扶養範囲内で働いたほうが得ですか
Q2.扶養範囲内で働いたほうが得ですか。
このご質問は各ご家庭によっても違うと思うのですが、得か損かで言えば扶養範囲内で働いたほうが得だと思います。
しかし、一概に扶養から外れることが損ではなく将来の年金が増えるメリットなどもありますのでそこはご家庭の事情を優先して考えることをお勧めします。
扶養範囲内で働くメリットといたしましては
・年収103万円以下であれば所得税を負担する必要がなくなります。
・年収98万円まで(お住いの自治体によって違うので確認をお願い致します)であれば住民税は
かかりません。
・配偶者控除もしくは配偶者特別控除を利用でき夫(もしくは妻)の所得税、住民税の負担が減ります。
・扶養されている人の社会保険料(健康保険料、年金保険料)はかからず、健康保険証を使え医療費が3割負担となり、高額療養費制度や出産育児一時金なども受けれます。
年金におきましても「国民年金第3号被保険者」になりますので国民年金の給付を受けれます。
扶養範囲内で働くデメリットとしましては
・健康保険につきましては病気やケガなどで仕事を休んで場合の傷病手当金は支給されません。
・年金につきましても国民年金は受け取れますがその金額は厚生年金よりも低くなります。
・扶養範囲内の方は付加年金や国民年金基金には加入出来ませんので老後の生活資金などが不足する
おそれがあります。
以上のことからご家庭の事情や将来の事も想定したうえでお考えになられることをお勧めします。