おこづかいで考える家庭でのお金の勉強

皆さん、こんにちは!
女性とお金の専門家、マイライフエフピー®認定講師の松田真里子です。

5月ももう後半ですね。一日がたつのがほんとに早いです。

 

今回は、おこづかいで考える家庭でのお金の勉強について書いてみます。

 

子どもが小さな頃から、お金の勉強はする方がいいというのは、皆さん共通のところだと思います。
その中でも、はじめに悩むのはおこづかいではないでしょうか。

 

何歳からおこづかいをあげようか、いくらにしようか、どんな渡し方にしようか・・・
ご家庭それぞれの価値観もあり、正解があるようでないものでもありますね。

 

お金の勉強という意味では、あれがほしいこれがほしいと言い出した年少さん年中さんからでも、買い物を通じて少しずつスタートできると思いますが、今はキャッシュレスの時代!

 

今、年少の息子が、買い物はカードでするという意識が芽生えてきていて、買い物の精算時に、でてくる言葉は「カード」「スマホ」なんです。
カードを入れたり、スマホをピッとかざせば、買えるという認識ですね。

 

子どもがもう少し大きくなった時に、現金なら、お釣りのことも話せるのが、キャッシュレスだとなかなか厳しいなあと感じてます。

 

おこづかいにしても、現金が主体の以前でしたら、「定額」で渡すのか、お手伝いなど何かの「報酬」として渡すのか、を考えるとよかったものが、今はさらに、現金で渡すのか、〇〇Payのようなキャッシュレスで渡すのか、ミックスにするのか、も、付け加えて考えた方がいいと思います。

 

 

〇定額のメリットとしては、お給料のように、毎週〇〇円や毎月〇〇円など決めることで、こどもに計画をたててお金を使うことを体験させることができます。

(デメリットは自動的にお金が手に入るので、お手伝いなど関係なし、日にちがたてばもらえるものとなる)

 

〇報酬のメリットは、お手伝いなど何かをしたうえで、もらえるものとなるため、やったことがお金で戻ってくることを体感しやすい。

(デメリットは、何でもお金で考えてしまう面がでてくるかも?!)

 

 

私自身のおこづかいは、小学生からスタートして、小学1年生で100円、小学6年生で600円、中学、高校は千円単位に上がるような定額制と、お手伝いの報酬のミックス型でした。

年齢が上がるとともに、交友範囲やほしいものも増え、おこづかいで足りないものは、がんばってお手伝いをしていた記憶があり、個人的には、ミックス型が両方のいいところを取り入れることができるのでいいなと感じます。

 

お子様の年齢や性格、ご家庭の価値観もありますので、定額がいいのか、報酬がいいのか、両方のミックスがいいのか、親子でおこづかいの決め事について、どうするのかまずは話し合うところからスタートしてみてください。

定額からスタートしてみて、年齢が上がれば報酬でもやってみる、ミックス型も試してみるとかも、いいと思います。

 

冒頭でも書きましたが、キャッシュレス時代でもあり、カードがお金を生み出す訳ではないということも、体感できるよう、小学生のうちは現金で、お金は使えばなくなるもの、使わずに一部おいておけば貯金ができるということを、目で見て理解できるようにするのも大切と思います。

おこづかいの元となるものは、親が働いて得たお金でもあるので、渡す時には、必ず「ありがとう」を言ってもらうように、ルールを決めるのもいいですね。

キャッシュレスでのお金のやり取りが理解できるようになれば、一部キャッシュレスにしても!

 

おこづかいは、子どもが自分で決めて判断することの練習にもなります。

大人から見ると、使いすぎじゃないの~や、もう少し好きなことにつかってみてもいいんじゃないの~や、貯金もしてほしいなあ、と思うことがあったとしても、子どものうちにいろいろ経験して、将来的には、自分で決めて判断して、お金の使い方や貯め方、増やし方などにもお話をひろげていけるようにしていきたいですね。

 

2022年4月1日からは、成年年齢が20歳から18歳に変わり、大人と見なされる年齢が早まっています。

お金について学んで体感できる第一歩が、家庭での「おこづかい」。

お金についての考え方や習慣が、大人になってからも活きますので、お金の練習をおこづかいを通じて、たくさんしていただきたいなあと思います。

 

FPオフィスアクシアライフサポート  松田真里子

ホームページはこちら