働き方を考えてみよう(パートや契約社員、正社員などの給与収入の方向け)

みなさんこんにちは!

女性とお金の専門家、マイライフエフピー®認定講師の松田真里子です。
奈良県よりお届けします。

 

新年度が始まりました!
お子さんが学生のママさんだと、入園、入学などの進級がひと段落ついた頃ではないでしょうか。

働くママさんだと、お子さんの進学に合わせて、新たにお仕事をスタートさせたり、
働くペースを見直したり、職場の異動があったりなども、4月になる方が多いかなと思います。

 

 

今回は、女性の働き方について。

働き方も多様化していますので、まずはお給料をもらう【パートや契約社員、正社員】などの方向けに。

よかったら参考にしてくださいね^^

 

みなさんでしたら、もしパートや契約社員、正社員のどれを選ぶ?と言われたら、どの働き方がいいですか?

 

優先順位の上に、お給料や時給がくる方もいれば、時間、お仕事内容、雰囲気、人間関係・・・
何を重視されるかは人それぞれですよね。
ご自身の価値観やご家族の状況などでも、もちろん選ぶものは変わってくると思います。

 

(自分でお仕事をする起業や副業でいきたい、やってみたいという方は次の記事をご覧くださいね)

 

 

お給料や時給関係なく選びますというよりも、いろいろ総合的にみた上で、
お給料はやっぱり少しでも高い方がいいなと思うのはないでしょうか。

 

どれがいいのかな?を選ぶうえで、フルタイムでしっかり働けて、
気持ちのうえでも働きたい方であれば、契約社員や正社員の選択は合っています。

 

正社員ならではのボーナスや退職金、福利厚生・・・
規模は会社によって違いますが、自営業にはないものなので、いいなと思います^^

社会保険にも加入されると、将来の老齢年金も厚生年金の上乗せがあります。

(契約社員の場合は、契約期間が定められていて、ボーナスや福利厚生は、正社員より制限がある場合が多いです)

 

 

個人的には、一番、ご質問がくる働き方が、「扶養を意識されたパート」かなと感じます。

パートの働き方となると、多くの方が、〇時~〇時のシフト制、時給になりますよね。
働く職場によりますが、忙しい時期だとシフトが多くてお給料UP、
シフトが少ないと減るというように、お給料に波がある方も。

 

そして、扶養を意識されていると、「扶養の壁」という言葉も聞かれた方も多いのでは?

壁はいくつかあるのですが、簡単にみてみましょう。

 

まず、パートなど非正規雇用の方の年収が100万円を超えると、住民税がかかります。
(居住地により金額がかわり、生駒市は給与収入であれば年収96万5千円以下が非課税です)

次に103万円を超えると、住民税に加えて所得税がかかります。
(103万円は税制上での扶養です)

 

 

次からは、家計への影響が大きい社会保険上の扶養の壁のお話です。

 

●130万円の壁

社会保険の扶養範囲は、一般的に年間収入が130万円未満の配偶者です。

年間収入が130万円をこえると、社会保険の扶養から外れて、勤務先で社会保険に加入、
もしくは国民年金や国民健康保険料を自分で納めることになります。
※配偶者の健康保険組合により「扶養」の条件がちがうため、確認が必要です。

 

※130万円を超える方は、超える前に、勤務先で社会保険に加入できるかどうかしっかり確認してくださいね^^
(もし加入できなかったらどうなるの?→自分で国民年金や国民健康保険料を納めることになります)

 

家計に影響が一番でるのが社会保険料を納める130万円の壁です。
国民年金保険料の金額が、令和6年度で1カ月あたり16,980円になるので、手取りが大きく変わるのがイメージつくかと思います。

 

収入に大きくのしかかる「社会保険料」。でも将来受け取れる年金額が増えたり、
傷病手当金や出産の手当、失業時などの保障が充実するといったメリットもあります^^

 

●106万円の壁

※今は勤務先や働き方により、130万円の壁の部分が106万円の壁になる方もいます※

 

“106万円の壁”の対象となるのは、5つの条件に当てはまった人です。
①月額賃金が8万8000円以上であること
②学生ではない
③雇用が2カ月を超える見込み
④週の所定労働時間が20時間以上
⑤勤め先の従業員数が、今は101人以上なのに対して、今年の10月からは51人以上に拡大します。

 

このため、働き方として130万円未満にしていたらいいと思っていても、
勤務先の規模や労働時間次第では、106万円に該当するという方も出てきます。

諸事情により、労働時間に制限がある方は、
106万円の壁をこえると社会保険の扶養を抜けることになるため、ご注意ください。

 

 

今の手取りを重視するのか、将来の年金も含めて保障の部分も重視するのかで、
扶養の壁のどこに自分の働き方をもっていくのかが変わります。

 

扶養を完全に抜けてしまった場合は、税金や社会保険料を支払ったとしても、
どう働いても自由!なので、まず壁を気にする必要がなくなります。

使えるお金がふえる、将来の自分の年金がふえるなども楽しみにしていただきたいです。

 

今の物価高を考えても、収入をあげていくのは、
自分やご家族の生活を守るための一つの手段になりますので、
個人的には、時間やご自身の気持ち、状況が大丈夫であれば、
扶養の壁を一つずつ超えていくのはアリだと思います。

 

もし、働き方に悩んでいる方がいましたら、気軽にご相談くださいね。
いつのまにか、さまざまな働き方を経験しましたので、制度の面も含めて、一緒に考えていけたらと思います。

 


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