プレママに知ってほしい「産後ケア制度」【体験談】

こんにちは。 愛知県在住、女性のお金の専門家 森嶋 美耶子です。

私事ですが、少し前に第三子を出産いたしました。

妊娠期間から出産・育児事情は「上の子たちの時とは変化しているな」と感じていて、今回の出産が二人目出産から期間が空いていること。高齢出産であること。そんな不安もある中で、私自身がとっても助かった「産後ケア」について書いていきたいと思います。

「初めての妊娠・出産。無事に生まれてきてくれるかな?」

「出産後の育児、ワンオペだったらどうしよう…」

「近くに頼れる家族がいなくて不安」とドキドキしていませんか?

「初産じゃないから安心」なんていう事もなく、育児への不安や重圧は、多くのプレママが抱える自然な気持ちです。今日は、これから出産を迎えるあなたにぜひ知ってほしい「産後ケア制度」について、お金の専門家の視点も交えながら、わかりやすくお伝えしますね!

 産後ケア制度ってどんな制度?いつから始まったの?

「産後ケア制度」とは、出産直後のママが心身をしっかり休めながら、助産師さんなどの専門スタッフから授乳・沐浴・育児のアドバイスやメンタルケアを受けられる公的な仕組みです

実はこの制度、国として本格的に整備されたのは比較的最近のこと!

  • 始まり:2015年頃から全国の自治体でモデル事業としてスタート

  • 法制化2019年(令和元年)に母子保健法が改正され、2021年4月から自治体の努力義務として全国へ広がりました

国や自治体が「ママひとりで育児を抱え込まない社会にしよう」と動いてくれた結果できた、とても心強い味方だなと思います

 昔とどう違う?「20年前との制度の違い」

20年前と今では、産後のママを取り巻く環境やサポート体制が大きく変化しています。

項目 20年前(2000年代前半) 現在(2020年代〜)
サポート体制 実家への里帰りなど「家族のサポート」が前提  **「産後ケア制度」**でプロの助けを借りられる 
制度の位置づけ 全国統一の公的ケア制度はほぼなし  母子保健法で法制化され全国で導入 
費用面 全額自己負担(民間サービス・自費)  自治体の補助で公的助成価格にて利用可能 

20年前は「産後は実家に頼るのが当たり前」という風潮が根強くありました。しかし現在は、核家族化や共働きの増加、親世代の高齢化などで「近くに頼れる家族がいない」というご家庭もめずらしくありません。

だからこそ現在は、「産後はひとりで無理をせず、公的な制度やプロを頼って当たり前!」という考え方に変化してきているのかなと感じました

 ケアの型と気になる「費用」について

産後ケアは、ママの体調や希望に合わせて3つのスタイルから選べます 🏥

また、気になる費用面ですが、本来は1日あたり数万円かかる手厚いサポートを、自治体からの公的補助を受けることで非常にリーズナブルに利用できます!

1.  宿泊型(ショートステイ)

  • 内容:助産院や病院に宿泊し、夜間も含めて授乳指導や体調管理、休息(夜間のお預かり)を受ける。

  • 本来の費用目安:1日あたり 約30,000円〜50,000円程度

  • 実際の自己負担額1日あたり 約2,500円〜6,000円前後

2. 日帰り型(デイサービス)

  • 内容:日中に施設へ通い、授乳やねんねなどの相談やランチ、ママの休息時間を過ごす。

  • 本来の費用目安:1回あたり 約10,000円〜20,000円程度

  • 実際の自己負担額1回あたり 約1,000円〜3,000円前後

3.  訪問型(アウトリーチ)

  • 内容:助産師さんが自宅に来てくれて、自宅の環境に合わせた授乳や沐浴、抱っこのコツを教えてくれる。

  • 本来の費用目安:1回あたり 約10,000円前後

  • 実際の自己負担額1回あたり 約500円〜2,000円前後

※費用や利用できる日数(例:上限7日間など)は、お住まいの市区町村によって異なります。
※住民税非課税世帯や生活保護世帯の方は、減免制度により「自己負担ゼロ(無料)」で利用できる自治体も多く存在します 💡

このように、本来なら高額になりがちなケアが、数分の1〜数十分の1の公的価格で受けられるのが産後ケア制度の大きな魅力です!

ひとりで抱え込まないで

産後は女性ホルモンの劇的な変化もあり、理由もなく涙が出たり不安になったりするのはごくごく自然なこと。だからこそ、「自分がしっかりしなきゃ」と完璧を目指さなくても大丈夫

産後ケア制度は、ママが「疲れたから少し眠りたい」「授乳がうまくいかなくて不安」という気持ちに寄り添うために作られた制度です。

お住まいの自治体(市役所・区役所の保健センターや子育て支援課)で、妊娠中から事前相談や登録申請ができる場合が多いので、ぜひプレママのうちに「どんな施設やサービスが使えるのかな?」とチェックしてみてくださいね。

お金以外にもある国や自治体の制度。
私自身もこの「産後ケア」のおかげで、my助産師さんと呼びたくなる方々と出会うことができました。賢く上手に制度を活用して、体も心も大切にしながら、笑顔でゆったりした産後を過ごせますように

森嶋美耶子のホームページ