投資初心者ママさんへ「つみたてNISA」投資信託選びの5つのポイントをお伝えします!

こんにちは!

富山で活動する、女性のお金の専門家・山岡加代子です。

なにかと気ぜわしくなるシーズンですが、「つみたてNISA」申し込んでみましたか?(笑)

2021年、気持ちよく「資産形成」をスタートするなら「今」こそチャンスです!

(まだの方は、こちらをどうぞ)

 

口座開設「完了」までの間に、「なにに」「いくら」を決められるといいですよね。

一度、「システム化」してしまえば「ほったらかし」でOKなんですが、

あくまでも、

自分で納得している選択だからこその「ほったらかし」OKそうでないと不安になりがちです。

お金が足りないかも?という不安が、お金が減るかも?という不安に、すり替わっては意味がないような気がします。

という私も、知識不足とメンタルの弱さから、ちょいちょい失敗もしました(笑)

しかし、

「知識」は、つけられますし、「メンタル」は慣れと経験で、ある程度は鍛えられます!

そこで、私の残念な過去を暴露しつつ(笑)、

「投資信託の選び方」「ココロがどこまで耐えられるか」のラインについてもお伝えしますね。

 

「投資信託」は「詰め合わせパック」!

「投資信託」とひと口に言っても、その中身はバラバラです。

「株式」「債権」「不動産」などの、

いろいろなタイプの資産を組み合わせて作られている「金融商品」です。

具体的にみていくと?

「株式」とは、

「会社がお金を調達するときに発行する証券」で、会社が稼いだ利益を受け取る権利があるもの。

「債権」とは、

「国や会社がお金を借りるときに発行する証券」で、満期が来たら利子がもらえる権利があるもの。

「不動産」は、高層ビルとかマンションとか、賃料を受け取ることができることは、ご存知の通り。

なんとなく、イメージできますか?

 

さらに、それぞれが「海外」・「国内」と、ざっくり2つに対象が分かれるので、

「世界中の投資対象に分散投資できる」といえるのです。

1人ひとりが出すお金がそんなに多くなくても、たくさんの人から集めれば、いろいろな対象に投資できるところが魅力のひとつです。

 

「投資信託」をざっくり分けると、3種類!

この「詰め合わせ」は、中身しだいで、3つのタイプに分かれます。

インデックスファンド

アクティブファンド

バランスファンド

 

なんのことやら?

 

「インデックス」というのは「市場の動きを示す指数」(=平均点みたいなもの)のことです。

代表的なものは、「日経平均株価」とか「TOPIX」(=トピックス、東証株価指数)とか。

ニュースなどで耳にすることがあるかもしれません。

 

これと同じような動きをすることを目指したものが「インデックスファンド」

これを上回ることを目指しているのが「アクティブファンド」

いろんなタイプの資産をバランスよく入れちゃったのが「バランスファンド」

 

どんな印象を持ちますか?

増やしたい視点で見れば、当然のように「アクティブファンド」が光ってる気がします(笑)

どうせ運用するのなら、高みを目指した方が、結果もついてきそうですもんね?

でも、

過去の成績からすると、「インデックスファンド」に軍配が上がります。

 

え?なんで?

その違いを、次でご説明しますね。

 

「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の違い

投資の目的の違いは、「コスト」の違いに出てきます。

2020年7月現在(※投資信託協会の公表)ですが、

「インデックスファンド」の平均コスト(=信託報酬、手数料)は、年0.43%(※最安コストは、なんと0.18%!)

「アクティブファンド」の平均コストは、年1.16%

 

アクティブファンドの目標である、「指標を上回る」ためには、

詰め合わせの「中身」を常に調査し、調整していく手間がかかるので、

どうしても「コスト高」になってしまうのです。

そして、

「ファンドマネージャー」といわれる運用責任者の「腕」にも左右されます。

多少コストが高くても、その「腕」で上回ってくれれば問題なさそうですが(笑)、なかなか「常に」は難しい。

もちろん、優良なアクティブファンドは存在します。

しかし、

この、ある意味、マニアックな部分まで見極め、優良なファンドを選ぶことができるか?ということになってしまいます。

つみたてNISAの前提は、一般的に長期投資。

余計な労力はかけずに、まずは、「インデックスファンド」に、しぼってもよさそうです。(ポイント①)

 

それにしても、

この、「コンマ以下」を比べなきゃならない、コストの肌感覚は、いまいちピンとこないかもしれませんが、具体的な数字でみると、すごいことになります(笑)

 

30年間(1991年初~2020年初)、「インデックス」タイプの「同じ」投資信託に

月3万円ずつ、積み立て投資を行ったときで比べると、

コスト0.1%の場合と、コスト1%の場合では、運用成果に600万円近い差がついてしまいます!

恐るべし、コストの威力です。(※信託報酬は、運用成績に関わらず、持っている間中ず~っとかかります)

同じ「指標」を目指すファンドなら、少しでもコストの低いものを選びましょう(ポイント②)

 

「バランスファンド」を選ぶメリットは?

