサポートもあります。各自治体にご確認ください。

 

社会人になってから返還する奨学金は、後輩の奨学金として使われます。1人1人がきちんと返還することによって奨学金は成り立っています。

しかし、どうしても返還が難しくなった場合は、返還額を減らすなどの対応がありますので、必ず借りた先にご相談くださいね。

 

高校生の時点では、社会人になってからのお金について理解するのが難しく、返還についてイメージしにくいかもしれませ。

ぜひ、ご家族みんなで十分に話し合ってから、お申込みください。

 

※ご参考までに、日本学生支援機構のHPをご案内いたします。

(申し込みの収入基準や、返還についてシミュレーションできます。)

https://www.jasso.go.jp/

 

 

 

大岡美紀プロフィール