部活動費が家計を圧迫?子どもの体験格差を生まない家計の工夫

こんにちは! 子育てママのお金の専門家

マイライフエフピー®認定ライター・認定講師の池田ひろみです。

 

 

子どもの未来を守るために

最近ニュースで「家計の経済力の差が子どもの【体験格差】に直結しかねない」との記事を目にしました。

特に気になったのは、子どもの部活動にかかるお金に悩む保護者が目立つようになってきたという話です。

部活動の種類にもよりますが、スポーツ系だとスポーツ用具に加え試合や合宿への交通費・遠征費が増加傾向にあり、文化系の部活動でも用具費や発表会・コンクールなどの費用が必要なため、その負担は軽くはありません。

また、部活動を学校から地域に移すことを検討する自治体もあり、より費用負担が増えるのではと懸念されています。

 

私自身、小学2年生の双子と中学1年生を育てながら家庭のお金と向き合うママFPです。

実際に子どもが大きくなるにつれて教育費や部活進学にかかるお金の負担は想像以上に増えていると実感しています。

 

 

年齢が上がるほど増える教育費の現実

幼児期は保育所や幼稚園の保育料と習い事の費用ぐらいですが、小学校に入学すると学用品や給食費もかかりはじめます。

さらに、学年があがるごとに林間学校や修学旅行・卒業関連の費用の支払いが増えます。

また塾代も加わり、中学生になると部活動費は大きな負担に。

 

◆小・中学校の学習費総額(文部科学省『令和5年度子供の学習費調査』結果より)

※学習費総額とは学校学習費・給食費・学校外活動費を合わせた金額

【公立】

小学校  約34万円/年額

(1年:約40万円、2年:約27万円、3年:約30万円、4年:約31万円、5年:約35万円、6年:約40万円)

中学校  約54万円/年額

(1年:約55万円、2年:約47万円年:約61万円)

【私立】

小学校  約183万円/年額

(1年:約220万円、2年:約163万円、3年:約177万円、4年:約168万円、5年:約178万円、6年:約191万円)

中学校  約156万円/年額

(1年:約187万円、2年:約128万円年:約152万円)

 

高校に進学すれば入学金や授業料、大学進学となれば数百万円単位の教育資金が一気にかかってきます。「まだ小さいから大丈夫」と思っているうちに、教育費のピークはあっという間にやってくるのです。

 

 

教育格差をうまないために親ができることは

経済的な事情によって、子どもがやりたいことを諦めざるを得ない状況は、誰にとっても避けたいことです。

けれども、日々の家計管理を少し工夫するだけで将来の選択肢を広げることは可能です。

【教育費を準備するための家計のポイント】

  • 毎月数千円でも「教育費専用の口座」に積み立てる

  • 固定費(通信費・保険料・サブスクなど)を見直して浮いた分を教育資金に回す

  • 児童手当を全額貯金して将来の学費に充てる(第1子・第2子で約234万円)

小さな習慣を積み重ねることで、10年後には大きな安心につながります。

子どもの「やりたい」を叶えられる家計に

子どもが「この部活に挑戦したい」「この習い事をやってみたい」と言ったときに、「お金がないから無理」とは言いたくない――親なら誰もがそう思いますよね。

もちろん、すべてを叶えてあげるのは難しいですが、経済的な事情だけで子どもの可能性を狭めてしまうのは避けたいところです。

そのために必要なのは、今から少しずつでも教育費を意識し家計を整えておくこと

未来の子どもたちが、自分の夢や可能性を信じて挑戦できるように。

親としてできることは、贅沢のためではなく子どもの未来を守るためのお金の準備です。

今日からできる小さな家計改善で、子どもが笑顔で「やりたい!」と言える環境を整えていきましょう。

家計管理にお悩みの方や今のままで大丈夫か気になる方へ

個別相談では未来の家計をシュミレーションし、家計改善をサポートさせていただきます。

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FPオフィスClear 池田ひろみ

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