私立は予算オーバー!我が家が「国立小学校」を選んだ理由と通塾2年間のリアル【体験談】

こんにちは!
女性のお金と暮らしを整える専門家
マイライフエフピー®認定講師・認定ライターの池田ひろみです。
関西では多くの私立小学校が1回目の入試日程を終了しました。
小学校受験をされたご家庭にとっては、これまでの受験対策に加え、願書の準備から入試当日まで、気持ちが落ち着かない日々をお過ごしだったことと思います。
小学校受験はご縁の有無に関わらず、親子で向き合った時間そのものが大きな財産になると感じています。
わが家の現在中学2年生になる長男も、かつて小学校受験を経験しました。
「子どもに質の高い教育環境を整えてあげたいけれど、私立小学校の学費を6年間払い続けるのは家計が厳しい…」
「下の双子のことを考えると同じようにはしてあげられないかもしれない」
そんな我が家が行き着いた選択肢が「国立小学校」でした。
わが家では年少2月から2年間、専門塾と家庭学習を二人三脚で進め、無事に関西の国立小学校とのご縁をいただくことができました。
6年間の小学校生活を終え、現在は国立中学校へと進学した息子の成長を振り返りながら、今だからこそ分かる「国立小学校の魅力」と、親が直面する「お受験のリアル」を詳しくお伝えします。

我が家が私立ではなく「国立小学校」を目指した3つの理由
① 「教育大学附属」ならではの、熱心な先生と魅力的な教育環境
国立小学校の先生方は教育に対して非常に熱心です。それぞれ専門の研究テーマを持っており、「どうすれば子ども達の興味を引き出し、深い思考へ導けるか」を緻密に工夫して授業を準備されています。
また、民間企業や公的機関などの外部からプロの講師を招く機会も豊富でした。
プロから学び、その場で実践して生の声を聴ける体験は子どもにとって大きな財産となっています。(個人的に印象的だったのは、「お笑い」をプロから学んでコントに取り組んだ授業です!)
行事や校外活動も盛んなため、子ども達は普段の授業と並行しながら計画的に準備を進め、メリハリを持って学校生活を楽しんでいました。
② 学費は公立並み!経済的合理性を考慮した選択
国立小学校は公立小学校と同様に授業料や教科書代がかかりません。
ただし、行事が盛んな分、行事ごとの積み立て費用などは発生します。我が家が6年間で実際に支払った学校費の合計は、約93万4000円でした。(※現在のホームページを確認すると行事数が増加しているため、費用は少し上がっている可能性があります)
文部科学省の「子供の学習費調査」によると私立小学校に進学した場合の学習費総額は年間約174万円(学校関連費が年103万円+学校外活動費年約71万円)、6年間で約1040万円にのぼります。
私立と比較すると国立は格段に費用を抑えられますが、国立特有の費用として「教育振興会への寄付金」があり、わが家は子ども1人につき年間約6万円(6年間で約36万円)を納めていました。
③子どもの基礎となる大切な6年間を、費用を抑えながら『特色ある教育環境』で過ごす価値
入学後に強く感じたのは、先生方の熱心さはもちろん、保護者の皆様も「子ども達のために」という思いで学校教育に非常に協力的である点です。
子どもの心の土台を作る大切な小学生の時期に、どのような環境やお友達の中で過ごすかは親として重きを置きたいポイントでした。
もちろん子ども同士の意見の食い違いや衝突は発生しますが、先生方の初期対応がとても丁寧で安心感があり、保護者間のコミュニケーションもスムーズだったため、トラブルが大きくこじれることはありませんでした。

年少2月〜年長1月:2年間の通塾と「親子での取り組み」のリアル
小学校受験に向けて、我が家は約2年間、専門塾の「奨学社」に通いました。
塾選びの決め手は、合格実績やカリキュラムはもちろんですが、何より「子どもが楽しく通えるか」「送迎の負担がないか」「親へのサポートが手厚いか」の3点でした。
週1回の授業は、ペーパーテスト対策だけではありません。面接・音楽リズム・絵画・工作・運動・基本生活習慣・手先の器用さまで盛りだくさん!
子どもが飽きない工夫が満載で、「頑張るとメダルがもらえる仕組み」は息子の大きなモチベーションになっていました。
授業中、保護者は入室できません。
ですが、終了後に講師から「今日取り組んだ内容」や「家での復習ポイント」を詳しくフィードバックしてもらえます。
これのおかげで、家庭学習や日常の関わりの中で、「今どんな声掛けをすべきか」迷わずに実践できたのは本当に助かりました。
とはいえ、通塾期間がすべて順風満帆だったわけではありません。
特に大変だったのが、とにかく膨大な問題数と「行動観察」対策です。
行動観察では「指示を正しく聞き取り、記憶して、その通りに動く」ことが求められます。手順が多く、最初は親子で苦戦の連続でした。
時に、できないことが悔しくて泣き出すようなこともありました。
それでも、季節のお花や野菜に触れたり、年中行事を意識したりと、日々の暮らしそのものを学びにして親子で楽しむ工夫を重ねていきました。
何度もつまずきながら、少しずつ成長していくわが子の姿を一番近くで見守れた2年間。
途中双子の出産もあり、夫にも協力してもらいながら家族みんな一丸となって乗り越えました。
当時は結果に一喜一憂し、悩む日々もありました。
しかし結果の如何にかかわらず、親子で工夫し試行錯誤した時間は、子どもの成長にとっても親にとってもかけがえのない経験になったと感じています。
不安から膨らみがちな受験費用。大切なのは「どこまで出すか」の軸を持つこと
小学校受験の準備を進めていると、「これで本当に足りるのだろうか…」という不安から、特別コースや季節講習を追加したり、複数の塾を掛け持ちしたりするご家庭も少なくありません。
その結果、受験費用が想像以上に高額になってしまうケースも目立ちます。
「できる限りの対策をしてあげたい」と費用を惜しまないお気持ちはとてもよく分かります。
しかし、「費用をかけること」と「望む結果」が必ずしも比例するとは限らないのが小学校受験の難しさでもあります。
教育費用は小学校受験だけで終わるものではなく、入学後、さらには中学・高校・大学と、これから本格的にかかってくるものです。だからこそ、周りに流されず「我が家はどこまで教育費を出すのか」という基準や線引きを持っておくことがとても大切になります。
受験期間中は一定の出費を覚悟しつつも、受験が終わったら「次はしっかり貯蓄を増やす時期」と捉えて、貯蓄ペースにメリハリ(緩急)をつけること。先々の教育資金や我が家の将来に備えておく視点を忘れないようにしたいですね。
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FPオフィスClear 池田ひろみ
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