【給付型奨学金】情報(公財)コカ・コーラ教育・環境財団
子育てファミリーとシングル女性の人生設計をサポートするファイナンシャルプランナー
えーるFPサポート 早乙女美幸です。
教育費そのものを減らそう!と、給付型奨学金に関心が集まっていますが、
高3時点でもらえるかがわかる「予約採用型」に特に注目が高まっています。
今日はその中の一つ、進学先を選ばない給付型で、予約できる奨学金を紹介いたします。
(公財)コカ・コーラ教育・環境財団 奨学金
「コカ・コーラ」と企業名がついていますが、公益財団法人(公財)です。
公益財団法人とは、公益を目的とする事業を行う法人です。
コカ・コーラ教育・環境財団は、広く次世代を担う人材育成のための事業を行っていて、
その中で奨学支援を行っています。
◆ 募集期間
2020年3月高校卒業見込みの生徒
2019年9月2日~10月15日
◆ 選考
第1次選考 2019年10月末
第2次選考 2019年11月中旬
面接結果選考通知
採用決定 合格通知の提出で決定
(例年8月中旬 募集案内公開)
◆ 採用人数
東京都 4名、 北海道 2名、 その他府県 各1名
合計51名(原則)
えっ、県で1人?と驚かれた方もいるかもしれませんね?
ですが、給付型奨学金は全体で数名程度の採用のところも少なくありません。
給付型奨学金は返済されないので、貸与型に比べて多くの学生に支給は難しいという面があります。
基本的に給付型は狭き門と覚悟して応募しましょう。
◆ 給付額・給付期間
月額 15,000円 (年額 18万円)
大学在学期間給付(正規・最短の年限)
◆ 他の奨学金制度との併給
可能
◆ (公財)コカ・コーラ教育・環境財団
こちらの財団では「心豊かでたくましい人づくり」という理念のもと、
環境教育やスポーツ教育、奨学支援、復興支援などを展開しています。
奨学支援のスタートはなんと1966年!
1970年には返済の義務がなく、将来の就職等についても義務が課せられない奨学金を開始。
2019年3月末までに2,326名の卒業生を送り出しているそうです。
入学前に給付が受けられるかがわかり、給付期間も1年でなく卒業まで(正規・最短の年限)。
提出書類やその他の規定も多すぎず、申請者に配慮された奨学金だと感じられます。
給付型奨学金選びのポイント
給付型奨学金のことを調べ始めると、思いのほかたくさんの種類があって
驚かれると思います。
申請にはたくさんの書類が必要ですし、学校を通じて申し込むものがほとんどなので
何を優先して申し込むべきか、迷われるかと思います。
給付型奨学金選びのポイントをあげました。
◆ 給付型奨学金選びのポイント
● 申し込み時期はいつか?
● 給付金額はいくらか?
● 給付期間は1年か? 1年なら継続申請できるか? 卒業までか?
● 採用予定人数は?
● 採用時期は入学前か? 2年生以降など規定があるか
● 他の奨学金との併給が認められているか
● 所得制限があるか? 申し込み可能な所得のラインは?
● 住所地など規定があるか
● 特定の大学や学部など規定があるか
● 兄弟はダメなど規定があるか
● 親の就労状況など規定があるか
主にこのようなポイントを比較して、より条件のよいものから優先して申し込み
されると効果的ですね。
◆ 大学教育費と奨学金
教育費準備が難しかったご家庭は、日本学生支援機構(JASSO)の給付型・貸与型をまず確保したいですね。
日本学生支援機構(JASSO)は国の奨学金になります。
JASSOの給付型は、住民税非課税世帯とそれに準ずる所得の家庭向けになります。
そのうえで自治体や民間の給付型奨学金の情報収集・申し込みをして
受けられるものは受けて支出を減らす努力をしましょう。
まだ時間のある方は、
教育費の準備(つみたて)と、
教育費を減らす努力(塾や奨学金の情報収集)、
2本立てで備えたいですね。
【お願い】奨学金の詳細情報に関しては、ご自身で確認の上お申し込みいただきますようお願いいたします。
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