ひとり親家庭になった時に知っておきたい支援や制度(静岡県富士市)

兵庫大阪の女性のお金の専門家
マイライフエフピー認定講師®の浅井優花です。

子育てと生活をひとりで頑張るのは、思った以上に大変なこと。
でも、富士市にはそんなあなたを支える仕組みがちゃんとあります。
ひとつずつご紹介していきますね。

児童扶養手当

18歳までのお子さんを育てているひとり親家庭には、毎月支給される「児童扶養手当」があります。
収入に応じて金額は変わりますが、生活を支える大切な手当です。(※障がいのある場合は20歳未満まで)。

所得に応じて、月最大46,690円が支給され、
お子さんが2人以上いると加算(11,030円)されます。

支給は年6回(奇数月)
「うちはもらえるかな?」と思ったら、まずは市役所で相談してみてくださいね。
ひとりで抱えず、使える制度を味方にしましょう。

ひとり親家庭等医療費助成制度

お子さんの病院代、心配ですよね。
富士市では、ひとり親家庭の医療費をサポートする制度があります。
お子さんが急に熱を出したり、ご自身が体調を崩したり…。「医療費の負担が心配」という気持ち、すごくよく分かります。
この制度があれば、そんな心配を少しでも減らして、安心して医療を受けられますよ。
窓口での自己負担分が助成されるので、安心して受診できますよ。

※20歳未満の子どもを養育しているひとり親家庭(非課税世帯)が対象です。

ひとり親家庭の住宅に関する貸付制度

もし今、「住む場所のこと、どうしよう…」「家賃の支払いが大変…」なんて、お住まいに関するお悩みを抱えていたら、ぜひ知ってほしい制度があります。

これは、就労などに向けて頑張っているひとり親家庭の家賃負担をサポートしてくれる制度です。

・自立を目指して意欲的に取り組むひとり親家庭が、安心して生活基盤を築けるよう、家賃の支払いを支援します。
・ 静岡県内にお住まいで、児童扶養手当を受給している方(または同等の所得水準の方)で、「母子・父子自立支援プログラム」の策定を受けている方が対象です。
入居している住宅の家賃実費(月額上限7万円)を、最長12か月まで無利子で借りられます。
さらに、プログラムに沿って就職・転職活動を行い、目標を達成して1年間就労を継続すると、返還が免除される場合があるのが大きな特徴です!

将来のための学びも応援

資格を取りたい、働く力を身につけたい。
そんな気持ちに寄り添う「自立支援教育訓練給付金」や「高等職業訓練促進給付金」もあります。
子育てしながら学ぶのは大変だけど、「少し先の未来を変えたい」というあなたを富士市は応援してくれます。

学習支援

生活に困っている家庭の中学生に対して、高校進学のための受験対策を中心とした学習支援や生活上の相談を受け付けてます

ひとり親家庭入学祝金

小学校・中学校に入学するときに、祝い金としてひとりに月1万円を支給。

高校・大学の進学に使える制度

・高等学校等就学支援金

「授業料」を給付する制度で、世帯の収入状況によって支給される金額が違います。

・高等学校等奨学給付金

教科書、教材費など授業料以外の教育費を支援する制度。
生活保護世帯、住民税所得割非課税世帯などが対象です。

・富士市育英奨学金

将来富士市で活躍する人のために学費を給付する制度。
高等学校の学費の支払いが困難な方。
支給額 月1万円

・静岡市奨学金(篤志奨学金)

経済的理由で就学困難な学生を支援するために設置された基金。
高等学校、専修学校(高等課程)、高等専門学校 5万円
短期退学、専修学校(専門課程)、大学 10万円

富士市の支援制度は、困ったときに「ひとりじゃないよ」と手を差し伸べてくれる存在です。
制度を知ること、そして「使っていいんだ」と思えることが、少しでもあなたの安心につながりますように。


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