~体験談~リケジョの大学教育費!?わが家のリアル

愛知県在住
女性のお金の専門家 森嶋 美耶子です。
私は2人の子どもを持つシングルマザー。
理系女子の娘を持つ私が直面した、大学教育費のリアルなお話を書いていきたいと思います。
理系に進もうと思う
高校での文理選択の時に、そう語る娘の言葉に、私は喜びと同時に不安を覚えました。
なぜなら、漠然と耳にしていた「理系大学の教育費は文系大学に比べて高額になる」ということ。
また、私自身が大学進学の経験がないため、入試や学費など制度が全く分からなかったからです。
「分からない」って、より不安になりませんか?
そんな漠然とした不安を解消するために、とにかくまず知ることから始めよう!
そう思った私は、まずは大学にかかる費用を調べました。
我が家の教育費の内訳
- 入学金: 約30万円
- 授業料: 年間約100万円
- 設備費: 年間約30万円
- 通学費: 年間約15万円
- その他: 年間約10万円(教材代など)
学校によって多少の違いはありますが、娘の志望校はどこも同じくらいの金額でした。
合計すると、娘が大学を卒業するまでに約650万円の教育費がかかる計算になります。
「お金のことは心配しないで」と、言ってあげられなかった
大きな金額がかかることは想像していましたが、まさかこれほどとは…。
二つ返事で「全額出してあげるね」とは言えず、国公立を目指してほしいと話したりもしました。
子どもたちの「やりたい!」を、応援してあげたい。
だからこそ「進路を変えてほしい」とは言いたくありませんでした。
もう一度、今を知ろう。
○学資保険
娘が生まれたときに加入していた、満期時に100万円を受け取れる学資保険。
これは、子どもの進路に関わらずいずれ必要になるのだろうな。と何となくで入っていたもので、高校3年生の時に(18歳満期)振り込まれたので、まるっと入学金と前期の授業料に充てることができました。
○ジュニアNISA(2023年12月をもって終了)
現在は廃止となってしまいましたが、未成年を対象とした少額投資非課税制度で、年間80万円を上限に株式や投資信託などに投資をし、18歳まで非課税で運用ができるもの。
わが家の場合、娘の教育費には間に合わなかったので、2人目のために使いました。
○日本学生支援機構の奨学金
娘が高校2年生の時に、学校から「日本学生支援機構の奨学金制度」の案内がありました。
当時の私は正社員で働いていたので、わずかな望みをかけて申し込みをしました。
給付型奨学金の第Ⅲ区分となり、年間約50万円ほどの支援をいただいています。
ここまで見て自分でも驚きますが、事前に準備していたのは学資保険の100万円のみ。
これでは不安になって当たり前ですよね。
私は、娘の進路が決まってから手探りで準備を始めていきました。
給付型奨学金で全額賄える訳ではないので、不足分は無利子の奨学金も利用しています。
もちろん、今後の娘の進路によっては、さらに費用がかかる可能性もありますし、更に、2人目も待ち構えていますので、NISAで運用もしながら一つ一つ不安要素を解消していきたいと思っています。
金銭的に余裕がない。
子どものためにできる限りのことをしてあげたい。
でもどうしたらいいか分からない。
そういう思いを持つシングルマザーさん達は、たくさんいらっしゃると思います。
私の経験が、何かのきっかけになれたら嬉しいなと思います。