シングルマザーの教育費2_保育園ママのリアルなお金の話
ママ:「離婚した時、学資保険だけは握りしめてきました。この保険だけで足りるでしょうか?他にもっといい保険ない?」
ママ「保育園って保育料だけでなく、保護者会の費用や制服代も色々かかるわ。全く無料でないのね」
ママ:「児童手当と児童扶養手当、まとめて入るから、その時は家計がまわるけど、手当がない月はキツイわ・・・みんなどうしてるの?」
教育費が不安・・・どうしたらいい?
昔は、教育費といえば「学資保険」でしたが、今は学資保険という名前以外にも教育費の積立に適している商品があります。
ただ、「正直わかりにくい」「本当にこれでいいの?」というのがシングルマザーのリアルな声。せっかく入るなら自分自身で納得できる保険に加入したいですね。保育料や手当など保育園ママの声にもひとつずつお答えします。
1.今加入している保険証券をチェック
子どもの教育費のために今加入している保険をまずはチェックしてみましょう。ポイントは
・契約者
・満期の時期と金額
・解約返戻金の金額
です。契約者はママになっていますか?元夫のままでは、保険が満期になった時に元夫に連絡がいきます。
必ず自分になっているか確認しましょう。そして、満期の時期と金額(あるいは解約返戻金額)を確認しましょう。
加入している学資保険(低解約返戻金型終身保険)だけで、先ほどの教育費(主に大学費用)と貯金で用意できれば、安心です。足りなければ、足りない分を今から貯金していきましょう。
また、これから加入を考えている場合は
・学資保険
・低解約返戻金型終身保険
・ドル建て終身保険
・変額保険
などが子どもの教育資金の積立に適している保険商品です。
保険は途中で解約するとソンをすることがあるデメリットもありますが、逆にソンをしないように解約しない=貯金が増えるというメリットもあります。
さらには、万が一(死亡など)の時の保障もあるので、シングルマザーには人気です。
保険の支払い方法は、月々以外に、年払いもあります。
年払いの方が保険料が安くなるので、各手当を生活費と別口座に貯金をして、保険で年払いすると効率的ですね。
2.保育園費用は要チェック!
保育園料は、住民税の一部で決まります。
住民税の支払いが少ない世帯ほど保育料が安くなる仕組みは全国共通ですが、実際の保育料の金額は、自治体によって違います。
私の娘の場合は、最初保育園に入れず、無認可保育園に預け、その後2つの保育園を経験しましたが、1つ目の認可保育園は「制服」「体操服」「スモック」が必要でした。
しかも、夏と冬それぞれ2パターン必要。一気に購入する訳ではありませんが、3万円はかかりました。また、2つ目の認可保育園は、制服などはありませんでしたが、保護者会費などで年間1万円程度はかかりました。
保育園のホームページなどに記載されていないことが多いので、転園する際は電話で確認しましょう。
保育料の算定基準である「市町村民税の所得割額」は毎年6月ごろ配布される「住民税額決定通知書」に記載されています。
3.児童手当と児童扶養手当の活用方法
児童手当は、6月(2月~5月分)・10月(6月~9月分)・2月(10月~1月分)に支給
児童扶養手当は、4月(12月分~3月分)・8月(4月分~7月分)・12月(8月分~11月分)に支給され、シングルマザーの場合、奇数月と偶数月で収入が変わってきます。
生活にかかるお金や保育園料は毎月かかるものなので、手当がある月を目安にすると家計がまわらなくなります。
例えば、月々かかるものは給与(養育費)、一時出費は手当を活用するのも一つの家計管理方法です。
4.保育園ママが知っておきたい手当
シングルマザーが受給できる手当は「児童手当」「児童扶養手当」、地域により「児童育成手当」となります。ご存知のママも多いと思いますが、ワンポイントアドバイスを踏まえて今回は、「児童手当」をご紹介します。
- 児童手当は別口座で貯めておくと約200万円
「児童手当」は既にご存知の通り、0歳から中学卒業までもらえるお金です。
実際に受給中の方であれば、児童手当がいくらもらえるかは、把握しておられるでしょう。
児童手当の支給額
所得制限限度額内の方
・0歳~3歳未満:1人につき月額 15,000円
・3歳以上~小学校6年生までの第1子、第2子:1人につき月額 10,000円
・3歳以上~小学校6年生までの第3子以降:1人につき月額 15,000円
・中学生:1人につき月額 10,000円
※第1子、第2子、第3子等の数え方は、18歳到達後の最初の3月31日までの間にある児童の出生順です。
この児童手当を子どもが産まれた時から中学校まで貯めておくと、約200万円になります。年3回にわけてまとまった金額が振り込まれるので、いつの間にか使ってしまうことのないよう、別口座にしておきましょう。
5.まとめ
子どもが小さいうちは、教育費はあまりかからない時期です。だからこそ、具体的なイメージがわからず「不安」のあまり、ついムリをしてしまうことも。教育費の平均を参考に「私は教育費を〇〇〇万貯める」とまず決めて行きましょう。そして、その方法として、保険の活用・手当の活用を参考に、計画的に貯めていきましょうね。1日でも早い実践が、ラクに教育費を貯める秘訣です。