「経費を使って税金を払わない」は本当に節税?

起業女性のみなさん、
「税金はなるべく払いたくない」
「税金を払うくらいなら経費を使っちゃえ!」
「税金を払うことは悪いこと」
そんなふうに思っていませんか?
確かに税金は、売上から経費を引いた利益に対してかかります。
だから、「経費を使って利益を減らせば、税金も減る」という考え方は、間違いではありません。
でも実は…
経費を使えば節税になる!という考え方には、落とし穴があるんです。
節税のつもりが、お金を“ゼロ”にしているかも?
たとえばこんなケースを考えてみましょう。
あなたの事業で、利益が100万円出そうなとき。
「税金を払いたくないから、経費を100万円使っちゃおう!」
そう思って、広告費や備品、セミナー代などをバンバン使ったとします。
確かに、利益は0円になります。
税金もかかりません。
でも、その代わり…
手元に残るお金も0円になってしまうんです。
一見、節税ができた気持ちになりますが
手元にお金が残らないことになっています。
本当に残るのはどっち?
ここで、実際の税金を見てみましょう。
利益が100万円出た場合、
ざっくり計算でかかる税金は:
-
所得税:約5万円
-
住民税:約10万円
合計で 15万円程度です。
つまり、税金を払ったとしても…
100万円 − 15万円 = 手元に85万円が残るんです!
えっ⁉
どうしてって思うかもしれませんが、
100万円を経費で使ったからといって、
税金が100万円安くなるわけではありません。
100万円の経費を使った場合の
節税効果は15万円です。
ですから、必要のない経費を使った場合
その分お金を消費しただけということになります。
経費を使えば節税になるというのは
ある意味誤解なのですね。
税金を払う=悪いこと、ではありません
税金を払うということは、
裏を返せば「ちゃんと利益が出ている」ってこと。
つまり、
あなたのビジネスが軌道に乗ってきた証拠でもあるんです。
もちろん、無駄な税金は払わなくていいし、
必要な経費はしっかり使って、売上を上げることは大切。
でも、だからといって
「税金を減らすために、必要のない経費を使う」のは本末転倒。
売上が上がって、利益が出たのなら、
生命保険料控除
小規模企業共済等掛金控除
医療費控除というように
〇〇控除という
税金がかかるもとを小さくする仕組みを使って
節税をすると、
手元にお金が残ります。
大切なのは将来のためにお金を残すこと
「数字を見るのが怖い」
「税金って、払えば払うほど損な気がする…」
そう感じるのは、自然なこと。
実は、私がこれまでサポートしてきた多くの起業女性たちも、
同じように悩んでいました。
でも、正しい知識があれば、
節税も貯金も、もっとラクに、もっと安心してできるようになります。
経費=節税ではありません。
本当に大切なのは、
「お金を“残す”こと」「未来に使えるお金を増やすこと」。
売上が上がっているのにお金が残らない
お金が残らない理由がわからない
そんなお悩みがある方は、
ぜひご相談してくださいね!
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