大学受験のスケジュールと進学に必要なお金【体験談】
こんにちは!
女性のためのお金の専門家、新田真由美です。
子育て中のママ達はお子様が夏休みに入って、大忙しですよね。
我が家も高校2年生の息子が夏休みに入り、課外授業と部活動とで毎日のお弁当作りと泥だらけのユニフォームの洗濯に追われています。
この時期、大学や専門学校ではオープンキャンパスが開催されていますね。
筆者の息子も先日地元の大学のオープンキャンパスに行ってきました。大学のパンフレットと、入試の募集要項をもらってきていました。
募集要項を見てみると、入試のスケジュールや出願の方法が記載されています。
大学によっても異なりますが、だいたい、AO入試、推薦入試、一般入試の順に入試が行われているようです。
入試のスケジュールを確認しておきましょう
AO入試の出願時期は早いところで8月、入試が9月、合格発表が10月くらいになります。
推薦入試は10月に出願、11月に入試、12月に合格発表というようなスケジュールになっています。
ここで気をつけたいところが、これらの試験で合格すると、すぐに入学の手続きが必要になってきます。それと同時に入学金と前期の授業料を学校に納めないといけません。もしも、この手続きが遅れるとせっかく合格を手にしたにもかかわらず、入学をあきらめることになります。
もしも、お子様がAO入試や推薦入試を考えている場合は、合格した後にいくら納めないといけないか、事前に調べておきましょう。
学資保険に加入している場合は、満期の時期がいつか、満期のお金はいくらもらえるか確認しておきましょう。
そして、その時にお金を準備できない場合は、どうしたらいいかを考えておきましょう。
また、私立大学の入試のスケジュールは、一般的に1月に出願、2月上旬に入試、2月下旬に合格発表となっています。
そして、国公立大学の入試のスケジュールは、10月に大学センター試験の出願、翌年1月にセンター試験、2月に各大学に出願、2月下旬入試、3月上旬に合格発表となっています。
ほとんどの私立大学の入学手続きの締め切りが国公立大学の合格発表の前になっているので、複数の私立大学に合格した際は、どの大学の入学手続きを進めるか、お子様とよく話し合っておきましょう。
実際に受験にかかったお金
参考までに3年前に長男の大学受験にかかった費用です。
●センター試験検定料 18,800円
●国立大学二次試験受験料 34,000円(17,000円×2)
●交通費 7,200円
●ホテル代 15,500円
●切手代、書留代 2,424円
●入学手続きにかかったお金
●入学金 282,000円
●切手代、書留代 1,700円
●前期授業料 267,900円(5月に口座引き去り)
長男の場合、遠方の大学を受験しましたので、移動のための交通費、宿泊費がかかりました。
合格発表の後はすぐに入学金の振り込み、入学手続きをしました。
また、学校に納めるお金のほかに、下宿する場合は、敷金礼金、引越費用、生活用品代、パソコン、教科書代、入学式用のスーツ代など、この時期は出費がかさみます。
受験以外にかかったお金
●敷金・礼金 105,392円
●生協加入 22,000円
●保険 6,000円
●入学式用スーツ一式 45,449円
●生活用品・家電 161,204円
●引越費用 19,609円
我が家の場合、九州の地方の大学ですので、家賃は安く、敷金・礼金も10万円ほどで済みましたが、首都圏の大学に進学の場合、家賃はもっとかかることも念頭に入れておきましょう。
引越費用も、レンタカーを夫の会社の法人割引を利用しての引越でしたので、安い料金で引越しをすることができました。
家電もちょうど入れ替わりで大学を卒業する親戚のお子様がいたのでそちらから譲ってもらったりもしました。
なるべくお金をかけないようにしましたが、高校3年の9月から入学までざっと100万円は使いました。
教育資金のピークはやはりお子様が18歳の時になります。かなりまとまったお金が必要になりますし、使う時期もあらかじめわかっているため、お子様が小さいときからこつこつと貯めていくようにしましょう。
貯蓄だけではお金が足りない場合は、選択肢として奨学金や教育ローンがあります。
ただ、奨学金は、入学後に振り込まれるため、入学前には受け取ることができません。そうなると、国の教育ローンや民間の金融機関の教育ローンを利用することになります。教育ローンを利用する場合は、金融機関の審査が必要になります。審査には3週間くらいの日数がかかりますので、利用を予定している場合は、早めに金融機関に申込をしておくようにしましょう。
受験のスケジュールを確認していつどのくらいのお金が必要になるか、事前に調べて、いざというときに慌てないで済むようにしておきましょう。また、奨学金を借りる場合は、トータルでいくら借りることになるか、返還のときはいくらずつ返すことになるのか、しっかりと計画を立てることも大切です。日本学生支援機構のホームページでシミュレーションもできますから、一度見てみるといいですよ。
すべての女性が、経済的にも精神的にもゆとりを持てるように、お役に立てれば嬉しいです。