まだ小さいから…?今から備える大学受験の多様化で増える受験費用

女性のお金の専門家 ゑびすかよこです。小学生と中学生を育てるシングルマザーです。
お子さんが小さいと、大学進学のことなんてまだまだ先の話だと思うかもしれません。しかし、文部科学省の調査(*1)によると、大学進学率は年々上がっており、今や2人に1人以上が大学に進む時代です。
将来、もしお子さんが『大学に行きたい!』と希望したとき、応援してあげられるように、今から少しずつできることがあります!
それは、ずばり『お金』の準備なんです(*^^*)
多様化する大学受験 — 3つの受験方法
大学受験には、主に3つの方法があります。お子さんの個性や得意なことによって、どんな受験方法が向いているかが変わってきます。
一般選抜: 主に学力試験で合否が決まり、多くの大学で実施されている方法です。複数の大学を併願できるメリットがあります。
学校推薦型選抜: 高校での成績や部活動などを評価してもらう方法です。高校からの推薦書が必要になります。
総合型選抜: 面接や小論文などを通して、本人の個性や将来への意欲を総合的に評価してもらう方法です。高校の成績だけでなく、本人の『学びたい』という気持ちが重視されます。
増える受験費用
受験料(*2)はどのくらいかかるのでしょうか?
・共通テスト(3教科以上を受験):1万8,000円
・共通テスト(2教科以下を受験):1万2,000円
・国公立大学(2次試験) :1万7,000円
・私立大学(医歯学部等除く) :3万円~3万5,000円程度
※共通テストの成績閲覧を希望する場合は別途手数料がかかります。
※夜間生、フレックスなどコースによって、1万円の場合もあります。
国公立大学と私立大学とでは約2倍の差がありますね!
受験料は、1校あたり私立大学で約3万〜3万5千円かかります。もし、合格の可能性を広げるために3つの大学を受験すると、それだけで10万円近くの費用がかかります。
さらに、遠方の大学を受験する場合は、交通費や宿泊費も必要になってきます。
もしかしたら、受験の為に学習塾に通うかもしれません。学習塾代は塾やコースによって異なってきますが、文部科学省の調査(*3)によると、高校生の年間の塾代は公立約38万2千円,私立約37万5千円です。
高校1年から通うとすると単純計算で約120万円となり、大学受験を見据えた教育費にも大きなお金が必要な事が分かります。
出来ることからコツコツと
この記事を読んで、『そんなにお金がかかるの!?』と驚かれたかもしれません。
しかし、これは決して『大学進学を諦めよう』という意味ではありません。
大学受験に必要となってくるお金を受験直前に用意するのは大変です。
お子さんの将来の選択肢を広げるために、
そして、心の余裕をもって応援できるように
「今」から「少しずつ」教育資金を準備していきましょう。
無理のない範囲で、コツコツと始めることが大切です♪
お子さんの成長を支える準備、一緒に始めてみませんか(*^^*)?
【出典】
*1文部科学省:実施した令和6年度学校基本調査(確定値)
*2公益財団法人生命保険文化センター:「ライフイベントから見る生活設計」より引用
*3文部科学省:令和5年度子供の学習費調査(調査結果の概要)より引用