親とお金の話をしていますか?

こんにちは!

神戸在住、女性のお金の専門家・山岡加代子です。

 

子どもには「お金の教育が大事」というのに、親とはお金の話をしていない・・これ、意外と多いんです。

「ちゃんと話しておきましょう」「早目の準備が必要です」なんて言われますが、それができたら苦労はない・・・ですよね?

がんばって問いかけたとしても親がまったく教えてくれないというお声も耳にします。

そこで今回は、親の気持ち子の気持ちも含めて、確認しておきたいことと話の切り出し方についてまとめてみました。

お盆で顔を合わせる前に、ちょっと心に留めておいてもらえるといいかなと思います。

 

親が話したがらない理由

①心配をかけたくない・・まだ大丈夫だと思っている

②自分でも整理できていない・・通帳も保険もあちこちにあって聞かれても困る

③元気なのに縁起でもないと思う・・自分の死なんて考えたくない

④子どもがお金を当てにしているのかと勘ぐってしまう・・本心でなくても不安になる

⑤家族がもめるきっかけを作りたくない・・迷惑をかけたくない

子どもを思うからこそ、避けていたい心境なのかもしれません。

 

子どもも切り出しにくい理由

①財産目当てと思われたくない・・心配している or 確認したいだけなんだけど

②お金のことを聞くのは不謹慎?・・親を傷つけたくはない

③タイミングがわからない・・大事だとは思うけど踏み込めない

ホントを言うと、親の方から切り出してほしいところですが、お互いの立場を気遣ってばかりだとわからないまま月日が経ち、聞くに聞けない状況になりかねません。

 

相続税がかかるかどうかに関係なく話しておく意味がある

相続税がかかってもかからなくても、必要な手続きはたくさんあります。

死亡届、葬儀社の選定・打合せ、親族・関係者への連絡、通夜、葬儀、告別式、火葬、納骨・・

ひと区切りついたところで、

保険証・マイナンバーカードの返却、年金の手続き、未払金・還付金の手続き、金融機関の解約、保険の請求などなど、また準確定申告(4か月以内)が必要な場合もあります。

 

そして、いざ相続が発生しても「どこに何がある」なんて誰も教えてくれません。

何も知らないわからないとなると、まずは「家の中を探す」しかないのです。

・通帳を探す

・保険証券を探す

・不動産の権利書を探す(納税通知書も)

・金融機関や役所から書類が届いていないか

・スマホやPCの情報から探す など

ホントに原始的に「探す」ことからはじめることになります。

親が大事にいていたものを、あちこち引っ張り出しながら探す方が気が重くなりそう・・

 

ちなみに、生命保険であれば生命保険契約者照会制度、上場株式であれば証券保管振替機構(通称「ほふり」)への開示請求制度があります。

ただ、一番身近な「預貯金」には照会制度はありません。

ご本人であればすんなりわかるであろうことも、調べることはカンタンではないのです。

 

お盆に聞いておきたい5つのこと

財産いくらあるの?・・ではなくて、困らないための情報共有がスタートです。

 

相続のためじゃなくてお父さんお母さんの希望を知っておきたい。

例えば、家や土地をどうしたいか、ご自身の医療や介護、延命治療の希望など、「ご自身のお金をご自身のことに使うもの」としてどうしたいかを尋ねてみる。

 

いきなり全部を聞き出そうとしないことも大事かも。

 

だからこそ、元気なうちに少しづつがポイントになる気がします。

 

そこで、ひとまず5つにまとめてみました。

⇓ ⇓ ⇓

①通帳や保険など、大切な書類はどこにある?・・今は教えなくてもいい
介護が必要になったらどうしたい?
家や土地はどう考えている?
④スマホやネット銀行などデジタル関係で家族が知っておくことはある?
⑤これだけは家族に伝えておきたいということはある?

さて、どうでしょう?

お互いの思いも踏まえながら、少しづつ安心を共有できそうですか?

 

おわりに

私自身、母を突然なくしました。前日までLINEでやりとりをし、次のお正月にはおすしを食べに行こうねと言ってた人が冷たくなって発見されたなんて信じられませんでした。

遠く離れて暮らしていた私と弟が駆け付けましたが、悲しみに浸る時間はありませんでした。

次々とやらなければならないことに追われ、それでも粛々と進めていけたのは、必要なことがきちんと整理されていたからです。

母は、1冊のノートに、お金のこと、保険のこと、クレジットカードや携帯の情報のほか、知らせてほしいお友達をグループごとにまとめてくれていました。

なにも母が最初から協力的であったのではありません。

エンディングノートの話をした当時は、縁起でもない!とめちゃめちゃ怒ってたのに、結果的にはちゃんと残してくれていた・・その時感じたのは、準備をしてくれていたという安心だけではありません。私や弟が困らないようにという母の思いやり・愛そのものでした。

母が怒りの感情から「記録する」という行動にうつすまでにどのくらいかかったのかは定かではありませんが、焦らず、せかさず、納得のいく形がとれるまでのある程度の時間は必要かもしれません。

 

せっかく家族が集まるお盆、普段はなかなか聞けないお金のことを少しだけ話してみようかなと思っていただけたら幸いです。

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