「おひとりさまの老後」どんな老後を送りたい?【個別相談】
みなさんこんにちは!
奈良県の女性のお金の専門家、マイライフエフピー®認定講師の松田真里子です。
先週の連休は、奈良では雪が降りました。まだまだ寒い日が続きますので、暖かくしてお過ごしくださいね。
今回は、個別のご相談者様の事例の中でも、おひとり様の老後についてスポットを当てたものをご紹介いたします。
老後の生活設計のうち、支出・収入についても触れていますので、よかったら最後まで読んでみてくださいね^^
ご相談内容
50代女性S様/お子様2人(上のお子様独立・下のお子様大学生)
数年前に離婚、教育費のめどがたったので、自分の老後についての見通しと働き方、
投資についても気になるので聞きたいということでした。
どんな老後生活を送りたいですか?
幸せで不安のない老後を送りたいという方はとても多いと思います。
私もその一人です。
では、その老後のイメージはどんなもので、どのような生活を送っていますか?
言い方を変えると、何を優先した生活を送りたいかですね^^
そして、現実問題として、その老後を送るには、いったいいくら必要なのでしょうか?
何歳まで働いていきたいですか?
個別のご相談では、ご相談者様がどんな生活を送っていると思われるのか、
現状を確認させていただいたうえで、予測される一生のお金の流れ(ライフプラン)を見ていきます。
老後の生活費について触れてみますね。目安として平均データを見てみましょう。
老後の独り暮らし生活費の平均データ:約14万4千円
( 家計調査結果(家計収支編)令和4年(2020年)「65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)」)
今の生活費と比べて、独り暮らしになった場合に、どう感じられますか?
ちなみにこちらのデータ、住居費は約1万3千円で計算されています。
もし持ち家ではなく賃貸の場合、こちらの金額では足りない方がほとんどだと思います。
老後を考える時には、これくらいかかるんだで終わるのではなく、
私だったらいくら使いたいのかな?必要なのかな?を、できるだけ具体的にイメージしてみましょう^^
もし、こちらの生活費:約14万4千円で、65歳から90歳までの25年間必要だったとしたら、
その総額は4,320万円になります。
なかなかの金額ですね!
生活費がもし20万円必要でしたら、25年間で6,000万円必要になります。
老後2,000万円どころではない金額が出てきてしまいました。
こんな金額、残りの働ける期間を考えたら、いったいどうしたらいいのか、と思ってしまいますよね。
もう一つ、老後を考える時に必要な視点、それは、見込める収入はいくらなのか?ですね。
今度はこちらを見ていきます。
老後の収入を考えてみよう
老後の収入は何で分かるのでしょうか?
まず一つは、そう、お誕生日月の時に届く「ねんきん定期便」ですね。
ご覧になられてますか?
なぜ大切なのかというと、いくらの年金収入があるのか分かるから!なんです。
金額は人それぞれですが、生きている限り入ってくるため、老後の収入の柱になります。
50歳未満の方は、こちらのハガキが届きます。
赤枠の中は、これまでの加入実績に応じた見込み額が表示されています。
50歳以上の方はこちらで、年金額が出ています。
もしこちらの年金額で年間120万円と表示されていたら、
先程、老後の生活費で試算した65歳から90歳までの25年間の収入として計算してみると、
3,000万円となりました。
月に約14万4千円を使う老後を25年間送ったとすると、
老後の生活費(4,320万円) ― 老後の年金収入(3,000万円)= 1,320万円 が不足という計算になりました。
老後2,000万円よりも少ない試算となりましたね。
今の時点で準備していくのは、こちらの1,320万円ですが、
もし、65歳で退職金があるとか、iDeCoや個人年金保険など、
入ってくるお金や預貯金があれば、1,320万円から引くことができますね^^
離婚されて、年金分割された方でしたら、その金額がいくらなのか確認しておきましょう。
50歳以上の方のねんきん定期便には、年金分割の金額が反映されています。
(これから離婚を考えておられる方も知ることは可能なので、年金事務所に問い合わせて、その方法や必要書類などご確認くださいね)
もし何もなく、この1,320万円を 50歳から65歳までに貯めるとした場合
預貯金だけで貯めるとなれば、年間約88万円の貯金が老後資金のために貯める金額となります。
うーんとなった場合は、働き方を変えた場合、年金にどう反映されるかな?とか、
投資を行った場合、どうなるかな?など、ご相談者様と一緒にシミュレーションを行っていきます。
あとは、ご相談者様が希望されることを、どこまで盛り込むか、
不足額が出た場合(出る場合が多い)どういう手段をとっていくのかを考えていきます。
例えば70歳くらいまでは、旅行に年2回は行ってみたいとか、
お子さんに迷惑かけないように、生活費を多少抑えてでも貯金をおいておきたいとか、
いくら残してあげたいとか、残さないでいいとか、
働き方をこんな風にしてみたいとか、
その方が希望される生活スタイルの優先順位や、価値観などをライフプランに反映させてみた場合どうなるかなども見ていきます。
ご感想
子どものこと中心で、自分の老後については、あまりしっかり考えずに今まできてしまいました。
今回、教育費など子どものことは、区切りがつくので、このタイミングで、自分の今後について
しっかり考えることができたのは、とてもよかったです。
早めに現状を知って、どんな手を打てるのか、自分がどうしていきたいのか、改めて気づかせていただきました。
投資についても、まず知識を入れて、今できる金額で経験を積みたいです。
自分が知っていたことや考えていたことの答え合わせもでき、
知らないことや勘違いしていたことも整理でき、いろいろ教えていただけて、スッキリしました。
ありがとうございました。
老後のことだけではなく、お金のもやもやは
一人ではなかなか考えることができなかったり、
合っているのかな?こうかな?とか、思考がぐるぐるしがちです。
ご相談者様といろいろお話したことの中で、今回は老後にスポットをあててお伝えさせていただきました。
老後は健康も大切になってきますので、体調を気遣うことも大切になってきますね。
もし、お金の不安を解決したい!と思われたら、一人で悩まずにお気軽にご相談くださいね。
一緒に将来のことを考えていきましょう。
☆各種SNSで、お役立ち情報や講座のお知らせなど配信しています☆
よかったらご登録ください^^
~LINE公式はこちら~
~Instagramはこちら~