赤字家計から黒字に!「話すだけで貯まる!?」夫婦で共有するお金の4項目

こんにちは! 子育てママのお金の専門家
マイライフエフピー®認定ライター・認定講師の池田ひろみです。
3連休ですね。
気候的にも風が気持ちよくお出かけしたい気持ちですが、我が家は中学1年の長男が週明けからテストのため塾で自習中。
楽しみはテストを頑張った後のご褒美ということで、来月、再来月のレジャーを計画しています♪
この連休中にお出かけしてお金を使う家庭も多いかと思いますが、家計のこと、普段から夫婦で話せていますか?
「教育費も住宅ローンも、これからどうしよう…」そう思いながらも、夫は家計に無関心。
「私が全部やったほうが早い」と思っている方も多いかもしれません。
実は、夫婦でお金をオープンに話せている家庭ほど貯蓄率が高いというデータもあります。
私自身、結婚当初は“お金の話”をほとんどしていませんでした。
でも、あるきっかけから夫婦でお金を共有するようになり、家計も夫婦関係も大きく変わったんです。
私の場合:脱サラで赤字家計に。そこからの再スタートで一変
結婚当初、夫はサラリーマンで安定した収入がありました。
結婚して大阪に引っ越ししてきたため、私は仕事を退職していて、生活が落ち着くまでしばらくは働かないことに。
それでも、特に問題なく毎月貯金ができていました。家計管理は専業主婦の私に任せきりの夫。
ところが、長男の誕生と同時に夫が脱サラし、収入は一気に半分に減り赤字が毎月5万円近く出るように…。
「どうにかしなきゃ」と焦るものの、当時は【家計管理=私の仕事】と思ってやってきてたので、すぐに夫に相談することに抵抗がありました。
しかし、状況は好転するわけもなく、減っていく預金残高を見ては不安が募る一方、、、
ついに思い切って、夫に家計を相談することにしました。
簡単な家計簿はつけていたので一緒に支出を洗い出し、通信費や保険料など【なんとなく】払っていた固定費を見直した結果、月3万円の節約に成功。
また、住まいも少しコンパクトな賃貸マンションに引っ越し、さらに月5万円の節約に。
それまで赤字だった家計が、数か月後には黒字に転じました。
話し合いを重ねるうちに、夫も「お金の流れ」を理解し、今では自然に家計の話をするように。
お金を共有することが、わが家の安心を支える習慣になりました(*^^*)
(夫婦で話す機会を持つことで家族旅行の機会も増えました♪
夫婦で共有すべき【お金の4項目】
では、具体的にどんな項目を共有したら良いのでしょうか。我が家の例とともにご紹介しますね。
①家全体の収入
まずはお互いの収入を知ること。「来年度から月3万円収入が増えそう(減りそう)」という手取りの増減やボーナスの目安、働き方の変化も共有しておくと安心です。
また夫婦の収入以外で入ってくるお金(児童手当など)も確認しておきましょう。
収入は【家庭のチーム資金】家族全員が納得するような満足感のある使い方が大切です。
お金を「いくら稼いでいるか」ではなく「どう使うか」という視点で話し合うのがポイントです。
②支出の内訳(月・年単位)
毎月の固定費(住宅・保険・通信費)と変動費(食費・レジャー費など)をざっくりでもいいので見える化しましょう。
手書きメモでもレシートでも、毎月支出がいくらか分かるようにしておきましょう。
また、毎月ではないけれど、たまに必要になる費用(特別支出)は年間でいくらなのかを把握しておきましょう。
面倒だと思う方は家計簿アプリを使うとハードルが少し下がると思います。
ちなみに、家賃や住宅ローン、水道光熱費、自動車関連費、教育費、通信費、保険料、サブスク代などの固定費は、毎月ほぼ金額が決まって出ていくものです。家計の見直しをする際はここから始めると効果が出やすいです。
我が家も家賃・通信費・保険料を見直したことによって、トータル月8万円の削減につながりました。
③貯金額(月・年単位)
毎月貯金がいくらできて、年間でいくらになるのかを共有します。
貯金額にはNISAでの投資額や積立式の保険代も含めてOKです。
また、教育費や旅行費用など目的別に貯めている費目はそれぞれいくら貯まっているのか、年に1度確認しておくと「ここまで貯まった!」と目に見える楽しさもあり、またゴールまでの到達イメージも共有しやすくなります。
仕組み化することで自動的に貯まっていき、預金残高を確認する度に嬉しくなりさらに貯蓄も加速しやすくなりますよ。
④家全体の資産と負債の総額
資産(預金や投資、積立式の保険など)と負債(住宅ローン、自動車ローン、奨学金の返済金など)がいくらあるのか
家全体のバランスを把握すことも欠かせません。
我が家は住宅は賃貸、車も保有なしなので、現在は負債はなく気持ち的にとても身軽です。
資産に関しては③と重複しますが、目的別貯金の総額とそれ以外の貯金を合わせた金額を把握し共有。
私は手書きにしていますが、エクセルが得意な方は作成すると整理しやすくてお薦めです。
上記の【お金の4項目】を共有し、我が家では年末の休みに「家計の決算」をしてその年を振り返ります。
「去年より習い事代が年間18万円増えたね」
「来年は塾代も年間30万円ぐらい増えそう」
「旅行費はいくらの予算にする?」
など具体的に数字で話すようにしています。
あまり構えず、私が報告して夫の収入や支出に関して確認する程度です。
家計管理は私がメインでしていまが、いつでも気軽にお金の話ができるようになりました。
最近では子ども達もお小遣いの使い方なでに興味が出てきて(これまでは無計画でしたが)
「このお菓子にこの値段は高いと思うから、こっちにする」
「Aプールの入場料は○○○円でBプールは△△△円、でも交通費考えたらAプールのが安く行けるからAにしようか」
「自動販売機で買うペットボトルは160円だけど、スーパーだったら108円だった!同じモノなのになんで?」
と、普段からお金の話をオープンにすることで、子どもの金銭感覚も育つと感じています。
お小遣いの使い方にも、3兄弟それぞれに性格が表れていて面白いです(*^^*)
最後に
家計を一人で抱え込むよりも、夫婦で共有することで見えてくる解決策はあります。
「お金の話になると責める感じになってしまう」「揉めるからできればしたくない」と最初は抵抗があるかもしれませんが
話すことで「家族の未来を一緒に考えたい」という気持ちで声をかけてみてください。
最初はぎこちない時間になるかもしれませ。ですが、きっと夫婦の絆も家計もどちらも強くなると思います。
「今月の貯金いくらできてる?」の一言で、まずは小さな一歩を踏み出してみてくださいね。
その一言が、未来の安心につながりますよ!
お気軽にご相談ください(*^^*)
FPオフィスClear 池田ひろみ