大学入試の多様化で軽視できない受験費用

こんにちは! 子育てママのお金の専門家

マイライフエフピー®認定ライター・認定講師の池田ひろみです。

 

小さなお子さんを育てるママにとって、

お子さんの大学進学はまだずーっと先の話に思えるかもしれませんが、

その大学の教育費は入学後の学費だけではありません。

実は大学受験の費用が意外と負担になります。

入試が多様化されている中で志望校に合格するチャンスが増えた一方、受験料が増加傾向に。

今から知っておくことで将来の準備がしやすくなりますので、軽い気持ちでご一読くださいね(*^^*)

 

 

大学入試の多様化とは

そもそも「大学入試の多様化」とはどういうことなのでしょうか。

昔は「一般入試(学力試験)」が中心でしたが、現在は国公立大・私立大ともに主に3つの方法に分けられます。

一般選抜

従来の「一般入試」で学科試験を重視。(共通テスト、国公立2次試験、私立の個別試験)

総合型選抜

志望理由書に記す高校での活動や意欲を重視。面接等で大学が求める人物像に合うか判定される。

学校推薦型選抜

高校長の推薦を必要とする受験方法。高校の成績や活動内容を書いた推薦書を重視。

さらに英語民間試験を導入したり、小論文やプレゼンテーション、面接や実技なども入試方法に含まれる大学も。

 

 

受験に費用がかかる理由

多様化した入試では、選択肢が増えた分複雑化しており、その準備に時間もお金もかかる傾向があります。

入試対策のための塾や講座の費用

単に学科試験の対策だけではなく、面接や小論文・プレゼンテーションなど受験の内容に合わせて対策しておかなければなりません。

受験回数が増える場合の受験料

多様化により各大学受験日程を複数設定しています。受験できるチャンスが増えることは良いことですが、受験回数も増えその分受験料の負担が大きくなる可能性があります。

複数の大学を受験する場合の受験料

共通テスト:(3教科以上)18,000円、国公立大2次試験:約17,000円、私立大一般入試:約30,000円~35,000円。

国公立大の受験だけでも共通テストと2次試験で約35,000円になります。

さらに私立大を複数受験すると、受験料だけで数十万単位にの費用に。

遠方の大学を受験する場合の交通費や宿泊費

遠方の受験会場の場合、交通費として新幹線や飛行機、高速バズなどの費用がかかります。

また前日から会場近くに宿泊しておくため、1泊2日の宿泊費用や飲食代も必要です。

 

 

最後に

私の個人的な意見としては、大学入試の多様化により受験スケジュールは複雑化しているように思います。

ですが、お子さんにとっては志望校合格へのチャンスは増え、夢や希望を叶える助けになっているのではないかと思います。

早めに志望校を絞り、多様化している入試を上手く使いこなしていくことが大切ですね。

お子さんが小さい今のうちから教育費をシュミレーションし、受験にかかる費用も含め少しずつ準備しておくと安心です。

お子さんが中学生になる頃には、具体的に将来の夢や進学先を話したり調べたりして、大学入試の情報を集め始めましょう。

まだ先のことだからこそ、今の入試傾向を「なんとなく知っておく」ことで、将来慌てずに安心して応援できる準備になるのではないでしょうか。

 

FPオフィスClear 池田ひろみ

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