いつ始める?どう渡す?お小遣いの渡し方【体験談】

こんにちは! 子育てママのお金の専門家

マイライフエフピー®認定ライター・認定講師の池田ひろみです。

新年を迎え、我が家では子どもの今年のお小遣い額について家族で話し合う機会がありました。

これまで試行錯誤しながら、徐々に確立されてきた我が家の【お小遣いの渡し方】

お小遣いを始めるきっかけや渡し方は家庭によってそれぞれです。

子どものためにどうするのが良いのか、と悩まれるご家庭に少しでも参考になれば嬉しいです(*^^*)

 

お小遣い制を始めるきっかけは?

現在小学4年生の長男にお小遣い制を始めたきっかけは、

小学校の算数の授業で「数の概念」や「計算」を習うようになった頃、数字やお金に興味を持ったのがきっかけでした。

ただ、最初はお金の種類やそれぞれの価値も分からない状態だったので、一緒に買物に行きお金を使ってみるところからスタート。

スーパーで値札の見方や消費税がかかることを教え、100円を渡して一人で買物をさせてみました。

何回か親が見守りながらお金を使うことを練習し、その後は一人で自由にお小遣いを使って買物ができるようになりました。

現在年中の弟たちは、そんなお兄ちゃんの姿を見て早くもお金に興味を持ち始めています。

お小遣い制を始めるには良いタイミングなので、今年は一緒にお買物に行くところからやってみようと思っています。

 

お小遣いの渡し方は?

お小遣いの渡し方は4つの方法があります。

①定額制・・・毎月決まった金額を渡す方法(例)毎月1日に200円

②報酬制・・・お手伝いや成果の対価として渡す方法(例)食器洗い50円、お風呂掃除100円

③一括制・・・1年分のお小遣いを1度にまとめて渡す方法(例)1月1日に10000円

④都度制・・・欲しいモノや必要なモノがある時にその都度もらう方法(例)おもちゃが買いたいから

 

我が家は組み合わせ!一括制+報酬制+都度制

我が家は一括制をベースにして報酬制都度制組み合わせています。

一括制を始めた当初は1年間6000円でスタート!月500円のお小遣いをもらうのと同じ金額ですが、均等に月500円ずつ使うということはありませんでした。

欲しいおもちゃやバッグなど少し金額が大きいモノを1つ購入し、残りは数百円単位のガチャガチャやお菓子、雑貨を購入するというような使い方です。また、父の日や母の日、弟たちの誕生日にはプレゼントを購入してくれることもあります。

一括で渡すお小遣いは家族の一員として「最低限自分のことは自分でする」というルールを守ることを前提にもらえるお金と説明しています。例えば、玄関の靴を揃える・自分の洗濯物をたたむ→片付ける・食器をシンクへ運ぶ、などです。

一方、「家族のためになることは対価(報酬)として渡す」ことにしています。例えば、ダイニングテーブルを拭く・お風呂掃除をする・トイレ掃除をする、などです。

さらに、高額なモノが欲しいときにはその都度「どうして何のためにそれが欲しいのか」をプレゼンしてもらい、親が納得したらその金額をもらえることにしています。例えば、1年程前に長男が欲しいとプレゼンしたのは電動歯ブラシでした。(下写真参照)

それぞれの渡し方にはメリット・デメリットがあります。子どもの様子を見ながら1つの方法に絞らず、組み合わせて渡すやり方に落ち着きました。

(電動歯ブラシが欲しくて長男が書いたプレゼンシート)

 

子どもの気づき

1年間の終わりには、その年のお小遣いの使い方を振り返って親子で話す機会を設けています。

子ども自身がお小遣い制を通してどう感じているのかを知る機会にもなり、また長男も気づきや学びがあるようです。

一括もらうお小遣いは計画的に使わないと1年間もたないこと。

働いてお金を稼ぐのは大変なこと。

自分が欲しい気持ちを説明して納得してもううことが難しいこと。

こんな感想が出てきました(*^^*)

 

親として気を付けていること

お小遣いの使い道には口を出さない

渡すときはキャッシュレスではなく現金で

年齢の小さい今のうちに失敗を重ねることを見守る

お金の話は失敗も含めてオープンに話す

満足度の高いお金の使い方ができるように声掛けする

楽しく働く=稼ぐ姿を見せて、夢・希望・生きる力になるように

目指すゴールは

お小遣い制を通して【お金との付き合い方】を身に付けて欲しいと思っています。

当たり前ですが、欲しいモノばかり買っていては、必要なモノにお金を出せなくなってしまいます。

高校卒業後初めての一人暮らしで、仕送り全額を欲しいモノに使ってしまい家賃や光熱費が払えなくなって困った。という話も聞きます。

限られたお金の中で生活するためには「後から必要になるお金は先によけておく」「計画的に使う」「欲しいモノは少し我慢してお金を貯めてから買う」「ただ欲しくて買うのか、必要だから買うのか」などの考え方や習慣を身に付けておく必要があります。

お小遣いで購入する範囲を、徐々に【欲しいモノ】だけではなく【必要なモノ】も含めるようにし、お小遣い制で家計管理の練習ができると安心ですね。

 

我が家のお小遣い制の話が、少しでもお役に立てたら幸いです(*^^*)

FPオフィスClear 池田ひろみ

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