働き方の節目には、iDeCoの設定をお忘れなく!

2人の子どもを育てるシングルマザー 河口まなみです。

キャリアの転換期は、意外と見落としやすいお金の手続きが隠れているのをご存じでしょうか?

 

個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」は、老後の資産形成を支える代表的な制度です。

ただし、転職・退職や独立などで働き方が変わると、年金区分の変更に合わせた手続きが必要になります。

 

 働き方で変わる!iDeCoの拠出限度額

iDeCoの拠出限度額は、加入している公的年金の区分(被保険者種別)によって異なります。

 

独立や働き方の再構築をする人にとって、ここは大きなターニングポイントになります!

 

被保険者区分が変わった場合は、iDeCoの運営管理機関へ「加入者被保険者種別変更届」 を提出し、拠出額の再設定が必要です。

変更しないまま放置すると…拠出が自動停止となり、運用そのものが止まってしまうケースもあります。

 

 国民年金を「免除」しているとiDeCoには拠出できない

 

iDeCoの前提条件は、国民年金(または厚生年金)への加入です。

そのため、国民年金保険料を免除している期間は、iDeCoの掛金を拠出できません。

 

フリーランスやシングルマザーの方は、状況により免除制度を利用することも多いかと思いますが、

免除中は「iDeCoそのものが一時停止する」という点は重要です。

※免除期間が終了すれば、手続きを行い拠出を再開できますのでご安心ください!

 

 将来の資産形成への影響

 

iDeCoは、積み立て期間が長いほど効果を発揮します。

そのため、次のような“小さな見落とし”が、将来の受取額に直接影響します。

 

・年金区分変更後の手続き漏れ

 

・免除期間が長く続くこと

 

・拠出停止のまま放置してしまうこと

 

特に税制優遇を受けられない期間が発生すると、節税効果も運用益も減少し、資産形成のスピードが鈍ってしまいます。

 

iDeCoは、ご自身のライフスタイルや年金区分が変わるたびに「少しだけ整える」ことが必要となる制度です。

 

新しい働き方が、あなたにとって心地よく続いていきますように。

 

このブログが、ちょっとしたお役に立てれば嬉しいです。

 

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