お給料減少?「雇用保険」が原因かもしれません!

こんにちは!

富山で活動する、女性のお金の専門家・山岡加代子です。

 

最近なぜかお給料が減っている?・・そう感じている人はいませんか?

実は、「雇用保険料」が昨年からじわじわと値上がりしているんです!

 

2023年度からの予定も含めてお伝えしていきますね。

 

そもそも雇用保険とは?

「雇用保険」というより「失業保険」といった方がイメージしやすいかもしれませんね。

 

雇用保険は社会保険の一つで、労働者の生活や雇用の安定を保障する制度。

事業主と労働者の両者によって保険料が納められて成り立っています。

 

なぜ値上げしてるの?

そもそも雇用保険料は、失業者へ給付する要素が大きいので、失業者が増えれば保険料率は上がり、失業者が減れば下がるというしくみ。

そのため、これまでも変動していたのですが、低い水準が続いていたのです。

 

2022年度は「コロナウイルス感染症2019」の影響で、失業率が上がったり雇用調整助成金の支払いが増加したりという状況。

 

特に、「雇用調整助成金」はもともとあった制度にプラスして「特例措置」や「経過措置」が行われていたためその影響は大きく、雇用保険財政が悪化してきているのです。。

 

値上げ幅はどれくらい?

厚生労働省「令和4年度雇用保険料率のご案内」を見てみましょう。

 

この表から、労働者より事業主負担が大きいこともわかりますね。

実際に負担する労働者(私たち)分は①のところになります。

 

業種によって違いはありますが、年度の途中から上昇しているのがわかると思います。

 

「一般の事業」の欄から具体的な金額をみてみましょう。

ざっくりとした計算にはなりますが、

月収30万円の人の雇用保険料は、

月額900円(令和4年4月~9月)から、

1500円(令和4年10月~令和5年3月)に現在上がってきているところ。

お手元の給与明細を確認してみてくださいね。

さらに、

令和5年4月からの値上げを以下の表から計算すると、1800円に!

半年前から比べると、2倍になる計算です。

 

失業以外でもらえる雇用保険の給付は?

失業したとき以外にもらえる雇用保険の給付も、実はたくさんあるんです。

大きく分けると4つの給付(中身は19種類の給付金)があります。

 

▢求職者給付

▢就職促進給付

▢教育訓練給付

▢雇用継続給付

 

なじみのある「育児休業給付金」は雇用継続給付から出ています!

私たちが保険料を支払って加入している社会保険です。

どんな保障が受けられるのか、この機会に確認しておきたいですね。

 

雇用保険を活用しよう

この雇用保険を積極的に活用するには、「教育訓練給付」でスキルアップをおすすめします!

 

現在指定を受けている講座は「教育訓練講座検索システム」で検索できます。(クリックで開きます)

講座によって受講費用の20~50%(上限あり)が支給され、いろいろな資格取得を応援してくれる制度です。

一度チェックしてみてくださいね。

 

ご意見ご感想などお気軽にお寄せください。

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