シングルマザーが安心して療養するための強い味方「傷病手当金」【体験談】

シングルマザーにとって働けなくなることは一大事ですよね。
一人で子育て、仕事、家事とこなしていると心も身体も疲弊してしまったり、急な病気やけがで働けなくなることもあるかもしれません。
そんな長期休暇を取らなければならなくなったときに申請することでもらえるのが「傷病手当金」です。
私も体調を崩して長期休暇を取らなければならなくなったとき、収入が途絶えることに不安になりましたが、傷病手当金を申請しなんとか生活をしていくことができました。
私の場合パートで働いているため、毎月の給与額にはばらつきがあるのですが、1月に10~20万円の給与があります。
1月、3月、4月、5月と長期休暇をとり、傷病手当金は所得税など引かれても11~16万円を4か月分受け取ることができました。
長期休暇に入る前の給料振込
傷病手当金(振込と印字されているもの)
今回は傷病手当金について紹介したいと思います。
●基本
傷病手当金は被保険者が業務外の理由で病気やけがをして連続して3日間仕事を休み、その後4日目以降の仕事に就けなかった日に対して支給されます。
例、 休み 休み 休み 休み 休み 出勤 休み 休み オレンジ字は支給
休み 休み 出勤 休み 休み 出勤 休み 休み 3日連続していないので不支給
健康保険における傷病手当金は、支給開始から起算して1年6か月を超えない範囲での支給となっており、1年6か月経過以降は同じ病名での支給はされません。
l 不支給 l 支給 l 不支給 l 支給 l 不支給 l 不支給 l
<——————–1年6か月————————>
途切れていても支給開始から1年6か月は支給されます
支給額は1日につき、直近12か月の標準報酬月額を平均した額の30分の1に相当する額の3分の2に相当する金額が支給されます。
例えば、上記写真の給料、2023年3月に働いた給料を4月に約13万円いただき、2024年3月に一か月分の傷病手当金を5月に約11万円いただきました。
パートで働いており毎月のお給料は安定していないので、前年同月のお給料と比較してお給料のだいたい3分の2が貰えるとざっくり考えていた私は、思っていたよりも多い金額を受け取り嬉しいと感じました。
申請は病院からの診断書、各会社規定の申請用紙での申請となります。
詳しくは会社の総務課に尋ねられるといいと思います。
●注意点
私の場合は、総務課に書類を持っていき、審査されてから振り込まれるという流れでした。月ごとに締め日が決められており、その日を過ぎてからの申請となると振り込みが一か月遅れるといった状況でした。一か月ごとの申請が必要でしたが、申請を忘れてしまい二か月分まとめて申請したときには二か月分まとめて振り込みがされていました。
あくまで私の会社の場合ですが、振り込まれる日は確認しましょう
●まとめ
長期休暇を取ったからといって診断書がもらえる病気やけがの場合は完全に収入が途絶えるということはありません。
私は体調を崩し、日常生活を送るのもつらい状況でしたがしばらくは自分の体に鞭打って働き続けていました。なんとか仕事をこなし、家に帰るとぐったりして子どもにも心配させてしまい、その頃は家の雰囲気も暗かったように思います。これではいけないと思いしっかりと休暇をとり、今は元気に毎日働き子どもと楽しく暮らすことができています。
子どもや家計のことを考えて無理をしがちですが、制度を利用しながら体調を整えて元気に笑顔で子どもと暮らせるように早めに休暇をとることも選択の一つかなと思います。