【知っトク情報】源泉徴収票の見方、ここがポイント!
皆さま、こんにちは
マイライフエフピー®認定ライター・認定講師の
あかなすFP 山﨑かづ偀です。
いよいよ、確定申告シーズンが始まりましたね。
確定申告をされる方、手続きは順調に進んでいますか?
会社でお勤めをされていて、年末調整で税金関係の手続きが完了された方は
「源泉徴収票」という書類を受けとられたはずです。
副業を始めた方など、
確定申告が必要な方は大切に保管しておいてくださいね。
もちろん、確定申告をしない方もしっかりと保管しておきましょう。
この源泉徴収票、細かな文字で数字が沢山書いてあります。
一見すると、「何のこっちゃ?」となってしまいがちですが、
いくつかポイントがありますので、ご案内しますね。
お役に立てましたら、嬉しいです。
~源泉徴収票とは?~
さて、源泉徴収票とは何なのでしょうか。
実は、私は経理のアウトソーシング会社でも勤めていまして、
昨年の12月下旬は年末調整業務にノックアウトされていました(笑)
年末調整とは、1年間の給与額を総決算して、正しい税額を計算する作業です。
そして、その計算結果を書いているのが源泉徴収票ですね。
~ここがポイント!源泉徴収票の見方~
さて、ここからはお手元に源泉徴収票を準備して
ご一緒に中身を確認していってくださいね。
ズバリ、源泉徴収票で見るべき数字は、2カ所です!
まずは、収入(いわゆる年収)です。
これにあたる数字は「支払金額」欄に書かれています。
※下記の図にある赤色の枠で囲った部分ですね!図が小さくて申し訳ありません!
次に、所得(給与所得)です。
こちらは、先ほどの支払金額のすぐ右横にある
「給与所得控除後の金額(調整控除後)」(上記の図にある緑色の枠で囲った部分)です。
実は、この「所得」という言葉がくせ者なんですね。
先ほど確認した給与所得(緑色の囲み部分)の右横に
「所得控除の額の合計額」(社会保険料控除や生命保険料控除など)
が書かれています。この金額を給与所得から差し引いた金額が
課税所得と言われるものです。
給与所得-○○控除=課税所得
この課税所得に税率をかけた金額が納めるべき税金の額ということですね。
所得税=課税所得×税率
いかがでしょうか。
仕組みが分かってしまえば、
源泉徴収票を見るのも、それほど苦痛ではなくなるのではないでしょうか。(笑)
~あわせて押さえておきたい給与明細の見方~
源泉徴収票は年に一度の総決算ですが、その計算のもとになっているのは
毎月の給与明細です。
ところで、皆さまは、給与明細を毎月きちんとチェックされていますか?
今は、給与明細を書面で渡さずにWEBで閲覧する会社が増えて、
「毎月は見てないな~」という方も多いのではないでしょうか。
※ちなみに、かつての私がそうでした(笑)
給与明細にも、いろんな項目で沢山の数字が並んでいて、
よく分からなくなってしまいますよね。
給与明細は大きく3つの項目に分かれています。
- 支給:毎月の支給額、残業手当や交通費などが書かれています。
- 控除:給与から差し引かれている社会保険料や税金について書かれています。
- 勤怠:出勤時間や、有給休暇残日数などが書かれています。
ぜひ、差引支給額(手取り収入)だけでなく、
支給額の内訳や、毎月の社会保険料や税金などがどのくらいなのか等、
意識して見てみるようにするといいですね。