不動産投資を始めたきっかけ（その１）

こんにちは！
奈良市在住【女性のお金の専門家】河合治栄美です

 

 

不動産投資って始めようと思っても簡単に始めれる事でもないし、なぜ始めようと思ったのか？ってよく聞かれるのです。

 

 

確かになぜ始めようと思ったのか？何かきっかけがないと大家になろうとは思いませんよね。私には大きなきっかけがあったのです。

 

 

私の祖父は米屋さんの息子で祖母は庄屋さんの娘。先祖を辿るとお武家さんなのでルーツ的には比較的裕福な家に生まれました。

 

 

祖父はテレビがまだ世の中に数台しかない時に買ってきて、毎晩近所の人を50人以上集めて宴会したり、お寿司が食べたいときは寿司職人を家に来てもらって握ってもらったり。

 

 

 

 

 

 

結構色んな所で豪快だったらしいのですが、それは祖父が亡くなったお葬式の参列者で分かりました。3000人を超えて家の周辺は大変だったのです。

 

 

参列された方々の話によると色んな人にお金を貸していたと言うか「１回渡したお金だから返していらん！」と言ってたらしく（笑）そのお金で皆さん何とか乗り越えれたとの事でした。

 

 

祖母はその話を聞いて何とコメントしていいか分からず固まったそうです。だって家計が大変だった時もあったそうですからね。

 

 

「おじいちゃんはホント好きな事をして大変やったわ〜」と話してましたけど、顔は笑っていたので明治生まれの女性は強いです。

 

 

 

 

 

自営業も順調でお店を大きくして家族が多かったので増築して、穏やかな日々を過ごしていた訳ですが、そんな生活が急変したのは小学校に入ってすぐの事でした。

 

 

学校から帰ると知らない人たちが家の中に沢山いて、祖母たちは集まって泣いていて・・・

 

 

叔父が父の名前を使って騙されたそうで、家も会社も貸土地も大阪市内の貸ビルも何もかもみんな没収されたそうです。

 

 

すぐに車に乗る様に言われて、長い時間揺られていたので車酔いして寝てしまい、気が付いた時は薄暗い小屋の中でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

今までの家は、祖母、両親、私たち姉弟４人、父の弟の家族４人、父の妹、母の妹二人の１４人が暮らせる家だったんです。

 

 

庭もあって盆栽もあって・・・近づくことが禁止の場所があったり、家の横の建物には仕事場があってよく遊びに行きました。

 

 

それが新しい家？小屋？は、４畳半の二間だけ。電気もガスも水道もお風呂もなくトイレは庭の奥にある見た事もない汲み取り式。

 

 

玄関はカギがない障子！雨が降ったら家の中にも雨が降って、畳と畳の間から雑草が伸びてて、その上にブルーシートを敷いて寝る。

 

 

 

 

 

 

そんな今までと天と地ほどの差がある場所で、父は行方不明でいなくなり、母と姉弟４人と祖母の６人極貧生活がスタートしました。（簡単に言うと夜逃げです）

 

 

生活の極貧さはまた書くとして(笑)庄屋生まれのお嬢さん育ちの祖母にとって70歳近くになってこの生活は大変だったと思います。

 

 

祖母は小屋に移動してから上を見ては泣いていました。その時は天井に何かあるのか？と分かりませんでしたが、実は梁（はり）にロープをかけて首を吊ろうと思っていたそうです。

 

 

ろうそくの灯りの中、祖母は散々泣いた後「私が死んだらこの４人の孫たちはどうなる！」と思い直し、生きると決めたそうです。

 

 

 

 

 

 

そして言いました。「大家さんに感謝しなきゃね！大家さんがいなかったら家族一緒にこうやって居れなかったんだから！」

 

 

私はおばあちゃん子だったので、毎日泣いていた祖母が笑ってくれた事が嬉しくて嬉しくて。

おばあちゃんが大家さんって人の事が好きなら、喜ぶ顔が見たくて大きくなったら大家さんになろうって決めたのがこの時でした。（実は大家さんって人の名前だと思っていたのですが家を貸す人だと知ったのはかなり後の事です）

 

 

将来大家さんになると決めた私と弟は、お金に対しての考え方や使い方も祖母に教えてもらい、この極貧どん底生活を経験したお陰で、散財する事はなく今あるという事への感謝ができるようになりました。

 

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【一人旅シリーズ】ナイアガラフォールズ（ｶﾅﾀﾞ/ｱﾒﾘｶ）

 

 

 

 

 

霧の乙女号で滝の近くまで行くのですが、物凄い水しぶきと音が凄ましいし、何て地球はデカいんだ！と思った場所です（笑）

 

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