貯金体質への5ステップ(その2)
いえいえ収入を増やすことを考える前に、今の生活を見直す事の方が先ですので説明していきますね。
今の収入がいくら位なのかご存じの方は多いのですが、支出が毎月いくら位かはご存じですか?
なぜかと言いますと、毎月赤字の人は意外とご自身が赤字である事を知らないのです。
最近はキャッシュレスで払える所が増えて便利な世の中になりましたが、現金もキャッシュレス払いもとまるで財布が二つになった感覚でついつい使ってしまう方もいらっしゃるかと思います。
さらにボーナスを当てにして分割払いやボーナス払いで月々買い物をし、カード返済だけでボーナス全部消えちゃう人いませんか?
もし、会社の業績が悪くボーナスが出なかったら!
ボーナスは当てにせず、日々の生活を月の収入内で収めれば、ボーナス支給された時はまさに特別報酬でテンションあがりますよ。
あっ!テンション上がりすぎました・・・
話を続けますと・・・
支出の中で収入に関係なく毎月支払う事が決まっている費用を固定費、決まっていない費用を流動費又は変動費と言います。
毎月の固定費を一度見直すと大きな節約につながりますので、まずは固定費から見ていきましょう。
毎月の固定費なんですが、みなさん固定費っていくつあるでしょうか?一度書き出してみて下さい。
住居費、通信費、保険料、塾代やお稽古事代・・・年払いにしている固定費はありますか?
毎月銀行口座から引き落とされる固定費もあれば、カード払いにしている固定費もありますので、改めて確認してみると、思いのほか固定費が多い事に気付かれると思います。
数百円などの気付かない程度の謎の金額はありませんか?身に覚えのない引落金額が見つかるかもしれませんよ。
数年前からカード利用明細を紙にすると費用がかかり、ネット明細に変わったおかげで確認するのが面倒になったとの声を聞きます。
スマホアプリで簡単に確認できるのですが、その登録が怖いとか面倒だとか理由はさまざまでした。
これを機に面倒かもしれませんが通帳とカード利用明細で、毎月又は定期的に引き落とされる費用をしっかり確認してくださいね。
食費や日用品を1円単位で節約するよりも、固定費を見直す方が簡単に家計がスリム化します。
通帳とカード明細を調べた固定費の中で不要又は不明なものはありましたか?あれば見直し又は解約をすぐにしてくださいね。
固定費の中で、見直せば大きく削減できる3つの費用がありますので確認していきましょう。
◉住居費【住宅ローン・家賃】
住居費の目安は収入の30%位と言われていますが、これより極端に高い住居費は生活をかなり圧迫するので見直しが必要でしょう。
まず賃貸の方は、家賃が安い所へ引っ越す前に何年も前から暮らしているのであれば契約更新時期に家賃交渉をしてみてもいいかもしれません。現在入居されているアパートやマンションが今いくらで賃貸募集されているかを確認しておくと話がしやすいですね。
ただオーナーさん次第ですので絶対に下げてくれるとは限りません。(私もオーナーですので家賃交渉はキャ〜)
マイホームの方は、金利が下がりローン借り換えを既にされた方が多いかとは思いますが、さらに金利が下がっている場合は再度検討されてもいいと思いますし、まだの方で下記の条件に当てはまる場合は一度ご検討されてはどうでしょうか。
〇金利の差が1%以上
〇ローン残高が1000万円以上
〇残りの返済期間が10年以上
ただし、借り換えする金額にもよりますが50万以上の諸費用が必要ですので、返済減額分と合わせてトータルで考えてくださいね。
◉通信費
大手キャリア(docomo、au、softbank)から回線を借りて格安SIMサービスを提供している会社があり、乗り換えると年間数万円安くなる事があります。実際に乗り換えなくても見積もりは出してもらえるので一度相談に行ってもいいでしょう。
大手キャリアがどうしてもいいという方は、契約内容やオプションが今の生活に合っているかどうか確認してください。不要なオプションやプラン見直しだけでも安くなる可能性はあります。出来れば通信費は月5000円までには抑えたいところですね。
〇5分通話無料は必要ですか?
〇安心保障は今まで何回利用されましたか?
〇外で動画をガンガン観られますか?
◉保険【生命保険、医療保険、がん保険等】
日本人は何かあった時の為にと保険加入される方が多いですが、毎月大きな金額を支払っている割に内容を知らない人が多いです。
本当に必要な保障だけ加入するようにして、複数契約している場合は内容が重複していないかしっかり確認してください。
人生の節目(結婚、出産、住宅購入、子ども就職等)に保険を見直すことを覚えておいてくださいね。
おまけ・・・
◉動画・音楽配信、スマホの課金、定期購読、ジム、習い事、サプリメント、年会費・・・
契約した時は必要でも、時が経てば不要になっている可能性がありますので、年に1度は見直すことが大切ですね。
固定費を見直すだけで、支出を大きく減らすことができる可能性があります。時間がかかる作業ではありますが、年に一度、気合を入れてチェックするだけで家計のスリム化が維持でき、そのお金を使わずに積立すれば目標額もあっさり達成できるかもしれませんよ。
是非是非、貯金体質に向けトライしてくださいね。
【一人旅シリーズ】ブランデンブルク門(ベルリン)
ベルリンの壁が崩壊した翌年は、瓦礫を「壁の一部」と言って売ってる露店が沢山ありました。