神戸市の子育て支援(令和8年度)

神戸の街並み

こんにちは。大阪 女性のお金の専門家、中井友香です。

2025年4月から、こども家庭庁や関係府省庁によるこども・子育て支援策の多くが始まっています。
それに伴い、各自治体の子育て支援が次々と充実し始めています。
今回は近畿地方の大都市・兵庫県神戸市の子ども支援のうち、お金に関わる取り組みをご紹介します。

この記事で分かる神戸市の子育て支援

01. 妊娠・出産期の子育て支援

02. 乳児期・幼児期の子育て支援

03. 児童期・青年期の子育て支援

04. 神戸市の子育て応援サイト「こどもっとKOBE」


01. 妊娠・出産期の子育て支援

妊婦健康診査

対象:神戸市内の妊婦

妊娠は病気ではないため、妊婦健康には保険が適用されません。しかし自治体では妊婦健康診査受診券の交付があり、会計時に費用を抑えられます。問診・エコー検査・血液検査など、お母さんと赤ちゃんの体調を定期的に健診していくとき、神戸市と契約を行った医療機関・助産所で受診券を使えます。

  • 申請方法:妊娠届出時に窓口で交付されます。
  • 利用方法:神戸市の契約医療機関等で利用できます。

2026年10月1日以降は助成対象が拡充されます。出産間際の時期に健診の補助があることで、より安心につながりますね。

  • 申請方法:原則40週以降の15回目・16回目の妊婦健康診査を受診する方へ、医療機関より追加受診券を渡してもらえます。

里帰りなどで県外の医療機関等を受診した場合は全額自費となりますが、後日神戸市へ申請して一部助成金を受け取る仕組みもあります。


【出典】神戸市 妊婦健康診査
https://www.city.kobe.lg.jp/a86732/kosodate/maternity/kenshin/conception/
【出典】神戸市 県外で妊婦健診・産婦健診・聴覚検査・1か月児健診を受診された方(里帰り助成金)
https://www.city.kobe.lg.jp/a86732/kosodate/maternity/kenshin/conception/kengaininpu.html

妊婦

 

妊娠・出産・子育て寄り添い支援事業

経済的支援(寄り添い給付金)として2種類の給付金があります。所得制限はありませんので、世帯年収を気にせず受け取ることができます。また流産など出産に至らなかった場合も対象となりますので、お住まいの区に相談してみてください。

  1. 寄り添い給付金/妊娠時
    対象:妊婦
    申請方法:妊娠届出時に案内があります。
    給付金:50,000円が支給されます。
  2. 寄り添い給付金/出産時
    対象:産婦
    申請方法:新生児訪問時に案内があります。
    給付金:子ども1人あたり50,000円が支給されます。双子の場合、100,000円(5万円×2人)が支給されます。

【出典】神戸市 国の「妊婦のための支援給付」を活用した『妊娠・出産・子育て寄り添い支援事業』
https://www.city.kobe.lg.jp/a86732/yorisoi.html

 

妊産婦タクシー利用券

対象:神戸市内の妊婦
お腹が大きい時期の移動、また赤ちゃんと一緒に外出する時などに重宝する制度です。

  • 申請方法:妊娠の届出をされた方にタクシー利用券5,000円分(500円券×10枚)が渡されます。
  • 利用方法:神戸市妊産婦タクシー利用券が使えるか、乗車前に確認してください。
  • 有効期限:交付日から14か月後の月末まで。期限内であれば出産後も利用できます。

【出典】神戸市 妊産婦タクシー利用券
https://www.city.kobe.lg.jp/a86732/kosodate/maternity/taxi.html

タクシー

 

02. 乳児期・幼児期の子育て支援

産後ケア事業(宿泊・通所)

