Q&A母子手当(児童扶養手当)「いつからいつまでもらえるの?」
児童扶養手当(母子手当)のよくある疑問や質問をお伝えします。
Q.母子手当て(児童扶養手当)「いつからもらえるの?」
A.申請の翌月から支給対象。ただし、実際の支払いは4ヶ月分まとめてとなります。
■8~11月分は12月に
■12~3月は4月に
■4~7月分は8月に支払い
毎月支払われないので注意してくださいね。
また、離婚して手続きをした次の月から支払い対象になります。月末に離婚が成立する方は離婚日にすぐ手続きができるよう事前に「手続きに必要な書類など」確認しておきましょう。
支払いは銀行振り込みとなります。
Q.いつまでもらえるの?
所得制限内でしたら、お子さんが高校を卒業するまで(正確には18歳に達してから3月31日まで)です。
ただし、平成15年の改正で支給制限が追加されました。
働けるのに働かない方には5年(または7年)以降は支給されない可能性がありますので注意しましょう。
実際は、シングルマザーさんは働いている方が多いので、「お子さんが高校を卒業するまで(正確には18歳に達してから3月31日まで)」になります。
Q.いくらもらえるの?
平成30年4月時点で※改正されました
・児童1人の場合 全部支給:42,500円 一部支給:42,490円から10,030円まで
・児童2人以上の加算額
[2人目] 全部支給:10,040円 一部支給:10,030円から 5,020円まで
[3人目以降1人につき] 全部支給: 6,020円 一部支給: 6,010円から 3,010円まで
となります。次は、児童扶養手当(母子手当)の所得制限についてお伝えします。
Q.所得制限っていくらなの?
A.扶養親族の人数とお母さんの所得によって違います。
■0人:49万円未満は全部支給、~192円万未満は一部支給、192万円以上は0
■1人:87万円未満は全部支給、~230万円未満は一部支給、230万円以上は0
■2人:125万円未満は全部支給、~268万円未満は一部支給、268万円以上は0
■3人:163万円未満は全部支給、~306万円未満は一部支給、306万円以上は0
■4人以上の場合、1人につき38万円を加算
この数字からもなんとなくわかるかと思うのですが、働いて収入を得るとすぐ一部支給か支給なしになってしまいます。
よく母子手当ては「4万くらいもらえるよ」と言いますが、養育費や収入がほとんどない方に限っての支給額なので注意してくださいね。
また、「0人」という設定があること・・・これも要注意です。
扶養の人数によって、所得制限が違う、ここも押さえておいてくださいね。
離婚後ご両親や兄弟姉妹と一緒にお住いの場合も要注意
ご両親や兄弟姉妹の所得も所得制限の対象として確認されます。
所得制限額は、各自治体で配布されている「孤児等の養育者・配偶者、扶養義務者の所得制限限度額」の欄がご両親や兄弟姉妹の所得制限金額です。
具体的には
■0人:236万円未満
■1人:274万円未満
■2人:312万円未満
■3人:350万円未満
となりますので、ご家族と同居される場合は、要確認です。
また、児童扶養手当が所得制限にひっかかってしまっても、「ひとり親医療費助成」はまた違うルールで対象か対象でないかを判断します。
ひとり親医療費助成は各自治体によって違うので、ここも合わせて窓口で確認しましょう。
制度や必要な生活費や教育費を理解した上でどのように教育費を貯めていくかはとても大切なことです。
パート・貯金0・実家暮らしでないシングルマザーさんも、貯金の方法を知り、その後3年で教育費を貯めました。
シングルマザーだから子どもの大学進学はムリと諦めないでくださいね。
仕事の収入と児童扶養手当との兼ね合いで悩む方へ
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ひとりで悩まずお気軽にご相談くださいね。