まだ先の話じゃない!我が子の高校進学、授業料がタダになるってホント?

女性のお金の専門家 ゑびすかよこです。小学生と中学生の子どもを育てています。まだ先だと思っていた高校進学ですが、我が子が中学生になり、やっと自分事として感じてきました。情報を集めて、夏休みに一緒にオープンスクールに参加したりしています。学校の特色も気になりますが、費用も気になる所です。そこで、よく耳にする「高校無償化」について調べてみました。
「高校無償化」って本当?
「高校無償化」とは、文部科学省が実施している「高等学校等就学支援金制度」のことを指します。この制度では、高校の授業料のみが支援の対象となり、入学金、制服代、教科書代などは自己負担となります。
所得制限ってなくなったの?
もともと、この支援制度には所得制限があり、年収約910万円以上の世帯は対象外でした。しかし、令和7年度に限り、「高校生等臨時支援金」という新たな制度が設けられたことで、この所得制限が実質的になくなり、年収に関わらずすべての世帯が支援を受けられるようになりました。
ただし、私立高校の場合は注意が必要です。
- 年収約590万円未満の世帯: 最大39万6,000円まで支援が加算されます。
- 年収約590万円以上の世帯: 支援額は11万8,000円のみです。
このように、所得制限がなくなったとはいえ、世帯の年収によっては受けられる支援額が大きく異なるため、保護者の負担額は変わってきます。なお、この制度は通信制高校や高等専門学校も対象となります。
表にまとめてみました。
文部科学省「高等学校等就学支援金・高校生等臨時支援金リーフレット」を参考に筆者が作成
今後の見通しは?
この支援金の制度は、今後も変わる可能性があります。現在、政府の予算案では、令和8年度から所得制限を完全に撤廃し、私立高校への加算額を45万7,000円に引き上げることが決まっています。
高校進学を控えているご家庭にとって、このような制度の変更はとても気になりますね。
私自身、高校進学を控えている親なので所得制限の撤廃がどのような形になるのか気になっています!
お役に立てましたら幸いです。