【保険の見直しを考えている方へ】まさか!乳がんと診断されたのに、保険金がおりない⁈
皆さま、こんにちは。
マイライフエフピー®認定ライター・認定講師の
山﨑かづ偀です。
8月ももう後半ですね、暦の上では秋といっても
まだまだ暑い毎日です。お元気ですか?
今日は、ちょっとショッキングなテーマです。
~いざという時のための保険なのに!~
いざという時のため、医療保険やがん保険を検討されている方は少なくないと思います。
かくいう私も、離婚当初に家計の見直しで医療保険を見直しました。
長期入院を補償する医療保険を解約してネット保険のがん保険に切替え、
月々の保険料負担を抑えることができました。
でも、いざという時にその保険が使えなかったら?
今回はそんな事例についてのご紹介です。
ご参考になれば嬉しいです。
~健康診断で精密検査が必要と言われ…~
知人が乳がんになってしまいました。
それを聞いただけでも、相当ショックを受けましたが、幸い初期の段階で見つかり、
他に転移していなかったので、適切な治療をすれば命の危険はないとの事でひと安心しました。
それ以上に耳を疑ったのが
加入していたがん保険の保険金がおりなかったらしいのです!
それも、精密検査の結果を最初に担当の外交員に伝えたところ
「(保険金が)出ますよ」との返答だったので、
それならと個室入院にしていたのに、いざ入院となったら
「やっぱり保険金はお支払い出来ません。」
との返答だったらしいです。
~がんと診断されたのに、なぜ保険金がおりないの⁈~
なぜ、そんなことになったのかというと、
がんの進行(ステージⅠ~Ⅳとか)と関係がありました。
その方の乳がんはステージ0(ゼロ)の
非浸潤がんでした。
非浸潤がん(初期のがん)は
保険金支払いの対象外だったのです。
※某保険会社のサイトによると、「上皮内新生物保障特約」という
特約をつけていれば、支払われるとの事でした。
申し訳ありません!保険の相談(家計とのバランスをみる)も受けているFPでありながら、
この特約について知りませんでした…
【ご参考】
がんには、非浸潤がんと浸潤がんとがあり
「非浸潤がんは、がん細胞が乳管内または 小葉(しょうよう)内にとどまっている
がんです。適切な治療を行えば、転移することはなく、再発はわずかです。」
乳がん 治療:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]国立がん研究センターが運営する公式サイトです。 ganjoho.jp
浸潤がんは上皮を超えて、他の臓器・部位にも転移している(又はその恐れがある)状態のようです。
現状に即した運用をお願い致します。
非浸潤がんと診断される患者さんの数は、この10年の間に5倍に増加し、
検診で発見される乳がん全体の19~26%を占めているそうです。
その理由は、マンモグラフィーの検診数の増加および精度の改善によって、
- 浸潤がんになる前の早期の段階で見つかった
- 今まで見つからないまま放置されていたがんを見つけてしまうようになった
のいずれかと言われています。
国もがん検査を推奨していますし、初期で見つかってよかったとは思うのですが、
再発の可能性はゼロでは無いのに、
乳房部分切除もしたのに、
(通常の仕事もしながら)放射線治療も始まるのに…
保険金がおりないなんて、腑に落ちないと思うのは私だけでしょうか?
保険会社側にも、非浸潤がんが多く診断されるようになった現状に即して、
特約での対応ではなく、支払用件の見直しを検討していただきたいと思います。
ご意見、ご質問等お待ちしております。