円高と円安、どういうことだった?

みなさんこんにちは!
奈良県の女性のお金の専門家、マイライフエフピー®認定講師の松田真里子です。
学生さん達は、夏休みに入りましたね^^
我が家の息子は、子ども園に通い中のため、自由登園になっていますが、
今年は夏休み中に、大阪万博にもう一度行きたいなあと思っています。
そして、今年の夏も、キッズ・マネー・ステーション認定講師として、
この夏にいくつか親子向け講座を開催します。
その中の一つに、「日本のお金・世界のお金」というものがあります。
内容は、世界で使われているお金を題材にしながら(本物を見たり!)、
「円高」や「円安」といった、何となく分かるけど、具体的にこれ!と説明しづらいものを
ゲームを通じて体感、世界とのつながりを感じていただけます^^
さて、世界で一番使われているお金はどこの国のものでしょうか?
そうです!米ドルですね。
世界の取引で一番使われている通貨(基軸通貨)です。
アメリカだけでなく、世界中で一番使われているお金が米ドルです。
米ドルと日本円がニュースにも出てくる時が多いので、こちらを例に分かりやすくお伝えしますね。
例えば、アメリカに旅行に行って、「アメリカでハンバーガー1個を買う時」をイメージしてみてください。
アメリカでは、米ドルで、ハンバーガー1個が1ドルで売っているとします。
日本円ではそのまま買えないので、米ドルと日本円を交換・両替する必要があります。
お金の交換を銀行でしてもらう時に、今日の米ドルと日本円は、例えば100円でできる日ですよ、とします。
お財布にある100円玉1枚と、米ドル1枚を交換すると、ハンバーガー1個を1ドルで買えますね。
では、次の日もハンバーガーが美味しかったから、食べたい!と思って、
銀行にお金の交換に行ったとします。
そうすると、次の日は、同じ1ドルが日本円だと80円必要ですよ!となっていたら、80円を出さないと1ドルと交換してもらえない訳です。
同じハンバーガー1個を買うのに、1ドルで買っているけれども、自分のお財布からは80円を出していますよね。
最初の100円と比べると、20円少なく出しています。
ラッキーですね^^
逆に、今日は120円ですよとなっていたら、1ドルと交換するのに120円必要になるので、
最初の100円の日と比べたら、20円多くなっていたら、どうですか?
20円くらいならいいや~と思われるかもですが、これがたくさん交換したい日だとどうでしょうか?
もし100ドル交換してほしい日だったら、100円の日だと10,000円、
80円の日だと8,000円、120円の日だと12,000円必要になります。
こう見ると、結構違うね~というのが、実感されると思います。
このように、最初の1ドル=100円と比べて、円を少なく交換できると、ドルに比べて円の価値が高い、つまり円が強いという見方ができます。
これを「円高」と言います。
反対に、最初の1ドル=100円と比べて、円を多く交換することになると、ドルに比べて円の価値が低い、つまり円が弱いとなります。
これを「円安」と言います。
ドルから見ると、円より強くなっているので、「ドル高」ですね。
同じ物を買うのにも、少ないお金で買うことができれば、「円高」、
多く出さないと買えないのは「円安」だと覚えていてください。
実際の旅行では、もっとたくさんお金を両替したい!となると思いますが、
その両替する「1ドル=〇〇円」もその日や時間により、刻々と変わります。
2つの違う国でお金を交換する割合(お金の取引価格)のことは、「為替レート」と言います。
アメリカに旅行に行く時に、もし「円高」だと手持ちのお金を少なくドルに交換できるので嬉しいですね。
「円安」だとたくさんお金を出さないと欲しいだけのドルに交換できないので、旅行に行く時は、円高の時に行きたいなあとなります。
今、世界から日本に旅行の人達が増えているのは、他の国から見て、「円安」なので、
その国の視点から見ると、少ないお金で日本の円と交換して、旅行に来れる訳ですよね。
そういった背景から、訪日客が増えて、日本でお買い物をしたり、いろんなところを観光で回ったりしている・・・という訳です^^
今回は、大人でも、アレ?どっちだっけ?となりやすい、「円高」「円安」の解説をしてみました。
参考になりますと嬉しいです。
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