老後が不安、54歳派遣社員はiDeCoはじめた方がよい?

女性のお金の専門家
マイライフエフピー®認定講師の浅井優花です。

教育費の悩みが終わった途端に、気になるのが老後のお金です。
私もそうですが、シングルマザーさんは、「子どもに迷惑かけたくない・・・」と皆さんお話しされます。

「銀行に預けていてもお金は増えないです。。」
「投資信託や株などやってみたいけど、怖い。」
「NISAやiDeCoなど名前は聞くけどわからない。」

※iDeCo(個人型確定拠出年金)とは
iDeCoとは、公的年金(国民年金・厚生年金)とは別に給付を受けられる私的年金制度の一つです。
公的年金と異なり、加入は任意で、加入の申込、掛金の拠出、掛金の運用の全てをご自身で行い、掛金とその運用益との合計額をもとに給付を受け取ることができます。(厚生労働省 iDeCoの概要より)

iDeCoのメリット

〇自分で好きな商品を選び、自分で掛け金を支払って運用することが出来る。
〇運用益や利息が非課税になるため、通常の資産運用に比べ20%以上手取り額が増える。
〇iDeCoの掛け金は全額所得控除できるため、所得税と住民税を節税できる。
〇受取時、「一時金」「年金」「一時金+年金」と選択でき、「退職所得控除」「公的年金控除」が適用され、課税所得が減り、節税になる。

iDeCoのデメリットや注意点

〇元本割れする可能性がある。
〇金融機関によって手数料や商品が異なる。手数料や維持費がかかる。
〇年末調整や確定申告が必要。
〇60歳まで引き出せない。
〇派遣会社など転職時と退職時に手続きが必要

シングルマザーさんの相談

54歳 派遣社員。子ども1人(社会人) 年収250万円。
iDeCoを始めたい。月に1万円だったら可能。

〇加入期間に応じた受取開始年齢が決まっており、54歳から60歳まで加入した場合は、加入期間が6年となるので、受け取り開始年齢は、62歳となります。
※iDeCoの積立が60歳で終わっても、受け取る62歳までに毎年口座管理料が必要になる。
※60歳以降収入がない場合は、所得税や住民税の節税効果がない。
〇運用期間が6年と短いので、元本割れの可能性がある。

54歳から60歳までiDeCo加入したら(3%運用利回りで仮定)
掛け金(元本)               合計720,000円
所得、住民税軽減額  年間18,000円    合計108,000円
運用益(3%運用利回りと仮定)        合計68,765円

シミュレーションすると、上記のように節税効果はありますね。
ただ、元本割れの可能性はあります。

老後のお金

iDeCoや来年から始まる新NISAなど投資信託は、勉強してから始めることが大事です。
まず、年金定期便でご自分の年金額を確認してみてください。

人と比べず、自分はどうしたら良いか?を考えながら
一つ一つ解決していきましょう!

「ひとりで悩まないで・・・」

 


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