対象:神戸市内の産後1年以内の母親と乳児(こどもの1歳の誕生日の前日まで)ほか諸条件

出産後のお母さんはとても疲れています。心身を休めながら授乳や沐浴などを助産師さん等に相談ができ、充実したサービスを比較的安価で受けられます。神戸市ではお母さんが申し込みしやすいよう、オンラインから手続きできる仕組みが整えられています。

  • 申請方法:オンラインシステムに登録し申請します。(妊娠8か月以降から受付開始)
  • 利用日数:宿泊7日間・通所7日間
  • 利用料金:宿泊3,000円/通所2,000円 など状況により異なります。詳しい利用料は下記サイトをご覧ください。

【出典】神戸市 産後ケア事業(宿泊・通所)
https://www.city.kobe.lg.jp/a86732/kosodate/maternity/consult/sangokea.html

赤ちゃん

神戸市こども誰でも通園制度

対象:神戸市内の生後6か月〜2歳で保育所・認定こども園・幼稚園などに通っていない子ども

保護者の就労有無を問わず、一か月につき最大10時間まで保育施設を利用できます。子育てに関するおしゃべりができたり、子どもにとっても遊びの場の刺激となったり、気負わずに利用できますね。神戸市では2026年7月より、実施施設が増加し137施設を利用できるようになりました。

似ている制度の「一時保育」と比較してみましょう。どちらがよりご自身に合っているか、見比べてみてくださいね。

神戸市こども誰でも通園制度 一時保育
対象年齢 生後6か月〜2歳 満1歳~就学前
通園状況 保育所・認定こども園・幼稚園などに通っていない 認可保育所、認定こども園、小規模保育事業所、事業所内保育事業所などに通っていない
制度概要
利用日数
料金
集団生活の機会を通じたこどもの成長を促す制度

こども1人につき、月10時間まで

こども1人1時間あたり300円
※給食やおやつは別途実費負担
※減免制度あり

  1. 非定型保育
    保護者のパート就労、技能習得学校への通学
    1週間あたり平均3日まで
    日額2,400円(4時間以下1,200円)
  2. 緊急保育
    保護者の病気、出産、家族の看護、冠婚葬祭や学校行事
    事情ごとに14日まで
    日額2,400円(4時間以下1,200円)
  3. リフレッシュ保育
    育児での心理的、肉体的な負担を軽減
    1か月あたり7日まで
    日額3,600円(4時間以下1,800円)

 


【出典】神戸市 神戸市こども誰でも通園制度
https://www.city.kobe.lg.jp/z/kodomokatekyoku/kosodateshien/daredemotuen.html
【出典】神戸市 一時保育
https://www.city.kobe.lg.jp/a36812/kosodate/yochien/hoikujo/nursery/ichijihoiku.html

 

こべっこウェルカム定期便

対象:神戸市内の子どもが生まれた世帯

神戸市にはユニークな定期便のサービスがあります。こどもの誕生祝いとして、ベビー雑貨やおもちゃ、絵本などのプレゼントがもらえます。さらに月に1回、おむつやミルクなど育児用品が配達で最大10回届きます。
子育て経験のある見守り配達員が毎月届けてくれるので、赤ちゃんの成長についてお話しできるのも嬉しいですね。

  • 申込方法:出生・転入の届出をした1~2か月後、案内状が届きます。クーポン記載のID・パスワードで特設サイトにログインし、定期便を選択します。
  • 申込〆切:生後1歳4か月に達する月の末日まで。最大10回のサービスを受け取るためには、生後7か月までに申し込みが必要です。

【出典】神戸市 こべっこウェルカム定期便
https://www.city.kobe.lg.jp/a57667/kobeccoteikibin.html

赤ちゃん

こども医療費助成

対象:神戸市内の0歳~高校3年生までの子 ほか諸条件

基本要件を満たせば、子の保護者が支援を受けられます。所得制限はありませんので、世帯年収を気にせず子ども医療費助成を受けられるのは助かりますね。

  • 申請方法:子が生まれたとき、市外からの転入、区をまたいでの転居時などに区へ申請します。
  • 基本要件:①神戸市内在住 ②子が他の医療費助成を受給していない ③生活保護を受けていない 要件を全て満たす必要があります。
  • 窓口負担額(0歳~2歳):外来・入院ともに自己負担無し、0円で医療を受けられます。
  • 窓口負担額(3歳~高校生):外来は2割負担・1日最大400円を月2回までの負担(3回目以降、自己負担なし)です。入院は自己負担無し0円です。

