老後のお金どうやって準備する?

東京都在住 女性のお金の専門家 谷古宇寛奈(やこうかんな)です。

前回は、老後のお金が私の場合はいくら必要なのか計算してみました。

こちらです→老後のお金、私はいくら必要?

その必要なお金をどうやって準備するのか?いくつかお話したいと思います。

 

【家計を見直し支出を減らす】

できるならやっています!というお声が聞こえてきそうですが...

今一度、何に使っているかわからない使途不明金がないか?確認してみましょう。

老後資金に回せるお金があるかもしれないし、すぐに支出を減らすことができないかもしれません。

それでも良いのです。例えば教育費の目途がついたら支出が減るなど見通しが立つだけで少し安心できますよね。

そのために家計を把握してみて下さい。

 

【収入を増やす】

お給料が増えたら嬉しいですが、自分の意志で増やせるとは限らないですよね。

今は、副業OKな会社も増えてきました。

好きなことや得意なことで副業してみるのもいいですね。

 

また、65歳からのんびり過ごすのもいいですが働くという選択肢もあります。

働いていれば収入を得ることができますね。

 

他には年金受給額を増やすという選択肢もあります。

65歳から受給する年金を70歳から受給することもできます。

これを年金の繰り下げと言います。

 

例えば老齢年金の受給を70歳に繰り下げると‥

増額率は 繰り下げた月数 × 0.7% ですので

12ヶ月 × 0.7% × 5年 = 42%増 となります

 

このように老後資金を準備することもできますね。

 

【預貯金】

銀行の普通預金や定期預金があります。

メリットは

・必要なときに引き出しが簡単

・月々の預貯金額は自分で決められる

デメリット

・利子が低い

・預貯金が苦手だと継続が難しい

 

【貯蓄型保険】

養老保険、終身保険、個人年金保険などがあります。

メリット

・万一の保障に備えながら貯蓄できる

・生命保険料控除を活用すると所得税・住民税の負担が軽減される

デメリット

・途中で解約すると支払った保険料を下回る場合がある

 

【投資】

世の中には株式、投資信託、債券、不動産、金投資、FX、仮想通貨などさまざまな投資があります。

メリット

・銀行預貯金と比べて大きくお金を増やすことを期待できる

・NISAを利用すると

通常、利益に約20%の税金がかかるがNISA口座で投資すると利益は非課税になる

証券会社によっては100円から投資できる

いつでも解約、停止できる

口座の手数料がかからない

・iDeCoを利用すると

NISA同様、利益は非課税になる

掛金が全額所得控除となり所得税・住民税の負担が軽減される

受取時も退職所得控除や公的年金等控除の税制優遇がある

 

デメリット

・必ずしもお金が増えるわけではなく減ってしまう場合もある

・NISAでは

NISA口座で運用しているものは他の口座で運用しているものと損益通算ができない

購入できる商品が限定されている

・iDeCoでは

原則60歳まで引き出せない

口座の手数料がかかる

 

ご自身の状況や好みに合わせて、いくつかの方法を組み合わせて老後のお金を準備してはいかがでしょうか。

 

私も使途不明金あります(^^;)家計の把握は大切です。

改めて老後の生活を楽しむために準備していきたいと思いました。

FP 谷古宇寛奈プロフィール