「インデックスファンド」も「アクティブファンド」も、あくまでも「株式」ベースです。

安定している「債権」に比べると、値動きは大きいです。

 

この「バランスファンド」は、

「株式」「債権」「不動産(=リート)」などの複数の資産に分散しているもの、です。

(これ以外に、「金」などが含まれることがあります。)

資産を分散することで、どれか1つの資産が値下がりしても、他の資産が値下がりしていなければ、ファンドの価格が保たれるという発想です。

コレひとつで、手軽に分散投資が実現できますが、ちょっとコストは高めです。

最初に設定した「バランス」の形をベースに、常に「リバランス」(=当初の割合が崩れたときに元の状態に戻すこと)をするからです。

 

「8資産均等型」とか「グローバルバランス」などのキーワードが、ファンドの名称に入っているので、わかりやすいです。

ただ、

「値動きの大きい資産」が含まれていることもあり、個人的には、注意が必要だと思います。

 

「バランスファンド」に限らず、

いずれも、ファンドの商品ごとの「目論見書」の確認も大事です。

また、その際は、「運用成績」「総資産総額」「基準価格」「構成比率」もチェックしましょう。

わからないなりにも、こういう数字に触れていくことは、「初心者」から抜け出せるきっかけになったりしますよ。

ちなみに、「総資産総額」は、そのファンドの規模を表します。

インデックスファンドなら、100億円くらいの規模があり、3年以上の運用実績があることも目安の一つになります。(ポイント③)

 

「暴落」にあった時に初めてわかる、自分のココロの許容度

逆を言えば、「暴落」まではわかりません、というのが、私個人の感想です。

「余剰資金というラベルを貼ったお金」を投資したつもりでも、

「減った金額」をみると間違いなく凹みます(笑)

 

やらなきゃよかった

もっと減ったらどうしよう

もうやめとこうかな

 

「金額」の小さいうちに、コレを味わっといてくださいね。

「ソン」に慣れないと、長期間の継続はできません。

10年に1度くらいの割合で、大なり小なりの「暴落」はあるといわれます。

しかし、

時間を味方につけると、「回復」する局面も味わえます。

やめないでよかったと思う経験をしていきましょう。

 

ただし、

小さすぎる「金額」は、あまり参考になりません(笑)

今は、100円から投資はできますが、100円が30円になっても、正直、凹まないですもんね。

ちょっとドキッとするくらいで、ふさぎ込まない程度の「金額」から始めるのが理想です。(ポイント④)

 

「暴落」しても、「ひたすら淡々と続けられる」メンタルも育てていきましょうね。(ポイント⑤)

 

まとめると?

投資初心者ママさんにおすすめするのは、

運用実績が3年以上あり、できるだけ低コストで、総資産総額が大きくて増えてる傾向のあるインデックスファンド」を、自分に合った「金額」で、コツコツ淡々と投資し続ける、以上です(笑)

 

もともと、「つみたてNISA」のラインナップは、

金融庁の厳しい基準をクリアしたものなので、大きな失敗は、しにくいはずです。

 

そんな仕組みのなかった(=フツウに課税される特定口座)頃に、なんとなく興味本位で始めてみた私は、

見るべきポイントもわからないまま、雑誌の「人気ランキング」から、よさそうな名前のものを買ってしまいました。それも、余剰資金とはいえ、一気買い(笑)

買ってしまうと、ほったらかしどころか気になって仕方がなく、チェックせずにはいられない毎日。

じわじわ下がっていく「基準価格」に、血の気が引いたものです。

結果、落ち着いた時には、なんと6割減。

ただ、

幸いにも?「売る勇気」がなく、ひたすら保有していたら、今度は、じわじわ上がってきたのです(笑)

かかったコストのことを考えると全く笑えない高コスト商品でしたが、「2割」弱の利益が出たところでサヨナラしました。

この、俗にいう「塩漬け」が、いいことだとは言えませんが、「余剰資金」だったからこそできたことです。

 

その経験のおかげか、今回の「コロナショック」は、比較的冷静でしたよ。

もちろん、一時は、保有資産の残高が真っ赤っかに(笑)

残高合計、百数十万という赤い数字(=マイナス!)にも負けず、淡々と継続し今に至ります。

本日(2020年11月17日)の日経平均株価は、29年ぶりに高値が付いたというニュースも流れてましたね。

「淡々と継続」しておいてよかったです。

 

おわりに

最後は神頼み、と言いたいわけではありません(笑)

シーズンの美しい紅葉をちゃんと楽しめるくらいの、

ココロの余裕を持てる程度の金額から始めるといいですよ。

つみたてNISAの非課税枠は、使い切らなくても大丈夫ですから。

 

お金の話、ましてや、投資の話は、おいそれとできるものではないかもしれませんが、

シェアできる人がいるといいですね。

個人的には、「アクティブファンド」も好きなので、今は、理解したうえでやってます(笑)

 

投資初心者ママさんの、行動のきっかけになるとうれしいです。

ご感想・ご質問など、お気軽にお聞かせくださいね。

山岡加代子のホームページ