【今から始める資産形成】「iDeCo(イデコ)」ってなに?

大阪府在住、女性のお金の専門家 ゑびすかよこ です。

これまで、資産形成を始めるための「目的の設定」、そして「NISA(ニーサ)」についてお話してきました。

お金の目的に合わせて「預貯金」と「NISA」を使い分けるイメージは湧いてきましたでしょうか?

今回は、老後の資金作りの強力な味方になる、国が後押しする制度「iDeCo(イデコ)」について解説していきます!

「NISAと何が違うの?」「自分はどちらを選べばいい?」と迷っている方は、ぜひこの違いを押さえておきましょう。

 

iDeCo(イデコ)ってどんな制度?

個人型確定拠出年金です。難しい名前なので制度も難しく感じてしまうかもしれませんね💦

簡単にお伝えすると「自分専用の年金制度」です。

ですので、自分で加入手続きをしないといけません!

20歳~65歳未満の人が加入することができます。

(60歳以上65歳未満の会社員などで働いている人や国民年金に任意加入している方)

※2026年12月にさらに加入できる条件が緩和され、条件に当てはまる人は70歳未満まで加入が可能となる予定です!

 

iDeCoの「3つの節税メリット」

iDeCoには、お金を「貯めるとき」「増やすとき」「受け取るとき」に税金の優遇を受けることができます。

1. 積立額が、すべて「所得控除」の対象になる!

いちばんの魅力はこれです!

積み立てたお金の全額が「所得控除」の対象になり、住民税や所得税が安くなります。

つまり、節税が出来るという点がNISAとの大きな違いになります。

また、2026年12月の改訂により、掛金の上限が増える予定となっており、さらなる節税が期待できます!

加入区分

(対象者)

現在

(〜2026年11月)

改定後

(2026年12月~)

改正のポイント
第1号 被保険者

(自営業・フリーランス等)

月 6.8万円

(年 81.6万円)

月 7.5万円

(年90.0万円)

より手厚い老後資金の積立が可能になります。
第2号被保険者

(会社員など)

月2~2.3万円

(年 24~27.6万円)

最大 月 6.2万円

(年74.4万円)

掛金が大幅に拡大します!
第3号 被保険者

(専業主婦・主夫など)

月 2.3万円

(年27.6万円)

月 2.3万円

(年27.6万円)

変更はありません。

表1:厚生労働省「2025年の制度改正-iDeCo・企業型DC・国民年金基金の拠出限度額の引き上げ(2026年12月1日施行予定)」を参考に筆者が作成

 

2. 増えた利益に税金がかからない

通常なら約20%引かれる税金がゼロになるため、老後までじっくり効率よくお金を増やすことができます。これはNISAと同じです。

 

3. 受け取るときも税金が優遇される

60歳以降にお金を受け取るときも、一時金として受け取る場合や年金として受け取る場合にも税金が優遇されます。

 

iDeCoの最大の注意点(デメリット)

とてもおトクなiDeCoですが、老後のための制度だからこその「厳しいルール」があります!

  • 原則、60歳まで引き出すことができない!

これが最大のデメリットであり、注意点です。

NISAは「いつでも引き出せる」とお伝えしましたが、iDeCoは私的年金制度なので、原則として60歳までお金を途中で引き出すことはできません。

  • 元本保証がない(商品による)

NISAと同様に投資信託などを選んだ場合は、元本割れのリスクがあります。

(※iDeCoでは「定期預金」などの元本保証型の商品を選ぶことも可能です。)

 

「預貯金」「NISA」「iDeCo」の比較表

資産形成を始めるために、お伝えしたそれぞれの特徴を整理しました。

特徴 預貯金(銀行) NISA iDeCo
主な目的 近い未来の備え・

生活費

5〜10年先の将来・

ライフイベント

60歳以降の老後資金
元本の保証 あり! なし(増減する) なし(一部定期預金もあり)
いつでも引き出せる? いつでもOK いつでもOK 60歳までNG
節税効果 なし なし あり!
増えた利益の非課税制度 なし(約20%課税) あり(税金ゼロ) あり(税金ゼロ)

 

私はどれを選べばいいの?自分に合った選び方のヒント

組み合わせや配分は、一人ひとりの収入、年齢、そしてライフプランにより、異なります。

自分にはどれが合っているのかを迷ったときは、資産形成をする「目的」を思い返してみて下さい。

今回ご紹介した制度は、どれか一つに絞る必要はありません。

「まずは預貯金とNISAから」、「節税メリットを考えてiDeCoも少し併用してみよう」など、ご自身の家計のバランスに合わせて上手に組み合わせることが、失敗しない資産形成のポイントです。

リスクの分散ですね(*^^*)

正しい知識を身につけて、あなたにぴったりの資産形成を

3回にわたって、資産形成に関わる「目的の決め方」「NISA」「iDeCo」についてお伝えしてきました。

お金の情報はあふれていますが、「みんながやっているから」ではなく、「自分の目的や今の家計には、どの制度が合っているかな?」と正しく判断することです。

国が後押しするおトクな制度を上手に味方につけて、あなたの大切な未来のお金を守り、育てていきましょう!

家計の現状把握や、今の自分にあった組み合わせが知りたい!というときは、お気軽にご相談くださいね(*^^*)

参考:iDeCo公式サイト

厚生労働省「2025年の制度改正-iDeCo・企業型DC・国民年金基金の拠出限度額の引き上げ(2026年12月1日施行予定)」

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