子育てママのFP試験チャレンジ記 その②~FPの試験ってどんなもの?~
こんにちは!
フルタイム、子育て、家事の毎日で限界間近だった私が一念発起して受けたFP試験。どんなものだったか、少しでもFP(ファイナンシャル・プランナー)に興味をもち、勉強や受験される方のお役にたてれば幸いです。
いざ試験会場へ!
頭に詰め込んだ知識がこぼれ落ちないように、と願いながら試験会場へ向かいました。
FP技能検定試験は学科と実技に分かれています。
「実技」と聞いて、「まさか試験官の前で模擬相談とか!?」と驚きましたが、そうではなく、学科試験は正しい知識が問われ、「実技」試験は学科試験の正しい知識を使って具体的な例をもとに計算問題を解く、それを「実技」と言っているのでした。
学科は○×や穴埋め問題、実技は計算機を使った計算問題がでます。
回答形式はどちらもマークシート方式。
なので、答えがわからなくてもとりあえず必ずどれ一つには印をつけました。
試験がスタートした直後、忘れそうな語呂合わせや計算式、苦手なことを、まず問題用紙の余白に走り書きでメモしました。
これでいざ苦手問題がでても大丈夫、と少し心に余裕ができました。
問題は、特に実技試験は、過去問を少し変えたような問題が多かった印象でした。
そのため、出題傾向や頻度の高い問題を知るためにも何回かの過去問をといておいてよかったな、と思いました。
ただ、私は過去3年分(計6回分)の過去問をといて勉強しましたが、あまり前だと傾向も変わっているので、過去2年分(計4回分)くらいでいいのではないかなと終わってから思いました。
一定時間を経過すると、退室が可能になり早く問題の解けた人はどんどん退室していくので、少し焦ります。
けれど私は、過去問を解いていてケアレスミスが多かったので、見直しに試験時間内めいいっぱいを使いきりました。
ひととおり、最初から最後まで見直しができたあたりで試験時間終了となりました。
結果は…!
私は合否は郵便で受け取りました。
恐る恐る開けると
「合格」!!
「合格」の文字が目に入った瞬間、とてもとても嬉しかったです。
また封書の中には結果通知書と合格証書が入っており、結果通知書には学科分野別得点が記載されており、よくできた分野、できていなかった分野も確認できたのでこれは自分の理解度を知るのに役立ちました。
なお、FP協会の合否確認は、オンラインで知ることもできます。
オンラインだと封書を受け取るより、少し早く結果を知ることができます。
受験を通して感じたこと
FPの受験を通して感じたことは、FP資格はともて身近なことに関する知識がたくさんつまった資格だと感じました。
FPの受験は資格をとってなにかしようと思わず勉強するだけでも、今まで知らなかった年金、社会制度、保険、税金、不動産、相続についての知識がつき、日々の暮らしやこれからのライフプランに役立つ資格だと思いました。
私は長い間、社員として会社に属していたので、年金や社会保険、税金は全部会社にお任せで考えようという意識もありませんでした。
しかし受験勉強を通して私たちはこんな制度の中で暮らしているんだと、どれだけ自分が知らなかったかを知りました。
会社員を辞めてキャリアチェンジをしたいという私にとって、FPの受験は大きな知恵となりました。
『人生100年の家計戦略』、これはFP協会で掲げられているキャッチコピーですが、「人生100年」、長いです。
ライフステージの変化とともに自分自身の価値観も変わっていき、それと同時に自分を取り巻く社会自体も変化しているのだと強く感じます。
例えば、ひと昔前は「大学生で起業」、そんなことを聞くと驚くばかりでしたが、今は大学生で起業していると聞いてもそれほど驚かなくなったと思いませんか?
これは、起業への価値観が変わったり、国の起業支援プログラムが導入されたりなど社会の変化に私たちの意識も変化したからだと思います。
私たちは生まれて、学び、働き、最後のときまでお金と関わり生きていかなければなりません。
それなのに私は「お金」に対し漠然と不安を感じるばかりで、考えないようにしていたように思います。
けれどこれからの時代は、自分らしく、自分の価値観を大事にできる生き方をするために、お金とうまく付き合う方法を学んでいかなければならないと感じました。