2021年から変わるふるさと納税【体験談】

このほど、総務省から2020年度のふるさと納税の寄付額が、前年度と比べて約1.4倍の6724億円(過去最高)と発表されました。また、寄付件数も3488万件以上となり、こちらも過去最高となっています。

都道府県別に見てみますと、寄付額のトップは、北海道の975億円、続いて鹿児島県の398億円、宮崎県の365億円など、さらに市町村別の寄付額のトップは、宮崎県都城市の135億円、続いて北海道紋別市133億円、北海道根室市125億円などとなっています。
新型コロナウイルスで、外出ができず、家で肉や魚などの巣ごもり消費が増えたためだとみられています。

2008年にスタートしたふるさと納税、2015年の制度改正でワンストップ特例制度ができるなど、生活により身近なものになりました。
改めて、ふるさと納税という制度を見てみたいと思います。

 

ふるさと納税ができた経緯

多くの人が地方のふるさとで生まれ、その自治体から医療や教育等様々な住民サービスを受けて育ち、やがて進学や就職を機に生活の場を都会に移し、そこで納税を行っています。
その結果、都会の自治体は税収を得ますが、自分が生まれ育った故郷の自治体には税収が入りません。

そこで、「今は都会に住んでいても、自分を育んでくれた「ふるさと」に、自分の意思で、いくらかでも納税できる制度があっても良いのではないか」(出典:「ふるさと納税研究会」報告書)、そんな問題提起から始まり、数多くの議論や検討を経て生まれたのがふるさと納税制度です。(出典:総務省  ふるさと納税ポータルサイト)

 

 

 

2021年度分の確定申告から、ふるさと納税の手続きがより簡単に!

今まで、ふるさと納税を確定申告するときには、寄付した自治体から送られてくる「寄付金受領証明書」を1枚1枚保管して、それを見ながら、e-Taxで1つずつ手で入力したり、また税務署に「寄付金受領証明書」を郵送したりなどされていたかと思います。

しかし、2021年度分の確定申告からは、「寄付金受領証明書」の代わりに、「寄付金控除に関する証明書」があれば、もっと楽に確定申告ができるようになります!
(国税庁長官より特定事業者として認められた場合に、「寄付金控除に関する証明書」を発行することができます。)

普段から利用されているふるさと納税サイトで、「寄付金控除に関する証明書」を発行できる事業者なのかどうかを、一度確認してみてくださいね。

 

 

体験談

昨年私は、色々な自治体にふるさと納税をしました。
お米や牛肉、たまご、フルーツ定期便(2か月に1回、季節のフルーツが届きます)などです。中でも、おせち料理(一番上の写真)が、うす味でとても美味しかったです!

今年も家族会議を開いて、どこの自治体にふるさと納税をしようか話し合ってみたいと思います!