子どもの教育費、どう備える?ひとり親の私が知っておいてよかったお金の話

兵庫大阪の女性のお金の専門家
マイライフエフピー認定講師®の浅井優花です。
全国の離婚前やシングルマザーさんのお金の悩みが「お子様の教育費」です。
シンママさんで養育費を受け取っている割合は、約28.1%
受けたことがない・・・約56.9%
(令和3年度全国ひとり親等)
約4人に1人しか受け取っていないのです。
養育費は、お子様が生活していくのに必要です。
といっても、離婚時に取り決めをしていない。
取り決めしたけど払ってくれない。
と悩みがあるかと思います。
では、養育費がなければ子どもの教育費どのように貯めたら良いでしょうか?
① 教育費って、どれくらいかかるの?
子どもを育てていると、日々の生活に追われて「教育費」って具体的に考える暇がないこと、ありますよね。
でも進学のタイミングは意外とあっという間にやってきます。
平均的にかかる教育費は、以下のような感じです。
進学先 | 公立 | 私立 |
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高校3年間 | 約135万円 | 約300万円 |
大学4年間(文系) | 約250万円 | 約450万円〜600万円 |
もちろん学費だけでなく、塾代、交通費、受験費、下宿代なども加わるともっと増えることもあります。
教育費どうやって備えたらいい?
● 児童扶養手当と児童手当は子どものために少しずつ積み立て
手取りが少ない月でも、児童扶養手当の一部を「教育費用口座」へ。月5000円でもコツコツ積み立てれば将来大きな力になります。
● 奨学金は、早めに情報収集を
奨学金=借金、と思いがちですが、**返さなくていい「給付型」**もあります。
給付型奨学金を知って、早めに準備してください!!
知っておきたい奨学金の種類
種類 | 内容 | ポイント |
---|
日本学生支援機構(JASSO) | 貸与型・給付型どちらもあり | 高校での予約採用も可。収入要件あり |
自治体・民間の給付型 | 地方自治体や企業が出す返済不要の奨学金 | 条件に合えばとても助かる制度 |
高校・大学独自の支援制度 | 入学後または進学時に申し込み | 成績や家庭状況で判断される場合あり |
ひとり親家庭だと、「給付型奨学金」や「入学金免除制度」など対象になる制度が多くあります。
但し所得制限もありますので、ご相談くださいね。
自治体によって奨学金や支援が異なります
※大阪
●大阪市奨学費(給付型奨学金)
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対象:大阪市在住で、公立・私立高等学校・高専などに在学する生徒。
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内容:「入学費」や「教科書費・学用品費・実習材料費」など、授業料以外の学校教育にかかる費用を補助。
●大阪府育英会奨学金(給付型)
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対象:高校・高専・大学・院などに通う学生。
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内容:「USJ奨学金」「夢みらい奨学金」など、給付奨学金。福岡市の場合、
※福岡
●高校生向け奨学金(福岡市教育振興会など)
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内容:福岡市教育振興会や福岡県教育文化奨学財団等が給付型奨学金を実施。
教育費のために使える制度や支援
制度名 | 内容 |
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高等学校等就学支援金 | 高校の授業料を補助(公立なら全額無料) |
ひとり親家庭の高校・大学等進学支援(地方) | 入学準備金や受験料助成など、自治体独自の支援があります |
こども未来応援金など | 民間団体の支援。年度によって募集があります |
奨学金のことを知ることは「子どもへのプレゼント」
ひとり親として、子どもに不自由させたくない。でも、自分にムリはさせたくない。
そんな想いを持つママはたくさんいます。
教育費の準備は「完璧」でなくて大丈夫。
少しでも「知っている」だけで、動き出すきっかけになります。
情報は力。子どもにできる最高のプレゼントは、お金の不安に振り回されない選択肢の多さかもしれません。
ぜひ、早めに我が家は教育費どれくらいかかる?かを調べてみてください。
そして、奨学金や支援を調べる、申請する!!
わからない場合は、いつでも相談くださいね。