親の信用に心配があるときに奨学金を利用する際の3つのポイント【体験談】

こんにちは♪女性とシングルマザーのお金の専門家®かんのみきです。

進学したいのに教育資金がない…
そんなときに学生の強い味方となる奨学金

 

私も学生の頃、家計が苦しくて利用しようと思ったのですが

大きな勘違いにより、奨学金は利用できないと思い込んで進学を諦めてしまいました。

 

今回は、その失敗談とそこから気付いたこと・貸与奨学金についてお伝えします。

気になる方は是非、参考にしていただけると嬉しいです♪

 

奨学金にはどんなものがある?

奨学金で代表的なものだと、日本学生支援機構の奨学金がありますね。一度は耳にしたこと、ありませんか?

その日本学生支援機構の奨学金は、返済不要の「給付型奨学金」、返済が必要となる「貸与型奨学金」の2種類あります。

 

今回は、返済が必要な貸与奨学金についてのお話です♪

 

わが家は奨学金を利用できない~!?

私が高校生だった頃のお話です。

私は高校卒業後、専門学校へ進学したかったのですが

 

わが家は母子家庭で生活が苦しく、進学するための資金がありませんでした。

 

どうしたら進学できるだろうと考えたときに、学校からの配布プリントで目にした「貸与型奨学金」のことを思い出しました。

 

\ 奨学金を利用すれば進学できるかも /

 

さっそく母に奨学金のことを相談したら予想外の答えが返ってきた!

 

「うちは奨学金、利用できないの」

 

えっ!そうなの!?

 

進学できるかもしれないと期待が高まっていただけにショック!でも、そこには大人の事情があるのだろう

 

母とそれ以上の会話をすることなく

奨学金のこともよく調べずに進学をあきらめたのでした。

 

それから十数年、つい先日のこと。

ふいに、なぜあのとき奨学金を利用することができなかったのか理由が気になり、母に聞いてみることに。

 

すると

当時、ケータイ料金を滞納していたことやローンの支払いがあったため、奨学金を利用することはできないと判断したことが分かりました。

 

さて、

母に滞納金やローンがあった場合、奨学金は利用できないのでしょうか。

 

こたえは

母に滞納金やローンがあっても、奨学金を利用することができます。


親の信用に関係なく、子どもは奨学金を利用できるのです。

 

それはなぜでしょう。
これから、簡単にご説明させていただきますね♪

 

 

親の信用に心配があるときに奨学金を利用する際の3つのポイント

 

それでは

なぜ親に滞納金などがある場合でも貸与型奨学金を利用することができるのか

貸与型奨学金(以下、奨学金)を利用する際の注意点について

3つのポイントをお伝えしていきますよ。

 

ポイント1.奨学金を借りるのは子ども(学生)本人なので、親の審査はない

奨学金は、親ではなく進学する子ども自身が返済するものになります。

なので、奨学金を申請するにあたって親の信用を確認されることはないのですね

 

ポイント2.連帯保証人になるには審査が必要

さて、奨学金を利用するためには保証制度というものがあり、「人的保証」と「機関保証」、どちらかを選択する必要があります。

子ども(学生)が返済を怠ったときに、誰が代わりに返済をするのか決めておくのです。

 

「人的保証」を選択した場合には、子ども(学生)の次に連帯保証人、保証人が返済する義務を負うことになります。

連帯保証人…原則として父母(またはそれに代わる人)

保証人…4親等以内の親族で連帯保証人と別生計の人

 

どちらも

債務整理中や破産していた場合には保証人になることが難しくなります。

もし連帯保証人になれるのか心配がある方は一度、学生支援機構へ相談してみましょう。

 

連帯保証人にはなれない、他に保証人が見つからない…
そんなときには「機関保証」があります。

 

ポイント3.機関保証制度を利用すると保証料がかかる

「機関保証」を選択すると、保証機関が連帯保証人となってくれます。

しかし、少し注意が必要です。

 

機関保証を利用する場合、保証料を支払う必要があります。

保証料は毎月の奨学金から差し引かれる仕組みで、振り込まれる奨学金の額が少なくなります。

 

保証料は採用年度や奨学金の種類(利子あり、利子なし)、貸与期間など条件によって違ってきます。

 

日本学生支援機構ホームページ内に、「2020年度採用者の保険料の目安」や「奨学金貸与・返還シミュレーション」がありますので、気になる方はチェックしてみて下さいね。

>>日本学生支援機構ホームページをみる

 

以上、親の信用に心配があるときに奨学金を利用する際の3つのポイントでした。

 

奨学金を利用できるか迷ったときは

 

さて

私は最近になって、自分も奨学金を利用できたことを知ったのですが「もっとこうしていたらよかった」と感じたことは…

 

●しっかり家族で話し合う

●情報を調べる

●学校の先生や日本学生支援機構などへ相談する

 

これが出来ていたら、進学をあきらめずに希望の専門学校へ通うことができていたのかもしれません。

 

子どもに進学させてあげたいけれど

家計が苦しい

債務があって不安

など、経済的な理由で難しいと感じているご家庭は是非、奨学金などの支援制度を活用を検討してほしいと思います。

給付型奨学金という「もらえる奨学金」もあるんですよ♪

 

制度を活用するには、早め早めに調べて行動することが大切になります。

 

奨学金や支援制度についてもっと詳しい話が聞きたい

わが家は制度を利用できる? など

個別でのご相談を承っております。

 

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