「18歳から大人」できること、できないこと。

こんにちは!

富山で活動する、女性のお金の専門家・山岡加代子です。

今年「はたちの集い」に参加した子に配られたリーフレットの一部を見てみました。

 

「新成人のための人生とお金の知恵」:金融広報中央委員会

「20歳になったら国民年金」:厚生労働省・日本年金機構

「消費者トラブルミニ事例集」:富山県消費生活センターなど

 

お金に関連する情報がたくさん提供されていました。

 

他にも、ねんきんネットの紹介チラシ選挙と政治の話

県知事さんからのお祝いメッセージ、図書カード(記念品)、美術館招待券など

盛りだくさん。

 

富山銘菓、甘酒まんじゅうも紅白でいただいてました!

(引用:竹林堂さんホームページ)

 

昨年、成年年齢は18歳に引き下げられましたが、

同窓会的な集まりは「はたちの集い」と名称を変え、20歳で行われることが多いようですね。

マスク着用でしたが、無事に開催していただけたことを心より感謝いたします!

 

18歳と20歳

 

この違いが、よくわからなくなった気がするので(笑)

消費者庁のホームページを元に、まとめてみました!

 

 

いかがですか?

飲酒・喫煙等はこれまでどおり20歳からなので、間違わないように!

 

大きな変化は「親の同意がなくても契約できる」こと。

詳しく解説します!

 

「親の同意がなくても契約できる」こととは?

例えば、

携帯電話の契約

ローンを組む

クレジットカードを作る

・一人暮らしの部屋を借りるなど

です。

 

実際、昨春に我が子(当時19歳)が学生マンションの賃貸契約を結んだとき、

保証人としての親の署名は不要でした。

しばらくして、

クレジットカードを作ったと報告を受けました。

しかも、限度額は199,999円。

なぜ、20万円ではないのかはわかりませんでしたが、収入のない学生でもこんなカードが持ててしまう現状。

報告してくれたことに安堵はしましたが、

改めて、ホントにできるんだと驚きましたし、

署名捺印もなく、スマホでカンタンにできてしまうことに便利さと危うさを感じたことを覚えています。

 

未成年者取消権

子どもたちに、

これまでずっと「未成年者取消権」で守られていたという自覚はありません。

大きな傘の下にいたので、狙われることがありませんでした。

 

これからは傘の外

慎重によく考えることが大切です。

 

同じクラスにいて

同じ契約をしても

守られる人と守られない人がいる状況になるともいえます。

 

面倒がられても、伝えるべきことは伝えていきたいですね!

 

「188(いやや!)」は知っておく

未成年取消権がなくなっても、消費者保護はちゃんとあります。

慎重に行動することは大前提ですが、たとえトラブルにあってもあきらめないでほしいです。

 

困ったときの相談相手になれる親を目指してはいますが(笑)、

親にだけは知られたくないと思う子どものキモチもわかる気がします。。

 

なので、

188(いやや!)=全国共通の消費者ホットラインのことも伝えます。

 

こちらでは、近くの消費生活センターの相談窓口を案内してくれます。

消費生活センターは公的な相談窓口で、専門知識を持った相談員が無料で相談に応じてくれます。

もちろん秘密厳守。困ったら188、覚えておくといいですね!

 

おわりに

 

契約をすると権利と義務が生じます。

守ることも大事ですし、守ってもらうことも大事です。

 

消費者トラブルが起きやすい取引に関しては「クーリング・オフ」「中途解約」ができることもあります。

事業者が問題のある契約手法を取った場合は取り消すことも可能です。

トラブルにあった時は、信頼できる人になるべく早く相談することをおすすめします。

 

大事な子どもたちがトラブルに合わないよう、

また、楽しく豊かな人生を送れるよう、

お金の知恵を伝えていきたいです。

 

ご意見ご感想などお気軽にお寄せください。

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