働き方を考えてみよう(起業・副業を考えている方向け)
みなさんこんにちは!
女性とお金の専門家、マイライフエフピー®認定講師の松田真里子です。
奈良県よりお届けします。
前回は給与収入がある方向けの女性の働き方を書きましたので、
今回は給与収入ではなく、自分でお仕事をする起業(本業・副業)の働き方について触れたいと思います。
「起業」と言われると、
自分でバリバリ会社をおこして売上をあげていくイメージをもたれる方もいますが、
必ずしもそうではなくて、女性がやりやすい起業としては、もっとコンパクトに。
まず自分が好きなことや、やってみたいこと、得意なことから、小さく始めて、
少しずつ育てていくスタイルがやりやすいかなと感じます。
私自身も含めてですが、私がお話を聞く方や、来られる方は、
そういった自分のやりやすいことから始めてみて、いろいろ試していく中で、形にしていかれた方が多いです。
扶養内からの起業や、副業という形で、スタートを切るのもいいですね。
(副業で始める方は、勤務先が副業OKかご確認ください)
利益がでたら、手取りが増えるということですので、家計にもプラスになりますし、
好きなことや得意なことで、喜ばれながらお金をいただけるのは、嬉しい気持ちも^^
ちなみに、今の私の働き方はというと、
月に数回、事務のサポートをするお仕事が時給なので、給与収入があります。
(最近入ってきた短期のお仕事です。これを機に事務に強くなります^^)
そのほか、講座やイベントでお話をするお仕事や相談業務となると、
時給ではなく売上となるため、事業収入となります。
起業された方は、「所得」という言葉も知っておいていただきたいです。
ざっくりお伝えすると、売上から経費を引いたものを「所得」といいます。
〇〇所得という言い方はいくつかあります。(事業所得や課税所得など)
さて、前回、一番、ご質問がくる働き方が、「扶養を意識されたパート」
とお伝えしましたが、
同じくらい、起業したい女性、中でも「扶養を意識された起業女性」
の方々からご質問がきます^^
ですので、扶養を意識された起業女性にスポットを当ててみたいと思います。
よくある起業女性の心配事としては、いくら稼いだら「社会保険上の扶養」を抜けるのか?
扶養を抜けて、
社会保険料(国民健康保険料や国民年金保険料)を自分で払っていくとしたら、
売上ー経費ー社会保険料(国民健康保険料+国民年金保険料)
・国民健康保険料は所得により金額が変わります。
・国民年金保険料は、令和6年度で1カ月あたり16,980円×12カ月。(年間203,760円)
になるため、社会保険料も固定費で出ていくお金として、みないといけないことになります。
家計の面からみても、影響が大きいですね。
そして、社会保険上の扶養を抜ける条件は、実は一律ではありません。
夫の健康保険組合により、扶養の条件が定められていて、
条件に当てはまっていれば、扶養でいられるということになります。
●起業女性が知っておきたい社会保険上の扶養の条件
よくある3つのパターン
では、よくあるパターンをお伝えします。
(実際の条件は、夫の健康保険組合のHPや電話でご確認くださいね)
パターン①年間の売上が130万円未満
パターン②「年間の売上ー必要経費」が130万円未満
パターン③「開業届」を出すと、売上に関わらず扶養を外れる
(こちらはめったにないパターンですが念のため)
※必要経費は、事業に直接関係あると認められるものが基本のため、
健康保険組合により、認められる範囲が違います。
例えば、国民年金保険料は経費として認めない、交際費は一部のみ認めるなど
そして、社会保険の扶養というのは、今年で計算するものではなく、
これからの向こう1年間で計算していくのもポイントになります。
社会保険の扶養を抜けるのは、それだけ売上や利益があるということですが、
健康保険の扶養を抜けると、もし病気が長引いたりなどで入院された時の給付面などで差がでることがあります。
夫の扶養内であれば、福利厚生もつかえますよね。
社会保険料の負担以外のデメリットもふまえたうえで、
扶養を抜けるタイミングを図るのか、抜けずにしばらくいくのか考えていただきたいと思います。
夫の健康保険組合に、確定申告書のコピーの提出を求められる時もありますので、
起業されたら、帳簿付けや確定申告もしっかりと行っておきましょう。
帳簿付けは、本業でも副業でも必須ですが、
確定申告は、本業の方の場合は、年間売上ー必要経費の利益(所得)が48万円を超えると必要です。
本業が会社員やパート、副業で起業されている方の場合は、
年間売上ー必要経費の利益(所得)が20万円を超えると必要になります。
起業女性に知っておいていただきたいお金のお話として書いてみました。
これから起業したいと考えている方、始めたはいいけど知識面で不安がある方のお役にたてると嬉しいです。
勤務時間も決めれる、定年がない、自分ですべて決めることができるのも起業の魅力。
お子様が小さいうちに起業するのも、大きくなってからでも、
いつでもスタートできるのも起業ならではです。
まずは自分サイズでスタートを切って、続けていけるように。
大変な時もあるかもですが、だんだん慣れてきますよ^^
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