失業給付あなたも対象かも?雇用保険の基礎知識
こんにちは!
大阪を中心に活動しています、女性のお金の専門家、
マイライフエフピー認定ライター®の石村こずえです。
なかなか落ち着きを見せないコロナ禍の中、
残念ながら、職を失ってしまったという方も多いようです。
次の仕事を見つけるまでの大切な収入源となる失業給付ですが、
事業所によっては
手続きが間に合っていないケースもあるようです。
ご自身が給付のケースに当てはまるかどうか、
確認してみてくださいね。
~失業給付は何度でも、もらえる?~
筆者自身、これまで色々な働き方をしていまして、
失業給付は、今までで4回受給しています。
そうです、失業給付は要件をクリアしていれば、
何度でも、もらえるものなのです。
ちなみに、筆者の場合は
・1回目:寿予定で退職(契約社員)→その後、破談に…
・2回目:結婚・妊娠で退職(派遣社員)
・3回目:離婚して、拘束時間の長い仕事が出来なくなり退職(派遣社員)
・4回目:パート期間と派遣期間を合算して受給要件をクリア!
女性の場合、色々とライフステージが変わるタイミングで
退職せざるを得ないケースが多いかと思います。
失業給付の対象となるのは、正社員の方ばかりではありません!
パートや派遣社員といった非正規雇用の方も対象となります。
~失業給付をもらうための条件は?~
では、失業給付をもらうための要件を見てみましょう。
・雇用保険に加入していること(手続きは事業主が行います)
「1週間の所定労働時間が20時間以上」で、かつ
「31日以上の雇用が見込まれる」場合は、対象となります。
(厚生労働省HPより)
・雇用保険の被保険者だった期間が過去2年間で通算12ヶ月以上※
例えば、9:00~15:00(昼休み1時間)で
週4日間以上、過去1年超働いていたケースだと、
パートやアルバイトであっても
失業給付がもらえるということになります。
また、A社で8ヶ月、B社で4ヶ月というように、
2ヶ所以上での加入期間を合算して認定することもできます。
※なお、コロナ禍の影響など、禍離職理由によっては、この期間が過去1年間で6ヶ月となることもあります。
詳しくは、ハローワークにてご確認ください。
~手続きはどうしたらいいの?~
給付の手続きは、ハローワークで行います。
お住まいの地域によって、管轄するハローワークが決まっていますので、
「〇〇市ハローワーク」で検索してみてくださいね。
持ち物リスト(事前にハローワークHP等で確認しておかれると安心ですね)
・マイナンバーカード
・離職票(勤め先で作成される書類)
・証明写真(縦3㎝×横2.5㎝)
・本人確認書類
・印鑑
・預金通帳(手当てが振り込まれるもの)
~離職票を出してくれない! どうしたらいいの?~
あってはならないことですが、
事業所によっては、雇用保険に関する一連の手続きが
滞ってしまうケースもあるようです。
筆者の場合は、通算期間に含めるはずだった、かつてのパート先で
なかなか離職票を発行してもらえず、
修正されるまで給付金額が少なくなってしまいました
(遡って、後から精算されましたが、数ヶ月かかりました)。
「退職後、なかなか離職票を出してくれない。」
という場合には、事業所に連絡するか、
あるいはハローワークに相談してみて下さい。
~受給期間に気をつけて!~
失業給付は、もらえる期間が決まっています。
「雇用保険の受給期間は、原則として、離職した日の翌日から1年間
(所定給付日数330日の方は1年と30日、360日の方は1年と60日)です」
ハローワークインターネットサービスより
筆者は、2回目の退職時、約3ヶ月後に出産を控えていたので、
受給期間を延長する手続きを取りました。
出産や、育児、あるいは病気やけが等、ご事情があれば、
忘れずに延長の手続きを取りましょう。
ここまでお読みいただいて、
ご自身も給付の対象かなと思われた方は、
ぜひ、最寄りのハローワークにお問い合わせください。
お役に立てれば、嬉しいです。