初心者の方のためのやさしい会計ソフトの形態【体験談】

愛知の女性のお金の専門家
マイライフエフピー®認定講師の川端尚子です。

新型コロナウイルス感染症が収まらず、私たちの働き方も大きく変わりましたね。
テレワークやオンライン会議など、ご自宅でお仕事をされる方が増えました。

また、起業される方も増えていますね。
私のところにも、開業したので経理をお願いしたいなどの依頼が増えています。

起業という働き方は、時間や場所に拘束されないので、小さいお子さんがいても、また介護をしていても、お家にいながら安心して仕事をして収入を得ることができます。

アフターコロナの時代になっても、自分の生活スタイルに合わせることのできる起業という働き方は、着実に増えていくのではないかと感じています。

最近、お客様から「インストール型会計ソフトとクラウド型会計ソフトの違いを教えてほしい」「会計ソフトを使ったら、どんなメリットがありますか？」「使いやすい会計ソフトを教えてほしい」などのお問い合わせを数多くいただいております。
今日は、会計ソフトの形態についてお話しさせていただきます。

個人事業主の方やフリーランスの方、副業をされている方は、日々の取引を記帳されているかと思います。皆さん、どのような方法で記帳されていらっしゃいますか？

手書きで記帳されている方、会計ソフトを使われていらっしゃる方、専門家の方にお任せされていらっしゃる方など様々だと思います。

税務署に青色申告承認申請書を提出されている方

では、どのような方が会計ソフトを使って記帳した方がいいのでしょうか？
それは、税務署に青色申告承認申請書を提出されている方です。

青色申告承認申請書を提出していると、さまざまな特典があります。その中でも一番メリットが大きいのは、「青色申告特別控除」ですね。このうち、一番控除額が大きい６５万円、続いて５５万円の控除の要件の一つに、複式簿記で記帳をするというものがあります。

複式簿記とは、何に対して、どのような方法でいくら支払ったのかを記帳します。一つの取引を両方の側面から記録をするため、単式簿記と比べて複雑です。
会計ソフトは、自動計算のため金額ミスがなく、また転記ミスを防ぐことができるなど、正確な会計帳簿を作成できます。その他、経営分析や経営戦略、資金調達などにも活用できますよ。

会計ソフトの形態

会計ソフトの形態には、２種類あります。

・インストール型（弥生会計など）
町の電気屋さんやショッピングサイトなどでCD-ROMを購入したり、製品のライセンスを購入します。
・クラウド型（マネーフォワードやfreeeなど）
希望する会計ソフトの会社に、インターネットから申込みます。

私は、インストール型会計ソフトとクラウド型会計ソフト、両方使用したことがあります。
そこで、インストール型会計ソフトとクラウド型会計ソフトの特徴をまとめてみました。

【インストール型会計ソフトとクラウド型会計ソフトの特徴】

	インストール型	クラウド型
料金	購入時に支払い	月額または年額
バージョンアップ	有料	無料
インターネット	必要な場合あり	必要
データの保存先	パソコン	インターネット
データの確認方法	パソコン	パソコン・タブレット・スマホ
ソフトウェア	会計ソフトによって異なる	windows・macOS
メリット	・毎月の会計ソフトの使用料がかからない・ネット環境の良し悪しに左右されない	・税理士などの各種専門家と情報共有ができる・バックアップの必要がない・最新の法改正に対応している・人工知能AIによって、作業時間が削減できる・IDとパスワードがあれば、他の人と情報を共有できる
デメリット	・インストールが必要・バックアップの必要がある・法改正のたびに、バージョンアップが必要・インストールしたパソコンでしか、情報を見ることができない	・ネット回線の状況によっては、処理が遅くなる・毎月、会計ソフトの使用料がかかる