給付型奨学金で進学の夢を応援!3つのポイント

東京都在住 女性のお金の専門家 谷古宇寛奈(やこうかんな)です。
大学や専門学校の進学にかかる教育費…
ひとり親家庭にとってはとても大きな負担ですよね。
そんな中、進学を考えるときにぜひ知っておきたいのが
「国の給付型奨学金」です。
「奨学金って返さないといけないものじゃないの?」
そう思っている方も多いと思いますが、実は返済不要の奨学金があるんです。
今回は「国の給付型奨学金」と申請前に知っておきたい3つのポイントをお伝えします。
教育費どれくらいかかる?
平均的な進学費用(文部科学省データより)
- 国立大学(4年間):約243万円
- 私立大学(文系・4年間):約411万円
- 私立大学(理系・4年間):約542万円
こちらはあくまで平均です。実際はどうなのだろう?と思い…
私もいくつか調べてみました!
- A大学(経済学部・4年間) :約527万円
- B大学(薬学部・6年間) :約1318万円
- C専門学校(看護系・3年間) 約324万円
- D専門学校(映像系・2年間) 約267万円
あたりまえのことですが、学校により金額は本当にさまざまです。
そのほかにも塾や予備校の費用、受験料、滑り止めの入学金などがかかります。
さらに進学先が遠方の場合、家賃や生活費などの住まいにかかる費用もプラスで必要になります。
このように、進路によってかかる教育費はさまざまで、思った以上に負担が大きくなることもあります。
国の給付型奨学金とは?
国の給付型奨学金は、返済不要の奨学金で
正式名称は「高等教育の修学支援新制度」と言います。
奨学金の支給と授業料の減免がセットになっている制度です。
知っておきたい3つのポイント
1. 対象校を必ず確認しよう
給付型奨学金には対象校が決まっていて、
対象校は毎年見直しがありますのでチェックしましょう。
2. 区分と支援額
給付型奨学金は支援額が1〜4の区分に分かれていて、区分ごとに支援額が異なります。
毎年区分の見直しがあるため、状況に応じて支援額が変わることがあります。
3. 収入基準は“住民税の課税標準額”
奨学金の収入基準は、
一般的な年収ではなく住民税の課税標準額で判定されます。
給与明細や源泉徴収票では分からないので、
住民税のお知らせで確認しましょう。
お子さんが高校3年の春ごろに申込むのが一般的です。
高校3年6月の住民税決定通知書をもとに判定し、秋ごろ区分が決まります。
この住民税決定通知書に反映されるのは…
高校1年1月〜高校2年12月までの収入なのです。
夢を応援してくれる強い味方
給付型奨学金はひとり親家庭の子どもの夢を応援してくれる強い味方です!
ただし、毎年区分の見直しがあるため、お子さんのアルバイト収入が増えたり、お母さんの収入が増えると区分が変わり支援額が減ったり、支給外になることもあります…
一方で、対策をすれば区分が変わり支援額が増えるケースもあります。
「収入や区分が変わったらどうなるの?」
「私の家庭は支給対象になるのかな?」
「具体的な対策や準備を知りたい」
そんな方には、講座や個別相談でお伝えしています。
気になる方はぜひお気軽にご相談ください(^^)