シングルマザーの私が亡くなった場合、遺族年金はいくら支給される?

親の私に何かあったら、子どもはどうなるの?子どもがいるシングルマザーさんであれば一度は考えたことがあるのではないでしょうか?今回は、不安を抱えるシングルマザーさんに遺族年金制度などが知っておきたいお金の話をお伝えします。

1. 遺族年金を知る~受給額と注意点~

遺族年金は、国民年金または厚生年金の被保険者または被保険者だった人が亡くなったときに遺族に支給されます。シングルマザーに万一のことがあっても、要件を満たしていれば子どもは高校を卒業するまで国から毎年受け取れるのですから、とても心強いですね。遺族年金については、しっかり調べておきましょう。

 

(1)働き方によって受け取れる遺族年金は違う

遺族年金には、国民年金から支給される遺族基礎年金と、厚生年金からの遺族厚生年金の2種類があります。厚生年金に加入していれば、遺族基礎年金と遺族厚生年金の両方を受け取れます。自営業・フリーランスで厚生年金に加入していない場合は、遺族基礎年金のみとなります。

子供が受け取れる遺族年金のイメージ図

このように「厚生年金」への加入あり・なしで子どもが受け取れる遺族年金の種類が変わってきます。

次に、支給額を見ていきましょう。

(2)遺族年金の支給金額は子どもが1人78万1,700円

遺族基礎年金で受け取れる金額は、子どもの人数によって異なります。子どもが1人なら78万1,700円、2人なら100万6,600円となっています。

表:子どもが受け取る遺族基礎年金の金額(2020年度額)

子どもの人数遺族基礎年金の年額
1人78万1,700円
2人100万6,600円
3人123万1,500円
4人以上3人の額(123万1,500円)に1人増えるごとに75,000円を加算

資料:日本年金機構「遺族基礎年金(受給要件・支給開始時期・計算方法)」をもとに執筆者作成

遺族厚生年金は、亡くなった人の収入や加入期間によって異なり、給与がアップして長く働けば増えていきます。

(3)遺族年金を受け取れる子どもは高校卒業まで

遺族年金を受け取れる子どもとは、原則として18歳到達年度の年度末を経過していない子どもを指します(障害年金の障害等級1・2級に該当する場合は20歳未満の子ども)。つまり、遺族年金は高校を卒業すると受け取れなくなってしまいます。

さらに注意していただきたいのは、子どもと同居していたシングルマザーが亡くなった後、別居していた親元(元夫)に引き取られた子どもには遺族厚生年金は支給されますが、遺族基礎年金を受け取れないことです。万が一のときに子どもを誰が育てるか…考えたくないことだと思いますがご家族にも相談しておきましょうね。

(4)年金保険料の未納は今すぐ手続きを!

遺族年金を受け取るためには、年金保険料の納付要件がありますので、未納になってしまっているシングルマザーさんはもし家計が今後も厳しいようであれば、国民年金保険料の免除や納付猶予の手続きをしましょう。また、厚生年金に加入していれば年金保険料は給与天引されているはずですが、就職したばかりの人は就職前に国民年金保険料の払い忘れがないか確認しておきましょう。

年金の免除についてはこちらです↓

離婚したら私の「国民年金」「健康保険」どうなりますか?

正社員シングルマザーの場合の遺族年金

子ども2人と同居している正社員で年収360万円のシングルマザーが亡くなった例でみてみましょう。例えば祖父母が引き取ったとしたら、子どもが受け取れる遺族年金は、下図のようなイメージになります。

例:正社員年収360万円のシングルマザー、子ども2人(4歳・6歳)を祖父母が引き取った場合

厚生年金に加入しているため、万一のことがあれば6歳の1人目の子どもが高校を卒業するまでの12年間、遺族基礎年金約101万円と遺族厚生年金約39万円、合計で約140万円を毎年受け取れます。

その後、2人目が高校卒業するまで2年間は遺族基礎年金が減りますが、年額約117万円。総額で約1,900万円にもなります。ただし、2人目が高校卒業すると遺族年金はすべてなくなります。大学進学を希望するなら、大学卒業までの生活費と学費のための資金を残しておかなければいけないことがわかりますね。

ただ、先ほどお伝えしたとおりシングルマザーに万一のことがあった場合、元夫が子どもをひきとると遺族基礎年金は受け取れませんので注意しましょう。

シングルマザーの私に何かあったら…「考えるべきお金」のステップ

シングルマザーの私に何かあったら、まずは何よりも残されるお子さまが心配だと思います。「誰が育てるの?」から「どこまで残したらいい?」考えないといけないことはたくさんあります。

お金の面で考えることは下記の4ステップとなります。

(1)注意点が多い!遺族年金を知る

(2)預貯金・学資保険などを再確認

(3)勤務先の死亡退職金ある?ない?

(4)生命保険の死亡保険金は足りる?足りない?

シングルマザーである自分に万一のことがあった場合、子どもが誰と生活することになるかとても大切です。

親亡き後の子どものために生命保険を考えるなら、子どもを託せる人と話し合い、必要なお金を把握しておくこと。そして、遺族年金制度は万一のときに頼れる公的支援にですから、しっかり確認しておきましょう。

 

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