【出典】神戸市 こども医療費助成
https://www.city.kobe.lg.jp/a52670/kenko/health/medical/kodomoiryohijose.html

小児科

03. 児童期・青年期の子育て支援

学校給食費

対象:神戸市の市立小学校・義務教育学校(前期課程)・特別支援学校(小学部)

神戸市の市立小学校等では2026年度、学校給食が無償化されています。従来の量と質を維持したまま、公費負担により給食費が0円になっているのは、子育て世代にとってありがたいこと。

さらに1学期の終業式、2学期の始業式・終業式、3学期の始業式にも給食が提供されており、お弁当やお昼ご飯を用意しなくていいのはとても助かりますね。


【出典】神戸市 学校給食費
https://www.city.kobe.lg.jp/a54017/kosodate/gakko/school/lunch/nagare/kyusyokuhi/index.html

 

学びへつなぐ地域型学習支援事業

対象:経済的な事情等により学習機会を十分に得られていない中学生1~3年生

神戸市では経済的な事情で学習が難しい中学生へ、高校受験・進学を目指した学習支援があります。塾代の支払いが難しいご家庭にとって、子どもの勉強の支援が自治体として取り組んでいるのは助かりますね。

  • 応募期間:例年4月~5月に各会場の受講生を募集しています。(定員に空きがある会場は随時申込受付)
  • 申込方法:各会場で申込を受け付けています。下記サイトを参照ください。

【出典】神戸市 学習支援事業の受講生募集
https://www.city.kobe.lg.jp/a57667/20250415.html

勉強

高校生通学定期券の補助制度

対象:神戸市在住の高校生等

2024年9月から、神戸市在住の高校生等が市内高校等に通学する場合、通学定期代を全額補助し0円にするという、全国で初めての制度ができました。
さらに2025年4月からは、神戸市外の高校等へ通学する補助額を半額に拡充しています。
申請には事前準備が必要で、申請期間も決まっていますので、神戸市のサイトを確認し手続きを忘れないようにしてくださいね。

  • 2026年度の申請受付期間:2027年1月4日(月曜)から4月26日(月曜)まで
  • 補助対象者:生年月日は2006年4月2日から2011年4月1日まで。2026年4月1日から2027年3月31日に、神戸市に住民登録をしている(していた)。

  • 補助対象の学校:高等学校(全日制・定時制・通信制)、高等専門学校(第1学年から第3学年)、中等教育学校(後期課程)、専修学校(高等課程)、外国人学校

【出典】神戸市 高校生通学定期券の補助制度
https://www.city.kobe.lg.jp/a64411/kosodate/seshonen/kokoteiki/kokoteiki.html#taishousya

 

学生

04. 神戸市の子育て応援サイト「こどもっとKOBE」

神戸市は全国で初めて取り組んだ「高校生通学定期の補助制度」もあり、子育て支援に前向きな自治体であることがうかがえます。
子育て応援サイト「こどもっとKOBE」のウェブサイトがとても分かりやすく、生まれる前からサポート内容を伝えてくれています。
▼こどもっとKOBE(外部サイトにリンクします)

 

子育て支援の進化はとても速いです。
上のお子さまと年齢の離れた赤ちゃんが生まれるとき、「こんな制度あったっけ!?」というような新しい制度を目の当たりにするお母さんもよくおられます。
毎年少しずつ変わっていくため、「いまの我が家の場合はどうか」最新情報を確認してくださいね。

 

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