マイナンバーカードは健康保険証としても使えるようになる!
こんにちは!
女性のためのお金の専門家、新田真由美です。
みなさん、20,000円の利用で5,000円分のポイントがもらえる「マイナポイント」には申し込みをしましたか?
私はイオンでよく買い物をすることと、2000ポイントの上乗せがあること、この2つの理由で「WAONカード」を登録しました。
申込は無事完了しましたが、「マイナンバーカード健康保険証利用の申込」にチェックをする箇所があって、いったいいつから健康保険証として利用できるのか、セキュリティは大丈夫なのか、本当に登録が完了したのか、いろいろなことが「ギモン」でした。
今回は、同じようなことを「ギモン」に思った方のために「マイナンバーカードの健康保険証としての利用」についてお伝えしますね。
マイナンバーカードが健康保険証として使えるのはいつから?
マイナンバーカードが健康保険証として利用ができるようになるのは、あくまでも現時点での予定ですが令和3年の3月からとなっています。
どんなメリットがあるの?
●転職や引っ越しなどで健康保険証が切り替えになったときでも、病院を受診できる
通常、転職などのタイミングで新しい健康保険証の交付を待っている間に病院を受診するときには、一旦窓口で全額を払い、新しい健康保険証が交付された後、新しい健康保険証を病院に持参して本来の自己負担分との差額を返金してもらうことになります。
そんな転職や引っ越しなどで新しい健康保険証の発行がまだの時でも、マイナンバーカードを病院に提示すれば自己負担分での受診が可能になります。
●急な入院でも限度額証明書の申請が不要
入院などの理由で医療費が高額になりそうな場合、あらかじめ健康保険に申請をして「限度額証明書」を病院に提示すると、窓口での支払いは1ヶ月の自己負担限度額までで済みます。
マイナンバーカードを健康保険証として利用すると、オンラインで医療保険資格の確認ができるので、限度額証明書がなくても窓口での支払いは自己負担限度額で済むことになります。
急な入院の場合、限度額証明書の申請が厳しい方には便利なシステムですよね。
●いつどこでどんな薬を処方されたか管理できる
現時点での予定ですが、令和3年秋ごろにはマイナポータルで処方された薬や特定検診の情報を確認することができるようになるようです。そのため、自分自身の健康状態の管理がしやすくなりますし、病院に行った時も医師や薬剤師がオンラインで患者の健康状態や薬の情報を確認することができるようになります。
私はお薬手帳アプリで家族の薬を管理していますが、毎回自分で入力をしているため、その手間が省けることになるので嬉しいです。
●確定申告の医療費控除が楽になる!
令和3年秋の予定ですが、マイナポータルを利用することによって医療費の情報が確認できるようになります。そのため、マイナポータルを利用して医療費控除の確定申告ができるようになります。
毎年医療費の計算が大変で確定申告をしていなかった方も、医療費がどれだけかかったかを確認することが簡単になれば、医療費控除の確定申告も楽になりますね。
マイナンバーカードを紛失したりしたら?
マイナンバーカードを持ち歩くことで紛失のリスクが懸念されます。
そのような時にはどうしたらいいのでしょうか?セキュリティの面で心配な方もいるのではと思います。(私もです)
健康保険証として使えるようになっても、受診歴や薬剤情報がカードのICチップに登録されることはないので安心できそうです。
もしも、落としたり、紛失したりした場合にはマイナンバー総合フリーダイヤルに連絡をしてカードの利用を停止しましょう。
マイナンバー総合フリーダイヤル:0120-95-0178
また、暗証番号を数回間違えたりするとロックがかかったり、不正に情報を盗み出そうとするとICチップが壊れるようになっているので、セキュリティの面でも対策が施されているので安心して使えそうです。
健康保険証として登録する方法は?
●マイナポイント申込の時に一緒に登録
マイナポイントを申し込みをした方は、申込完了の画面で、「マイナンバーカード健康保険証利用の申込」にチェックをして一括申込をクリックすれば登録完了となります。
●マイナポータルのサイトで登録
マイナポイントの申込をしていない方は「マイナポータル」のサイトまたはアプリで登録をします。
●登録されているか確認方法
登録されているかどうかも、マイナポータルのサイトやアプリで確認をすることができます。
登録が完了していると、「正常に受け付けました」と表示されます。
マイナンバーカードの健康保険証としての利用は令和3年3月からで、システムを導入している医療機関での利用が可能です。政府は令和3年3月には約6割の医療機関での導入、令和5年3月にはおおむねすべての医療機関での導入を目指しています。
あくまでも現時点での情報ですので、最新の情報は厚生労働省のホームページや総務省のホームページでご確認してくださいね。
マイナンバーカードは、マイナポイントだけじゃなく健康保険証としての利用で、私たちの生活ももっと便利になりそうですね。