シングルマザーさんが 知っていると心強い支援制度
こんにちは! 家族と女性のお金の専門家 早乙女美幸です♪
日進・名古屋ベースに全国でご相談・講師をしています!
今、各地の自治体さんや福祉事務所さんでは、
ひとり親さんの家計支援を充実させようと頑張っておられます。
私も来月以降複数の自治体さんでお話させていただく予定です。
11月には地元日進市・子ども未来課主催で
「ひとり親家庭向け 教育費どうする?」というテーマでお話させていただき、
個別相談会も担当させていただきます。
日頃シンママさんへの講師や相談などで支援をしている中、
たくさんある支援をご存じなかったり利用できていない方が多く、
もったいないなと感じるときがあります。
そこで今回はシンママさん向けの支援の中から、
知っていると心強い支援制度についてご紹介いたします。
どんな支援があるの?
シンママさん向けの支援は国の政策で方針が決められて、実際には自治体が選んで計画・運用しています。
なのでお住まいの自治体によってどんな支援が受けられるかが少し違いますが、
大体は以下のような支援があります。
● 子育て・生活支援: 家事の援助、子どもの見守り・学習支援など
● 就業支援: 職業訓練、就職支援、通学中の生活費のための給付金支給など
● 養育費確保支援: 養育費確保のための指導、支援など
● 経済的支援: 児童扶養手当の支給、資金の貸付、医療費助成など
ご興味ある方は、お住まいの自治体に問い合わせて、担当の部署にご相談くださいね。
知っていると心強い支援~ 高等職業訓練促進給付金
色んな支援の中でも知っていると心強い支援の代表が
「高等職業訓練促進給付金」ではないかと思います。
お一人でお仕事に子育てに頑張っていても
経済的に苦しい思いをしているひとり親家庭さんが
増えていらっしゃるようです。
最近の物価の上昇でより厳しいですね。
そんなとき生活費の支援を受けつつ
より就職に有利な資格を取得できる学校に通えたらありがたいですね。
対象の資格はお住まいの自治体で違ってきますが、
主に看護・介護・福祉系、保育、デジタル系、調理系、などがあります。
受給には、児童扶養手当の支給を受けているか、同等の所得水準にある方、
などの条件があります。
多くの自治体では修学中に以下の支給が受けられます。
住民税非課税世帯) 月額 10万円
住民税課税世帯) 月額 70,500円
さらに上乗せがあるのがこの制度のすごいところ。
◆ 最後の1年間は増額: 支給額を4万円増額
◆ 修了支援給付金: 訓練修了後、5万円を支給(住民税課税世帯は25,000円)
さらにさらに自治体によってはもっと上乗せが受けられる場合があります。
看護師、介護福祉士、保育士などの特定の資格の修学に対して、
月額2万円加算などを自治体独自に行っている場合があります。
ただこちらはそれほど多くの自治体では受けられません。
◆ 奈良県橿原市: 保育士資格に対して(就職継続等の条件あり)
◆ 神奈川県: 看護師、介護福祉士、保育士資格に対して
このような支援が受けられれば、前向きにチャレンジできそうですね!
この制度関連で、条件を満たせば返済が免除される準備金貸付や家賃補助もあります。
高等職業訓練促進給付金はとてもお得な制度なので、
収入アップのために頑張りたい方はぜひ利用しましょう!
受給には、事前に必ず支援員さんと相談し、計画を立てる必要があります。
ご自分のためにも最後まで続けられるようにしっかり計画をたてたいですね。
えーるFPサポートでは、
シンママさんの家計、働き方、投資などのご相談に応じています。
お気軽にお声がけください。