就職目前のお子さんのために「社会人になる前に知っておきたいお金の知識」
こんにちは!
富山で活動する、女性のお金の専門家・山岡加代子です。
一応、ひとりの主婦として、年の瀬の焦りを感じる時期ではありますが(笑)、
お金の専門家として、来年の初仕事の準備もしています。
それは、卒業を間近にひかえた「高3生へのお金の話」。
もうね、
伝えておきたいことが山盛りで、まとまらない(笑)
なので、
お金の専門家というよりは、
これだけは知っといてほしいわーという「おかあちゃん目線」で作成中です。
我が家にも、同・高3生がおりますが、
まあ、親の話なんて聞きやしない(笑)
世の中のおかあさんに代わって、おせっかいオバサン出動予定です!
ポイントを7つにしぼりました!
ざっくり予告編としてお伝えさせていただきます。
1.お金と付き合う「考え方」と「スキル」を身につけよう!
お金との付き合い方は、時代とともに変わります。
お金のことって、友人や近い人には聞きにくので、ついつい知恵を求めてしまうのが「親世代」。
でもね、
時代の流れも、収入も、働き方も、金利も、社会保障のしくみも、すっかり変わってしまってる「今」に、
有効な体験談は聞けないかも。
「考え方」のキホンはしっかり学ばせてもらって、「スキル」は今の時代に合ったものを学びましょうね!
2.「貯める」コツはひとつ!
「自動積立」、コレにつきます!
お給料として自分の口座に振り込んでもらう「手前で」&「別で」貯めておいてもらうというもの。
会社に「財形制度」があれば、ぜひ利用を!
なくても、給与振込口座を開設した銀行で手続きできます。
努力と根性に賭けるよりも、上手に「仕組み」を使いましょう。
間違いありません(笑)
3.どう「使う」かで、人生の質や充実度が変わる!
「稼ぐ」「貯める」は、もちろんですが、
「使う」ことも、しっかり学んでくださいね!
お金を使う・お金が出ていく状況から、その使い道を「消費」「投資」「浪費」と分けてみると、
自分の使い方の「傾向やクセ」がわかります。
扶養家族のいない、若者の理想の比率は、消費:投資:浪費=7:2:1。
まずは、己への「投資」として手取りの20%を「自動積立」で確保することをおすすめします。
そうすることで「消費」も「浪費」も活きてくる!
ムダのないことがいいんじゃない、ココロが喜ぶことにも「使って」こその充実、だと思います。
4.「増やす」必要性とその方法とは?
お金を「増やす」=なんか悪、あやしい、いけないこと!?
未だにそんな印象が強い日本社会。
でもね、
「人生100年時代」は、確実に近づいてきています。
2007年に日本で生まれた子どもは、107歳まで生きる確率が50%もあるそうです。
(※『ライフシフト』イギリス・リンダグラットン著より)
長生きは「喜ばしい」「おめでたい」ことだけど、「必要なお金も増える」ことも、また事実。
金利が6%近くあった、1980年代後半~1990年代前半ならば、「貯める」だけで「増えていた」けれど、
金利0.001%の、2020年に「貯める」だけでは、ちょっとムリな話です。
別に、
「大儲け」「大富豪」を狙っているわけじゃないので(笑)、じっくり「育てる」つもりでやってみましょう。
もちろん、投資と投機(=ギャンブル)は、まったく違うものですよ!
5.「キャッシュレス」は管理が一番大事です!
コレ、すごく便利ですよね!
使ってますか?
QRコード決済、クレジットカード、デビットカード、チャージ型のカードなど、
ポイントが付いたり、還元があったり、現金を使うより「おトク」なケースも多いです。
ただし、
お金が減る・手元からなくなる・お財布がカラになる、という感覚がナイので「管理」がとっても大事です。
おすすめは、出ていくお金の一本化!
どんな手段を使っても、出ていく「口座」はひとつにしておく。
あとは、
クレジットカードを使うなら「1回払い」のみ!
我が家の家訓にしてもいいくらい絶対的な条件で、守ってほしい原則です(笑)
6.あなたが支払う「社会保険料」と「税金」のナカミって?
「給与収入」と「手取り」の「差」、
これが、あなたが負担する「社会保険料」と「税金」です。
お気付きですか?
この「差」=「給与天引き」で徴収されてます(笑)
確実に収めてほしい、国や自治体も使っている「天引き」のパワーは、ここでも実感できるはず!
あ、横道にそれました(謝)。
「社会保険」には、健康保険・公的年金・雇用保険・介護保険(=40歳以上から負担)などがあり、
「税金」には、所得税・住民税(=収入を得た翌年から発生)などがあります。
この対価として、「自分は何を得られるのか」「どういう保証・補償が得られるのか」をわかっておきましょうね!
会社員、個人事業主、フリーランスなど、働き方によって違いもありますよ。
7.これが「年金」のホントの姿です!
若い世代の「年金」に対するイメージは、あまりよくない、と思います。
ホントに受け取れるの?
制度が破綻するんじゃないの?
なんか払いたくない気がする、、こんなところかもしれません。
「年金」は、老後のためだけのものではありません。
「保険」の意味合いが、とても強い制度です。
以下の3つの「助け合い」の総称だと思ってください。
「老齢年金」:長生きをしても終身でもらえる保険(=よくいわれる「年金」は、この部分です)
「障害年金」:障害を負ってしまった時に受け取れる保険
「遺族年金」:残された遺族に支払われる保険
誰に起こるかわからないし、めったに起こることではないけれど、
起こったら大変なことになってしまうことに備えるのが「保険」のキホン。
不運にも見舞われてしまった「大変なこと」に、みんなで備えようとする助け合いです。
単純に、積み立てたお金を老後に取り返すものではないんですよ。
この制度が今まで続いてきたことと、今後も続いていくことを誇りに思います。
おわりに
小さくて泣き虫だった我が子が、巣立っていく日が来ることは、もちろんわかっていたんだけれど、
うれしいやら、かなしいやら、さみしいやら、おかあちゃんは複雑な心境です。
だんだん生意気なことばかり言うようになった子は、
親の「傘」の下から出ていくことで、はじめて「守られていた」ことに気が付くかもしれません。
親は、いつでも子のしあわせを願ってます。
困らないでほしいなー
元気でいてほしいなー
幸せでいてほしいなー
自分で解決できるようになってほしいけど、
本気で困ったら「振り返ってね」!
ちょっと離れたところから、いつも見守ってる人がいることを忘れないでねー!
やばい、もう泣きそうやん(笑)
ご質問、ご意見ご感想など、お気軽にお知らせくださいね。
めちゃめちゃ喜びます(笑)