ひとり親控除・所得税・住民税共に改正!

2025年12月26日に発表された最新の「税制改正の大綱」にて、「ひとり親控除」の金額がさらに手厚くなることが正式に盛り込まれました!
日々、仕事に家事に育児に奮闘している皆様にとって、税金の負担が減ることは大きな支えになりますよね。
今回の改正ポイントを、シングルマザー目線で分かりやすく解説します。
ひとり親控除の「金額」がアップします!
今回の改正の根拠となるのは、財務省が公表した以下の資料です。
このように、国の正式な方針として「増額」が決定しました。
所得税:35万円 ⇒ 38万円(3万円アップ!)
住民税:30万円 ⇒ 33万円(3万円アップ!)
税金の計算の元となる所得から、これまでより多くの金額を差し引けるようになるため、結果として「手元に残るお金」が増えることになります。
いつから適用されるの?
ここが注意点ですが、来月からすぐに変わるわけではありません。
適用時期は以下の通りです。
所得税:令和9年分(2027年分)から
住民税:令和10年度分(2028年度分)から
少し先のお話にはなりますが、国として「ひとり親世帯の負担を軽くしよう」という方向性がしっかり示された形です。
また、住民税においては、高校の給付金・大学無償化にも大きく影響しますので、朗報です!!
(ちなみに私の子どもが大学1年生の時に「児童手当が高3までに」改正され、令和10年では子どもは大学を卒業しています…「え~我が家はギリギリ対象でないやん!」と思うシングルマザーさんのお気持ちもすごくわかります)
でも、今高校生や大学1年生のシングルマザーさんには大きな朗報です!
ひとり親控除の所得制限緩和
また、既にご存じの方も多いかと思いますが、これに先立ち、ひとり親控除を受けられる所得制限についても、これまでの「500万円以下」から「1,000万円以下」へと大幅に緩和されることが決まっています。
財務省:令和6年度 税制改正の大綱
高校の授業料・大学の奨学金にも影響?
ひとり親控除を申請すると税金面が優遇され、納税額が少なくなります。
それだけでもありがたいのですが「保護者の住民税額」などで決まってくる子育て支援があります。
その中でも最高670万円の大学無償化は大きな支援!
高校生・大学生ママさんは是非チェックしてくださいね
ひとり親控除以外にも
■医療費控除
■生命保険料控除
■確定拠出年金(iDeCo)
など、該当する場合は申請を忘れないようにしましょうね。
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